コロナでも埼玉。春を愛でながら、彩の国を歩く 2 - 五千頭の龍が昇る寺院、聖天宮(前殿)(2021年3月19日)
2021年3月19日 聖天宮・前殿で。(埼玉県坂戸市)
3月19日
五千頭の龍が昇る寺院、
聖天宮に来ています。
天門の向こうにある、前殿。両側にある塔は、鐘楼と鼓楼です。
これは、右側の鐘楼です。
左側には、鼓楼があります。
鼓楼を正面から見たところです。ここからも、たくさんの龍が昇っています。すごいですね。
鼓楼を近くで見ると、こんな感じです。
龍の下には、鳳凰もいます。
再び、前殿の正面に戻りました。中央の開口部から、本殿が見えます。その両脇に唐獅子、そして石柱(九龍柱)と続きます。
前殿の向こうに見えている、本殿。このまま進みたいところですが、もう少し、前殿を見てみます。
出入口には、一対の唐獅子が置かれています。これは、参拝者に取り憑く邪気を門前で取り除くためだそうです。唐獅子の配置は、陰陽に基づいていて、雄は日が昇る陽側、雌は陰側と決まっています。雄のお腹の部分のお金、そして雌が懐に抱く子どもが見えますでしょうか。
雄は、働く役割を象徴していて、帯にお金を結わえています。
雌は、子どもといっしょにいます。ちょっとわかりにくいのですが、子どもは鈴と遊んでいます。
こちらは、天門の唐獅子。鈴と遊ぶ子獅子は、こちらの方がわかりやすいですかね。^^
唐獅子のさらに外側にある、九龍柱。九頭の龍を施した彫刻です。台湾の観音山で取れる「観音石」で作られました。高さ5mもある一本岩に、彫刻が施されています。彫刻は3層になっており、最も細かい部分は、小指よりも細いそうです。
真ん中の出入り口を挟んで、唐獅子と九龍柱が、こんなふうに配置されています。
三つの出入り口の、さらに両側にある出入り口です。一般の参拝者は、ここから入ります。
こちらの彫刻もすごいですね。
その天井部分も、ぬかりはありません。^^
細部にまで施された細工。ため息が出ますね…。
ありがたい彫刻に見守られながら、
さらに本殿に向かって進みました。
(つづく)