MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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経過観察/手術後46ヶ月② - 築地場外市場で海鮮丼(2020年5月11日)

2020年5月11日 汐留・「フィッシュバンクトーキョー」で。地上215mのランチ。


5月11日


G研病院での経過観察のため、
朝10時半に、自宅を出発しました。


玄関前の花壇では、ゼラニウムが満開でした。


ずっと家にこもっている生活だったので、
全然気がつきませんでした。
いつのまにか、満開でした。
コロナ禍の中でも、
花は忘れずに咲いてくれますね。^^


「フィッシュバンクトーキョー」で
ランチをいただいたあと、
G研病院へ向かいました。


ベトナム人スタッフ、LOCさんと。


20分ほどで、病院に到着したのですが、
ここでも検問が…。
数名のスタッフが待機していて、
入館者は、全員、検温されます。


レストランの時と同様、
非接触型の体温計を、
おでこにあてられました。
36.7度。^^
熱がある人は、
中に入れてもらえないそうです。


G研は、ガンの専門病院です。
抗がん剤や放射線の治療を受けて、
免疫が下がっている方が少なくないので、
新型コロナに感染したら、
重症化する恐れがあります。
(岡江久美子さんもそうでした。)
そのため、
かなり気をつけているのだと思います。


受付を終えたら、
まずは採血。
その後、診察室から呼ばれるまでは、
たいてい、本を読んで待ちます。


院内の随所に本棚があり、
寄付された本が、たくさん置いてあります。
本は、ボランティアさんたちのおかげで、
きれいです。
消毒や入れ替えなどが、
こまめに行われているからです。
この日も、本棚に行ってみたのですが…。



本棚も本も、
すべて撤去されていました…。泣
この状況ですから、
しょうがないですね。


院内を見ると、
いつもとようすが違います。


1Fのホールでは、
数人用のテーブルがいくつも置かれ、
自由に飲食ができたのですが…。


テーブルがすべて撤去され、代わりに、一人用のミニテーブルが整然と並んでいました。「G研友の会からの寄贈品」だそうです。


お互いの飛沫がかからないよう、
全員が同じ方向を向いて
座るようになっています。


さらに、
支払いや各種手続きのカウンターには、
飛沫を避けるためのシールドが
張り巡らされていました。


段ボール製の組み立て式シールドです。早くも、こんなものを製品化した企業があるのですね。

このタイプのシールドは、コンビニでは一般化していますが、上のような、病院の窓口タイプも、これからは増えていくのでしょうね。


そして、ようやく診察です。
まずは、血液検査の結果です。
白血球や赤血球など、
30個のチェック項目は、すべて、
基準値の範囲内に収まっていました。


また、3種の腫瘍マーカーも、
どれも、基準値内だそうです。


「手術をしてから、
 まもなく4年ですね。
 この分なら、ほぼほぼ、
 大丈夫じゃないかな、と思います。」


そんなことまで
言っていただけると思わなかったので、
びっくりしました。
うれしかったけれど、
いや、ここで、図に乗ってはいけません、


もう大丈夫、と、浮かれていたら、
再発のときが、いつやってこないとも、
かぎりません。


恐れず、気をゆるめず、
この病気をあなどることなく、
今日、生きていることに感謝しながら、
これからも、
淡々と生きていこうと思います。


あなどることなく、
この状況とうまく付き合っていく。
…って、なんか、コロナ禍での
私たちみんなの状況と似ているなあ、
って、ふと思いました。


そう。
ガンだって、コロナだって、
「明日、自分は絶対に病気にならない。」
なんて、本当は、世の中の誰も、
断言できないのです。


病院を出て、
夫が運転する車で、
築地に向かいました。


いつもなら、電車を利用しているので、
診察後はそのまま家に帰ります。
でも、この日は車なので、
築地場外市場に寄ってもらいました。


もう夕方に近い時間だったので、
ほとんどのお店は閉まっていましたが、
かろうじて開いていた、「まるきた」さんへ。


築地場外市場にある、居酒屋「まるきた」。シャッターを全開にしているので、まるで屋台のようです。^^ 

テイクアウトもできます。


海鮮丼をふたつ買い、晩ごはんに。
家族3人で、分け合って食べました。
家の近所で買う海鮮丼の
倍以上の値段でしたが、
ひと口食べれば、納得します。
ネタが、全然違うのです。
さすが、「築地」でした。^^


みんなで、
「おいしいね。」
と言い合いながら、いただきました。


手術をしてから、
3年と10か月後の経過観察は、
こんなふうにして、終わりました。


(おまけ)


4月29日、アベノマスクが届きました。
異物混入などがあり、
回収・チェックを行っているとか。
「この調子なら、
 うちに来るのは、当分さきだな。」
と思っていたのですが、
意外に早く届きました。^^



いろいろと非難の声もありましたが、
別に、無駄になるものではないし、
文句を言ったら、キリがありません。


数万人の死者が出ている国すらも
あります。
そんな国に生まれていたら、
自分だって、死んでいたかもしれません。
「自分が今生きているのは、当然のこと」
というようには、思えません。
日本に生まれてよかった、と思います。


安倍さんのファンではありませんが、
この、誰も経験したことのない難局で、
投げ出さず、日々、
がんばってくれていることには、
素直に感謝したい気持ちです。


マスクは、大切に使わせていただきます。


さらに、一昨日、
思いがけないお手紙が届きました。
広島県の通販会社である、
有木株式会社さんからです。


ニット製マスクです。「これまでにARIKIパンツをご購入いただいたお客様へ」というお手紙が同封されていました。(5月10日)


お手紙には、


 本品は、販売用商品ではありません。
 早急にお客様へお届けするため、
 通常の業務時間外に、
 取引先企業様などにご協力いただきながら、
 急ピッチで自社生産したものです。


…とありました。
過去に製品を購入した人のために、
急遽マスクを製造し、
送ってくださっているのだそうです。
ありがたいですね…。


ちなみに、私は、
この会社の製品を
購入したことはありません。
一度、無料の製品カタログを
お取り寄せしただけ、なのです。


それでも、
マスクを送ってくださいました。
ありがたいやら、申し訳ないやら。^^


マスクは、薄手のニット製で、
洗って何度も使えるそうです。
現在は、有木社のパンツを注文された場合、
発送時に、マスクを2個、
同梱しておられるとのことでした。



有木株式会社さん、ありがとうございました。

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