ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 2 - ホーチミン②(アオザイ博物館、ベンタイン市場、ビテクスコタワー、ホーチミン高島屋)(2024年1月13日/2日め)
2024年1月13日 ベトナム統一会堂で。
1月13日(土)- 2日め
ベトナムでの移動では、
ほとんど、Grab を利用しました。
スマホで簡単に呼べるし、
ベトナム庶民の足として、
価格も決まっているので、いちいち、
価格交渉をしなくていいので、快適です。
唯一大変なのは、
「ドライバーさんとどうやって会うか」
ということです。
うまく会えないと、
ドライバーさんから電話がかかってくるのですが、
ベトナム語がわからないので、会話不能。笑
なので、注意しているのは、
「ピンポイントで、お互いが必ずわかるスポット
の前で待ち合わせる」
ということです。
ストリートフードマーケットは有名な場所なので、
待ち合わせ場所としては最適でした。
マーケットの前で車をリクエストすると、
車は5秒で見つかりました。^^
こちらに近づいてくるようすも、リアルタイムでわかります。
Grabって、ほんと、泣けてくるくらい便利です。アオザイ博物館 (Ao Dai Museum) は、ホーチミンの郊外にあり、車で45分くらいかかるのですが、料金は218000ドン(約1090円)でした。
アオザイ博物館です。
入場料は、ひとり50000ドン(約250円)。
【アオザイ博物館】
ホーチミン市郊外にある博物館です。ベトナムを代表するアオザイデザイナーのシー・ホアン (Si Hoang) 氏が、私有地に私財を投じて建てたもので、アオザイ専門の初の博物館として、2014年にオープンしました。ベトナム伝統衣装のアオザイを約150種類展示しており、17世紀から始まったアオザイの歴史の中で、大きな影響を与えたデザインについて、解説しています。17世紀初期のアオザイから現在までのアオザイを、時代背景と共に紹介しているほか、著名人がデザイン・着用したアオザイも展示しています。
建物は、ベトナム中部の旧家を移築したものです。木造建築で、釘を一切使わずに組み立てて造られており、アオザイだけでなく建物自体も一見の価値があります。
この方がシー・ホアンさんかと思い込んでいましたが…、
あとで調べてみたら、男性でした。笑(画像をお借りしました)
【シー・ホアン (Si Hoang) 】
1962年生まれ。デザイン大学を卒業後、アオザイのデザイナーとして従事しました。1991年に、ホーチミンで開催されたミスアオザイコンテストで受賞を飾ります。その後は、アジアだけではなく、アメリカ、ドイツ、ベルギー、といった欧米でも活躍。日本に関しても、大手企業(本田)や日本の伝統手工芸職人と積極的にコラボレーションをしています。
アオザイ博物館で特筆すべきは、敷地内の風景の美しさです。このあたりは、まるでホイアンのよう。
ベトナムならではの古い建物が多数移築されており、絶好のフォトスポットとなっています。
建物の中にも、自由に入ることができます。
内部の細かな造りも見逃せません。
この古い建物は、衣装部屋になっていました。
中はアオザイだらけ。レンタル料は70000ドン(約350円)から。これに、有料でヘアアクセや帽子などの小物を追加することもできます。
…で、こんなふうに写真を撮ったり、敷地内を散策したり。
小さな子どもも男性も、みんなレンタル衣装で楽しそう。😄
お昼ごはんは、敷地内のレストラン「Cho Que」で。
違うものをふたつ注文して、はんぶんこして食べるのがMIYO家流。この日はブンのセットを2種類いただきました。ひとつ40000ドン(約200円)。
MIYOはブンが大好き。そうめんそっくりですが、こちらはお米でできています。ヌクマムソースをつけていただきます。
ブンのセットを完食して、ようやく、アオザイを展示している建物へ。玄関で靴を脱いでから入ります。
建物の内部です。両側に、過去400年にわたるアオザイがずらりと展示されています。
【アオザイ博物館のアオザイ】
世界の伝統民族衣装のデザインは、基本的に、先祖からの伝統を受け継いでいるためデザインが大きく変化することはありません。しかしアオザイは、時代ごとの生活様式やトレンドなどに合わせて、年代ごとに、デザインが異なっています。かつて、アオザイのパンツの色は、未婚女性は白で、黒は既婚女性のみが着用できると決まっておりました。しかし現在では、自由に色を組み合わせることができ、ファッション性が高いものや日常生活に適したデザインのアオザイなど、様々なデザインがあります。アオザイ博物館では、そんな、「アオザイの変遷」を見ることができます。
アオザイは、ベトナムの文化に深く根差している衣装ですが、近代化が進んだ現在では、アオザイを着用しているベトナム人女性を見かけることは少なく、学校や公務員、ホテルなどの制服として着用している人がほとんどです。
アオザイって、もとはこんなだったそうです。(17世紀初頭)
1884年ごろのもの。
グエン王朝時代のもの。左端に写っているのは、ナムフォン皇后です。
ナムフォン皇后について書いた日記はこちらです。
4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 69 - 王宮⑩ 静明楼とナムフォン皇后(2023年6月19日/6日め)
1930年代には、レースやフリルをあしらったものも登場します。
1968年ごろ。サイケデリックな柄がはやりました。
ここに展示されていたアオザイの写真は、数十枚あるのですが、全部お見せできないのが残念。
見学後は、博物館までGrabに来てもらって、ホーチミン中心部へ戻りました。これはベンタイン市場です。中は外国人観光客でいっぱい。
市場の向こう側に高層ビル(ビテクスコタワー)が見えたので、そこまで歩いてみることにしました。
途中で、お気に入りのハイランズコーヒーを見つけてしまったので、アイスコーヒーを飲んで休憩。(ふたつで70000ドン/約350円)
20分くらい歩いて、ビテクスコタワーに到着。イカのように見えるので、一般に「イカタワー」と呼ばれています。
【ビテクスコタワー】
ホーチミンで2番目の高さを誇る、63階建ての超高層ビル。ベトナム経済の躍進を象徴するランドマークタワーです。特徴的なビルの形は、ベトナムの国花「蓮」をイメージしています。タワー内は商業施設になっていて、レストランや有名ショップも揃っており、多くの観光客や地元の人で賑わっています。特に、49階の展望台「サイゴンスカイデッキ」からは、サイゴン川越しにホーチミンの全景が一望でき、圧倒的スケールの景色を楽しめます。
入場料は、240000ドン(約1200円)。
49階の展望台「サイゴンスカイデッキ」から眺めた景色です。
スカイデッキ内を一周して、売店でお水のプレゼントをもらい、そのまま帰ろうとしたのですが、夫が「夜景も見たい。夜になるまで居ようよ。」と。しかたないので、アオザイの展示室で時間をつぶしました。本日二度目のアオザイです。笑
中央に見えているのは、Vinpearl Landmark 81 (ビンパールランドマーク81)。東南アジアで一番高い建物だそうです。
こちらは夜の景色。ビンパールランドマーク81が真っ赤に光っていました。
入場時に撮った写真。あとで、写真のデータをダウンロードできるシステムです(有料)。
その後は、あてもなく街を歩きました。
晩ごはんは、たまたま通りがかったレストランで。お昼ごはんが遅かったので、あまりお腹がすいていなかったのですが。
Phở Xào Bò Úcを一つ頼んで、はんぶんこ。牛肉と野菜を麺と一緒に炒めたものです。麺は太麺で、タイのパッシーユみたいでおいしかったです。写真を撮り忘れたので、メニューの写真をお借りしました。(185000ドン/約925円)
そのあとさらに歩いて、サイゴンセンター(高島屋)へ。テト(旧正月)が近いので、華やかに飾り付けられていました。店内は、テト用のセールだらけ。
テト用のアオザイは、869000ドン(約4350円)。
「テト用・高島屋オリジナルギフトセット(TAKASHIMAYA ORIGINAL TETO HAMPER)」のコーナーです。
レストラン街には、シャトレーゼが出店していました。
土曜日の夕方ということで、レストラン街はどこも大盛況。「水山」という日本料理店に見覚えがあります。
6年前に家族で食事した、同じお店でした。店内左側の、奥からふたつめのテーブルに座っています。
のんたんの冬休み-76 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 公園で会った青年(2017年12月29日/6日め)
日本と同じように美しくディスプレイされた、高島屋の店内。夫の好物の干しアンズがあり、なぜかこんなところまで来て、アンズを買うはめに…。笑
屋台が並ぶ通りを歩いて、ホテルまで帰りました。
メニューはだいたい、200円~300円くらい。
今日訪れたところです。
アオザイ博物館は遠かったけれど、それ以外の場所は、すべて歩いていける範囲内にあります。
今日一日の歩行は、21830歩。多動夫といっしょに歩くと、だいたいこうなります。😂
今日も楽しい一日でした。
明日は一日かけて、
チョロン(中国人街)を歩きます。
(つづく)

















































