MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 1 - 国宝 高岡山瑞龍寺(2020年7月24日/1日め)

2020年7月24日 富山県高岡市・瑞龍寺の山門(国宝)で。


7月24日


コロナの第二波で、旅行しづらい状況でしたが、
金沢に行ってきました。
Go to トラベルも、第二波も、
関係ありません。


もともと、私たちがこの旅行を決めたのは、
6月30日でした。
非常事態宣言も解除されたし、
それではどこかに行ってみようか、
と夫婦で相談し、
私が以前から行ってみたいと思っていた、
金沢に決定。


いつにしようか、と話し合っていたところへ、
長女がやってきて、
「私、7月は一週間、夏休みなんだけど。」
と言い出し、
長女もいっしょに3人で行くことになりました。
日程も、長女の夏休みに合わせて、
7月24日から27日まで、と。
速攻で、ホテルを予約しました。


それから、なんです。
世の中で、Go to トラベルキャンペーンが騒がれ、
東京都の感染者が激増し、
東京もんは、都から出づらい状況になりました。


どうしようか、と家族で相談しましたが、
「旅行はキャンセルしない」
と決めました。


今の旅行業界を考えたら、
できれば、行って支援したほうがいい。
コロナはいつ終息するかわからないけれど、
とりあえず、「うつらない、うつさない」ために
どうすればいいか、は、
だんだんわかってきました。
なにより、旅行はしたい。笑
だったら、コロナに気をつけながら、
まずは行ってみよう、と…。


全国的に、
「東京もんは来るな」
の声が聞かれる中、
罵声を浴びせられたらどうしよう、とか、
車に傷をつけられたらどうしよう、とか、
まあ、考えなかったわけではありません。


コロナのことだけを考えたら、
なにもしないで、家にこもっているのが
いちばんだと思います。
でも、観光業界も飲食業界も、疲弊しています。
このままでは、日本の経済が、
かなりの打撃を受けるでしょうし、
すでに、受けつつあるのです。
「なにもしないで家にこもる」
という選択肢は、ないように思います。


いつ終息するかわからない状況で、
どんな形であれば、旅行ができるのか。
それを探りながら、
できるかぎり、旅行を楽しみたい。
そんなことを考えながら出発したのが、
7月24日でした。


まず、夫の提案は、
「公共交通機関は使わず、
 金沢までは、マイカーで移動する」
というものでした。


でも、東京から金沢までは、7時間。
夫がひとりで運転するのは、キビシイ。
そこで、無謀にも、
長女を駆り出すことにしました。


私と同様に、
ほとんどペーパードライバーの長女です。
先日、ちょっと運転席に座らせてみたら、
「えと、アクセルってどっちだっけ?」
と、見事に言ってのけました。爆


「こんなのに運転させたら、自殺行為だよ。」
と、反対する私の声は却下されました。
その後夫は、長女といっしょに、すこーしだけ、
運転の練習をしていたようです。^^


そしていよいよ、東京出発です。
出発時間は、いつものように、朝5時半ですと。爆
夫と旅行すると、たいてい、
夜討ち朝駆けの強行軍になります。
ああ、またか、と思いましたが、
とりあえず私は、車の中で寝てればいいや、
ってことで、しぶしぶ従いました。


まずは、北陸自動車道を走りに走って、
富山に入りました。
早朝、朝ごはんも食べずに出発したので、
パーキングエリアで、
休憩がてら、ブランチです。


富山の宝石、白えび天ぷらそば

青さ海苔そば これおいしいです。^^


富山ならではのメニューが、
とてもおいしかったです。^^


風景がすっかり変わりました。すがすがしい水田風景が続きます。

うっそうとした山の中も走ります。このへんで、もうすっかり気分転換していました。^^


そしていよいよ、長女がデビューです。
いきなり高速を走らせるなんて…。
私は、こわくて寝られません。(でも寝ました。笑)


がんばる長女。


途中のPAで休憩しながら、
朝11時、どうにか目的地に着きました。


ちなみに、この旅行でどこに行くのか、
私も長女も、まったく知りません。笑
訪問地は夫が好きなように企画し、
私たちはついていくだけです。
私は、おいしいものが食べられれば、
まあ、どこでもいいんです。笑


…で、着いたところが、ココです。


国宝 高岡山瑞龍寺


「高岡って…。ここ、富山だよね?
 私たち、金沢に行くんじゃないの?」


「ここから金沢まで、すぐなんだよ。
 ちょっと休憩がてら、
 富山観光もいいでしょ。」


…と、夫に言いくるめられ、
まあいいか、と歩き始めました。


「ただのお寺、すぐに終わる。」と思っていたら、中がかなり広いのです。歩いても歩いても、お寺。笑

駐車場に車を停め、総門へと歩きました。大きな鬼瓦が置いてありました。積雪対策として、屋根に鉛製の瓦を使っているそうです。


富山県高岡市の瑞龍寺(ずいりゅうじ)は、
曹洞宗の仏教寺院で、富山県で唯一の国宝です。
壮大な伽藍配置様式の、豪壮にして典雅な美しさは、
加賀藩百二十万石の財力を、如実に示しています。


高岡の開祖、加賀前田家2代当主前田利長の菩提寺で、
3代当主前田利常が建立しました。
1594年(文禄3年)、金沢に創建した宝円寺が、
瑞龍寺の前身です。
宝円寺は、その後、高岡に移され、
瑞龍寺と改称されます。


前田利常は、1654年(承応3年)から、
瑞龍寺の伽藍の本格的整備に着手しました。
伽藍整備が完成したのは、
利長の五十回忌にあたる、
1663年(寛文3年)頃だったそうです。


瑞龍寺は、江戸初期の禅宗寺院建築として
高く評価されており、
山門、仏殿、法堂が、国宝に指定されています。
そして、
総門、禅堂、大庫裏、大茶堂、回廊三棟が、
重要文化財となっています。


まずは、総門(重要文化財)を入ります。

総門をくぐると、目の前に広がる、山門(国宝)。美しいですね。^^

山門をくぐったら、今度は向こうの方に仏殿(国宝)が見えます。なんか、歩いても歩いても終わりません。笑

仏殿を目の前にして立つと、左手に禅堂、右手には大庫裏が見えます。どちらも重要文化財です。草の緑が映えて、すばらしい佇まいでした。


門をくぐってもくぐっても、
次の建造物がある。
これ、どこかで見たなあ、と思ったら、
長女が、
「ハノイの文廟みたいだね。」
と言いました。
そうそう。そうでした。^^



一年前は、ベトナムにいたんだなあ…。


ほんの一年足らずしかたっていないのに、
とおい、とおい、昔の出来事のような、
そんな気がしました。


(つづく)


13歳(中1)の長男です。
ドラム教室で、カホンを叩いて、うれしそう。^^

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