MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 3 - チョロン七福神めぐり①(義安會舘と三山會舘)(2024年1月14日/3日め)

2024年1月17日 チョロンの義安會舘(ギアアンホイクアン)で。(ベトナム・ホーチミン)


1月14日(日)- 3日め


旅の3日めになりました。
今日も、ホテルの朝食でスタートです。


トウモロコシのおこわと生春巻き。

ベトナム料理がたくさん並んでいて、楽しくいただきました。

左は夫の朝ごはん。右はMIYOの朝ごはんで、必ず、ベトナム風お粥が付いています。笑

もちろん、西洋料理やフルーツもあります。夫はたいてい、ふた皿めを洋食にしていました。

かわいらしいデザートがありました。ベトナムの伝統的な菓子、Rau Câuです。「ゼリー」と書いてありましたが、ゼラチンではなく、寒天のような口ざわりでした。

フレッシュジュースが日替わりなのも楽しかったです。前日は、パッションフルーツと冬瓜。今日はPearillaの葉とオレンジでした。

本日のヌードルは、ブンと肉だんごのスープ麺。麺料理は、注文するとテーブルまで持ってきてくれます。

できたてをいただきました。^^


こんな朝ごはんが付いて、
ひとり一泊3000円というのは、
ほんと、オトクでした。^^


さて、このあとのアクティビティなのですが…。
ホーチミンにはもう何度も来ていて、
主だったスポットには行ってしまっています。
世界遺産がごろごろしているハノイと比べると、
ホーチミンには、大きな観光スポットが、
あまりないように思います。
(↑ホーチミンが好きな人には怒られそうですが。)


すでに行き尽くした感があるホーチミンで、
「どこへ行こうか?」
と、ふたりで決めかねていたのですが…。
前日の夜になって、MIYOが提案したのは、
「チョロン七福神めぐり」
チョロン(中国人街)には、
古いお寺がたくさんあるので、
それをひとつひとつ歩いてみようよ、と…。
*「七福神」というのは、MIYOが勝手につけた名前で、
 こんなネーミングのスポットが実在しているわけではありません。笑


ホテルからは、Grabを利用しました。チョロンにある義安會舘(Hội Quán Nghĩa An)まで、97000ドン(490円)でした。

朝9時過ぎだったので、通りは通勤のバイクであふれていました。


①義安會舘/關帝廟(ギアアン会館)- Hội Quán Nghĩa An


ひとつめのお寺である、義安會舘に到着。なぜここが一番めのスポットかというと、このお寺がホテルから一番近かったからです(つまり、タクシー代の節約です。笑)。ここを起点にして、チョロン内を歩きながら、たくさんのお寺を訪れて行くという計画でした。


【義安會舘(ギアアンホイクアン)】
チョロン(中国人街)の中心部にある、華僑(客家)の仏教寺院です。「義安會舘」は漢名です。1872年に、福建省出身のクアン・ティ氏の一族によって建立されました。敷地は広く、約2000m2に及ぶ前庭もあります。商売の神である関帝が祭られており、祭壇には派手な電飾があしらわれるなど、典型的な華僑寺の様式を見せています。同じくチョロンにあるティエンハウ廟と同様に、天井から吊るされた多くの渦巻き状の線香が目を引くお寺です。1m以上もある巨大な線香は、火をつけると、約2か月間燃え続けるそうで、境内は常にもうもうと煙が立ち込めています。
漢名にある「會舘(会館)」とは、海外に移住した中国人が、コミュニティを維持するために建築する親睦、協議、互助、祭祀のための集会場のことであり、それ自体に宗教施設の意味も含んでいます。


門を入ると広場があり、その先に本堂があります。屋根飾りが楽しいですね。^^

寺を守る、一対の獅子。

左の獅子は母親で、子どもを抱いています。右の獅子は父親で、金袋を持っています。

この獅子を見て、川越にある台湾のお寺・聖天宮を思い出しました。屋根飾りも似ています。^^
コロナでも埼玉。春を愛でながら、彩の国を歩く 1 - 五千頭の龍が昇る寺院、聖天宮へ。(2021年3月19日)

本堂の中を、奥へ奥へと進みました。

ここから先は、靴を脱いであがります。「族邦我祐」とは、「同郷の者こそが自分の力になる」という意味でしょうか。

かつて華僑は、移住した地で成功すると、その財で人々のために寺を建立したそうです。そんなふうにして建てられた寺が、チョロンにはたくさんあります。

海を渡ってきた華僑がいちばん祈ったのは、「航海の安全」。その次は、もちろん「商売繁盛」。笑

お寺の前で、記念写真を撮る人たちに会いました。獅子舞のチームだそうです。

この日はチョロンで、獅子舞の大会が開催されており、世界各地から、獅子舞チームが大会にやってきているそうです。ホーチミン代表の彼らは、このお寺から出陣するとのことでした。


「えっ 獅子舞の大会なの?
 オレ、それ見に行きたい!」
と、多動夫は前のめり。🤣
チームの皆さんに、
場所と時間を、一生懸命尋ねていました。


義安會舘を後にして、次のお寺へと向かいました。


②三山會舘(タムソン會館)- Hội Quán Tam Sơn


2軒めは、かわいらしいピンクのお寺。三山會舘(タムソン會館)です。一瞬、「幼稚園みたい」と思いました。(スミマセン)


【三山會館 / タムソン会館】
福建省出身の人々のためのコミュニティセンターでした。天后聖母を祀っています。建てられた時期はわかっていません。このお寺には、**寺というような別名はなく、外観もシンプルなので、お寺だとわかりにくいかもしれません。ですが、全体的にピンクを使っているのでインパクトがあり、他の会館と比べて愛らしい雰囲気がありました。


門をくぐって、お寺の中へと歩きます。

小さなお寺ですが、お参りに来た人々でにぎわっていました。

大きな塔は、紙のお金を燃やすためのものです。ベトナムのお寺ではよく見かけます。
以前の日記でも書きました。
4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 45 - バインクォン、ドジ・タワーと冥銭・お金を燃やす人々(2023年6月18日/5日め)

テトが近いからでしょうか。祭壇の塗り直しを行っていました。


まだふたつしか訪れていませんが、
長くなりましたので、
3軒めは次回にご紹介いたします。


(つづく)

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