MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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ガンになるまでの日々 37 - ビワの葉(2016年9月)

2008年11月20日 体育館のお掃除です。(全盲難聴・のんたん 13歳/中1)
【学級通信(11月28日号)より】
奉仕活動をしました!!
11月20日(木)の総合の時間に、中学部生徒で体育館のフロア掃除をしました。最初、1-2の3人は、進む方向も速さもバラバラでした。が、隣同士でモップをくっつけることを意識し、担任の手拍子に合わせて進むことに慣れてくると、3人の横一列が少しずつそろうようになりました。歩調も合わせることができてきて、フロアを何度も往復できました。みんなが使う場所を、楽しみながらきれいにできてよかったと思います。


2016年9月


エステサロン向けに販売されている、
業務用ヒートマットを購入し、
お布団に敷いてみました。
中に入ると、ほかほかといい感じです。^^


同じ頃に知ったのが、「ビワの葉温灸」です。
その効能を解説した本を、
ある方が送ってくださいました。
ネットでたまたまご縁があった方なのですが、
「自分の病気にとても効果があったので」
と、ご親切に、本をくださったのです。


ビワの木が、ですね。
あるんですよ。我が家の玄関先に。笑
「どうせタダだから、やってみよう。」
と思いました。


お灸をするのはメンドウなので、
葉っぱをお腹にはりつけただけです。^^
その状態で、ヒートマットにはいって、
ビワの葉温灸(のつもり)です。
そんなことをやっているうちに、
2回目の抗がん剤治療となりました。


2回目からは、通院で行います。
リクライニングの、専用チェアに寝かされ、
半日かけて、点滴を行いました。
点滴しながら、
イスに備え付けのテレビを見たり、
お弁当を食べたりして、
半日を過ごします。


点滴される液の中に、
アルコールがはいっているため、
私はいつも、すぐに眠くなってしまいました。
爆睡しているうちに、どんどん治療が進み、
「目がさめたら、点滴が終わっていた。」
というのが、いつものパターンでした。^^


私自身は寝ているだけで、のんきなものですが、
抗がん剤を点滴に取り付ける看護師さんは、
しっかりと手袋をしておられました。
抗がん剤は、劇薬なのだそうです。


なので、治療が終わったあと、
「お水をいっぱい飲んで、尿をたくさんだして、
 できるだけ早く、
 抗がん剤を体から排出させてください。

 もしも尿が手についたりしたら、
 しっかり洗ってください。」
などと、お話があります。


できるだけ早く排出させた方がいい…。
となったら、ヒートマットの出番です。笑
「これにくるまって、
 いっぱい汗をかけばいいのでは。」
と考えました。


ということで、抗がん剤の治療をした日から、
毎日、「ヒートマット」です。^^
温度を「高」に設定して、
マットの中で、一時間。
一時間なんて、韓国ドラマとかを見ていたら、
あっという間です。笑


私の場合、抗がん剤治療を受けると、
そのあとに必ず、関節や腰が痛みました。
なので、お腹だけでなく、
痛みのあるところすべてに、
ビワの葉を貼りました。
この状態でヒートマットにはいれば、
痛むところが「ビワの葉蒸し」になります(笑)。


さらに、着るものにも配慮しました。
ヒートマットに一時間も入っていると、
大量に汗をかきます。
自分の汗でマットの中が濡れないよう、
冬用の厚手のパジャマを着て、
厚手の靴下をはき、
マットにはバスタオルをたくさん敷きました。


こんなふうにして、一時間ほど蒸されたあと、
マットから出るのですが、
そのときの臭いが、忘れられません。
私の汗が染み込んだパジャマやタオルからは、
今までに嗅いだことがないような、
何とも言えない、薬臭いにおいがするのです。
「ああ、これが、抗がん剤の臭いなんだな。」
と思いました。


その後は、シャワーです。
自分の汗が室内に付着しないよう、
いつも、パジャマを着たままの状態で、
スリッパをはいて、浴室に直行しました。
浴室で脱いだパジャマやスリッパ、タオルは、
そのまま、洗濯機に入れてしまいます。


抗がん剤治療から一週間くらいは、
毎日ヒートマットに入ったのですが、
3日ほどたつと、そのいやな臭いはなくなります。
おそらく、体の中の抗がん剤が、
うまく排出されたのだと思います。


関節のひどい痛みも、
ビワの葉で蒸しているうちに、
だんだん和らいできました。
(気のせいかもしれません。)


白血球対策として、私がやったことは、
・漢方薬を飲んで、
 白血球の減少をできるだけくいとめる。
・ビワの葉温熱療法で、大量の汗をかき、
 できるだけ早く、抗がん剤を排出させる。
という、ふたつだったのです。


これらが本当に効果があったのかどうかは、
わかりません。
ですが、私自身は、
やってよかったと思っています。


治療中、他のお仲間と同じように、
私の白血球も減少していきました。
それでも、ぎりぎりのところで踏みとどまり、
「3週間ごと、計6回」のTC療法を、
すべて予定どおりに実施していただけたのは、
もしかしたら、このおかげだったんじゃないかな、
と、今でも思っています。^^


ちなみに。
がんに限ることなく、
ビワの葉で病気の治療をしたい方って、
少なくないようです。
でも、ネットで販売しているビワの葉って、
びっくりするくらい、高いんですよ。
なので、私もヤフオクに出品してみました。
30枚セットで、300円(送料は別)。爆
ヤフオクの最安値です。^^


これがね。売れるんですよ。笑
多分、この数年で、
100件以上、売れたと思います。
こんなところでも、
お小遣い稼ぎをしている、私。笑


ビワの葉は、新しい物をお送りしたいので、
ヤフオクで落札されてから、
その都度、ビワの葉を摘み取っています。
抗がん剤で、髪が全部なくなったときでも、
注文をいただいたら、帽子をかぶって、
ビワの葉を摘み取っていました。笑
私のそんなようすを見ながら、
長女がしみじみと言いました。
「びわって、金のなる木だね…。」


私のガン治療の時に、大活躍してくれた、
我が家のビワの木。
他の方々にも、
お役にたてていただけるといいな、
と願い、現在も出品しています。


(つづく)


朝は、おとうさんといっしょに、スクールバスまで歩きました。
左:大型のバスですが、利用する生徒は10名もいないようでした。(11月25日)
右:寄宿舎にお泊まりする日は、着替えを入れた旅行かばんを持っていきました。(11月27日)

長男の放課後を支えてくださった、ボランティアのみなさんです。
左上:大学生のサチさん。結婚し、今は「おかあさん」です。(12月2日)
右上:サチさんと、大あくびの長男。笑(12月3日)
左下:ヤマシタさん。長男が小学生のころから現在まで、15年間、いらしてくださっています。(12月17日)
右下:中学生になってからは、ヘルパーさんにもいらしていただきました。(12月26日)

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