MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 182 - 最後の日曜日/ベトナム軍事歴史博物館③(2019年10月27日/57日め)

2019年10月27日 ベトナム軍事歴史博物館で。フラッグタワー(国旗塔)です。旧ハノイ城の、城壁の一部でした。


10月27日


第二資料館に来ています。
女性特別展の展示コーナーを出て、
次の建物に行ってみました。



建物の中に入ると、
ひときわ目を引くのが、
下の戦車です。


サイゴンを堕とすときに、大統領官邸に突っこんだ戦車「T54B型843号戦車」です。ベトナムの国宝に指定されています。

人民軍の地下基地の断面を再現した模型です。

そして、展示は戦後処理へと移ります。米軍が残した大量の枯葉剤を、地中に埋めているところです。

不発弾の解体や地雷の撤去を行っている兵士たち。


資料館には、
数多くの資料や武器が展示されているのですが、
最後に、予想外の場面に出くわしました。


展示されているジープの前で、係員に注意されている、中国人の母子。


この博物館では、
ベトナム戦争中に使用されていた、
貴重な品々が展示されているわけですが、
その中のひとつであるジープで、
MIYOがこのときに目にした出来事です。


中国人の女性が、こともあろうに、
ふたりの男の子を、
ジープの運転席に座らせ、
遊ばせていたのです。


ふたりの男の子は、ここを、
遊園地とでも思ったのでしょうか。
ふたりでおおはしゃぎ。
座席の上を、
土足で歩き回っていました。


幼いふたりが悪いというよりも、
問題の原因は、
博物館と遊園地の区別がつかず、
子どもたちをジープの中に座らせた、
この母親の行動です。


ベトナム戦争の大切な資料として、
博物館で展示しているベトナムの人々の、
心を傷つける行為だったと思います。


係員に注意され、子どもたちは、
しぶしぶ、車を降りました。
母子3人は、そのまま、
どこかへ行ってしまいましたが、
母親は、最後まで、
ひとことの謝罪もありませんでした。


展示品に触るだけでも問題なのに、
その中で土足で子どもを遊ばせる…。
世の中には、
こんな予想外のことをする人もいるのだ、
と、驚きあきれながら、
資料館を出ました。


資料館の外にも、たくさんの戦車や飛行機が展示してあります。

「U.S. AIR FORCE」と書かれたヘリや戦闘機も、たくさんありました。

旧ソ連製の飛行機 IL14, No.VN-C482。ホーチミンも乗っていたそうです。

すぐ後ろに、フラッグタワーが見えます。


フラッグタワーの前にも、いくつもの大砲が並んでいました。


博物館の中にあるフラッグタワーは、
旧ハノイ城の、城壁の一部でした。
次回は、フラッグタワーに上ります。


(つづく)

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