MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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台湾・3泊4日でおいしいものめぐり(28) – 四日め(地下鉄に乗って)

2006年9月2日
なが~いビニール袋に息を吹き込んで膨らませたあと、
先生が、その袋を押しつぶしました。
中の袋から押し出された空気が、小さな風になって、

長男の顔にぴゅうっと当たります。
長男、大よろこび。^^
こうして、楽しみながら、発音の練習を続けました。
(全盲難聴・のんたん 11歳)



台北101


台湾ツアー最終日のこの日は、空港へ行って日本へ帰るだけです。
本当は、ホテルの部屋でねっころがって過ごしたいところですが、
なにしろ、多動夫といっしょの旅行です。
もちろん、休ませてはくれません。


その夫。朝は、私よりも2時間くらい早く起きて、早速、行動開始。
「朝食の時間までに帰る。」と言い残して出かけ、
しっかり、早朝の台北散策を済ませて来ました。


多動夫が撮った、早朝の台北


さて、この日の朝食も、ホテルの中華料理ビュッフェです。
結局、毎日違うメニューでした。
メトロ・ホテル、えらいです。^^



朝食を済ませたら、ホテルに荷物を預けて、出発です。
今日も一日、観光する気満々の夫につきあい、
ホテルから徒歩10分のところにある、地下鉄駅まで歩きました。


地下鉄の駅の入り口です。


この、地下鉄の入り口のすぐ隣りに、大き目のスーパーを発見。
時間に余裕があったので、はいってみました。



そうめんがありました。

こちらは、「炒め物に混ぜるだけで、中華料理ができてしまう」という、
魔法の粉。(笑)
おもしろいので、自宅用と友人用に、3個買いました。


スーパーで30分くらい遊んだ後、
地下鉄に乗りました。


駅の構内に会った、ケーキ屋さん。
おいしそうでした。


台北の地下鉄は、券売機でコインを買い、
そのコインを、改札口でかざす、というシステムです。


地下鉄に乗って向かったのは、
台北101(タイペイいちまるいち、中国語: 臺北101)。
2004年に完成した、地上101階建ての超高層ビルです。


さあ、今日も、おいしいものめぐりが始まりました。(笑)


(つづく)


「ガンになって」シリーズを、
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台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 27 - 新幹線で駅弁(2017年7月2日/3日め)

2006年9月2日
なが~いビニール袋に息を吹き込んで、膨らませます。
「口から息を出す」という練習、つまり発音の練習なんです。
通常の聴覚障害児であれば、普通のビニール袋を使用して練習します。
でも、担任のH先生は、全盲の長男のために、細長いビニール袋を選んでいました。
空気がはいって膨らんでいくようすが、長男が触ったときにわかりやすいからです。
ほんの、ビニール袋ひとつでも、全盲の長男に合わせた配慮をしてくださっていることに、頭がさがります。
右手で膨らませる作業をしながらも、左手では、先生と指文字で会話しています。
(全盲難聴・のんたん 11歳)



王さんに駅まで送っていただき、
帰りの新幹線に乗りました。


台南駅の構内

券売機


台北に着くのは、夜の9時ごろです。
遅くなるので、駅の構内で駅弁を買って、
新幹線の車内で食べることにしました。


駅弁屋さんに行ってみると、
残念ながら、駅の構内で売っている「駅弁」は、すべて売り切れ状態。
しかたなく、駅の中にあるセブンイレブンに行きました。


セブンイレブンの中


おにぎり、おでん、そしてハウスバーモントカレー。(笑)
日本と変わりませんね。
思わず、nanacoカードを出しそうになりました。^^


会計を済ませると、日本ならビニール袋に入れてくれますが、
台湾では違います。
袋でなくて、いっぱい切れ目のはいった、平たいビニールが一枚出てきました。
それを引っ張って、七夕飾りのように広げ、
その中に、お弁当を入れます。
こんな感じ。



おもしろーい。
資源の節約ってことでしょうか。
アイデアはいいのですが、
ちょっとでも引っ張ったら、あっさりとちぎれそう。


本当はじょうぶなのかもしれないけれど、
危なっかしくて、手にぶらさげて歩く、なんてできません。
写真のように、片方の手で、底を支えながら持ち運びました。
ほかに荷物があって両手が使えないときは、大丈夫なのかと、
ちょっと心配でした。


お弁当のついでに、スタバでアイスコーヒーを買って、ホームへ。
時間通りに、新幹線が到着しました。
さすが、台湾です。^^



車内はほとんど満席状態でした。
が、帰りも指定席を買っていたので、座れました。


出発と同時に、夕食開始です。


沙茶牛肉炒麺(牛肉入り焼きそば)

ふたを開けると、こんな感じです。

台南風意麺(台南風焼きうどん)

ふたを

ふたを開けたところ。平たい麺です。

手巻き寿司も買ってみました。
味は、日本と変わりません。


今日も、長い一日でした。
明日はいよいよ日本に帰ります。


(おまけ)
台北駅構内にあった、「宗家源吉兆庵」のお店。
日本のお店そのままの、おしゃれな和菓子がたくさんありました。



(つづく)


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台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 26 - 五妃廟で刨冰(2017年7月2日/3日め)

2006年9月2日
人と関わる、よろこび。(全盲難聴・のんたん 11歳)



王さんが連れて行ってくれたのは、ひっそりとした公園でした。
きれいに整備されていて、芝生の緑がきれいです。
「五妃廟」というところでした。



⑨五妃廟(ごきびょう)


名前からもおわかりのとおり、ここは、5人のお妃様を祀っている廟です。
明朝の時代(1368年~1644年)、明朝最後の王、寧靖王が清軍に追われ、
鄭成功と共に台湾に渡ってきました。
が、その後戦いに敗れ、寧靖王は死を決意します。
その時、袁氏、王氏、秀姑、梅姐、荷姐の5人のお妃達が、
皆、寧靖王に先立って命を絶ってしまったのです。
寧靖王は、彼女たちの遺体を南門城外の魁斗山へ埋葬した後、
自らも彼女らの後を追うように命を絶ちました。
この悲しくも美しいお妃達の話は、後々まで伝えられました。
その後、清朝の時代の1751年に、お墓が修復され、
「五妃廟」として祀られることになりました。



お墓というより、たいへんきれいな公園なのですが、
私たち以外に、観光客はいません。
地元のお年寄りが、5,6人集まっていて、おしゃべりを楽しんでおりました。
のどかです。
夕暮れの公園を、のんびりと散策しました。


歩いていると、5人のお妃だけでなく、
いっしょに自害した宦官のお墓もありました。
王様ひとりのために、大勢がなくなったんですね・・・。


しかし暑いなあ・・・。
と思っていたら、目の前に、いきなり、王さんが登場。
あれ、車で待ってるはずなのに。


見ると、王さんの両手には、台湾名物の刨冰が(笑)。。
王さん、私たちのために、わざわざ買いに行ってくれたんです。涙



刨冰とは、かき氷の上に自分の好きなトッピングをのせて食べる、
台湾独特のかき氷のことです。
小豆やピーナッツはもちろん、
仙草やタピオカなどがはいることもあります。


夏の夕暮れ。
3人でいっしょに、刨冰を食べました。
ついさっき、屋台でかき氷を食べたけど、
暑いので、もうひとつくらい、軽くいけました。^^


王さんの心づくし。
台湾式の、いろんな種類の煮豆がいっぱいはいった、
おいしい、おいしい刨冰でした。


今朝、台北から新幹線でやってきて、
5,6時間ほど観光しただけなのに、
台南で数日を過ごしたような気がします。
中身がいっぱいつまった、台南観光でした。
王さんのおかげです。


とうとう、帰りの新幹線の時間まで、あと一時間になっていました。
王さんの運転する車で、台南駅へと向かいました。


(つづく)


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台湾・3泊4日でおいしいものめぐり 25 - 延平郡王祠・鄭成功文物館(2017年7月2日/3日め)

2006年9月2日
指文字ができない夫も、即席で教わって、挑戦。(全盲難聴・のんたん 11歳)



あんなことこんなこと、書いているうちに、ついつい、
自分が台湾に行ったことを忘れておりました(爆)。
台湾トピックに戻って、完結させたいと思います。
でも、まだまだ食べてるんですよね~
だから、なかなか終わらない。(←あほです。)


延平郡王祠・鄭成功文物館


路上のお店で、おでんとかき氷を楽しんだ後、
さらに台南観光が続きました。


⑦延平郡王祠(えんぺいぐんおうし)



延平郡王祠は、『鄭成功』(ていせいこう)を 祀っている祠です。
鄭成功とは、明末~清初の人物で、
台湾を占領していたオランダ人を駆逐したことで知られています。
この方、お母さんは日本人でした。
「田川まつと」さんと言って、平戸の田川七左衛門の娘だったそうです。
延平郡王祠は、その鄭成功の功績を賛えて、
彼を慕う人々によって創建されました。
鄭成功が 亡くなった1662年のことで、
当時は『開山王廟』と名付けられました。




⑧鄭成功文物館(ていせいこうはくぶつかん)



延平郡王祠の隣にある、博物館です。
民族の英雄でもある、鄭成功の功績を記念する展示館で、
台南の歴史に関する文化財と史料がたくさん展示されています。
鄭成功に関する資料だけでなく、歴史をテーマにした企画展なども開催されています。



台北で、ガイドの洪さんからいただいたメモにあったスポットの観光は、
これですべて終わりました。


ところが、王さんの車に戻ると、王さんはさらに、次の場所へと車を走らせました。


「予定していたところは全部行きましたが、
 帰りの新幹線まで、まだ時間があるので、
 もう少し観光しましょう。」


ここまでだけでも、すでに相当もりだくさんの観光だったのに、
さらにおまけで連れて行ってくれるところがあるそうなのです。
このまま、駅前で放り出してくれてもよかったのに、
王さん、なんて親切なのでしょう。^^


というわけで、台南観光がまだまだ続くのでした。

(つづく)


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家族でお祝い 天ぷら 一宝+ギンザシックス+俺のやきとり④

2006年9月2日
今日のお勉強、開始です。先生の指文字を読んで、笑顔。(全盲難聴・のんたん 11歳)



天ぷら 一宝でのランチを終え、
「このあとどうしよう?」
と相談したのですが、
結局、すぐ近くにある、ギンザシックスに行くことにしました。


ギンザシックス。
オープン時は混雑していましたが、
今ではそれも一段落していて、店内をゆったりと散策できます。



どうしてここに行こうとしたかというと、
娘が、本屋さんが大好きだからです。


ギンザシックスの6F には、巨大な蔦屋書店があるので、
たぶん、娘は気に入るかな、と。^^
エレベーターで、6Fに直行しました。



フロアの半分を占めるのではないか、思うほどの、巨大な蔦屋に、
娘も夫もびっくり。
娘は喜びいさんで、もう、親そっちのけでどこかに行ってしまいました。
あげく、どこにいるのやら、お互いにわからなくなり、(笑)
一時間後、
「美容院の予約時間になったから、行くね。」
というメールを残して、去っていきました・・・(苦笑)。


残された私と夫。
せっかくなので、ギンザシックスの中をうろうろ。
といっても、私たちが行くところって、
地下の食品フロアだけなんですけどね。(笑)



1Fから5Fまでの吹き抜けには、
草間彌生さんのかわいいオブジェが。
この色使い。
ひとめで、草間さんの作品だとわかりますね。^^


さて、食品フロアを歩いていると、30人くらいが並んでいるお店を発見。
近寄ってみると、お弁当屋さんでした。



刷毛じょうゆ
海苔弁 山登り


という看板が出ていました。
ただの「海苔弁」が、1000円もします。


高いな、と思ったけど、「こんなに並んでいるならおいしいのかも」と期待し、
買って帰りました。
(後で、食べた夫によると、
「今までの人生で食べた海苔弁で、一番おいしかった。」
 だとか。
 残念ながら、私は食べていません。
 次に行ったときは、必ず、自分の分も買おうと思います。)
後日わかったことですが、
ここは、テレビとかメディアで紹介されている、今話題のお店でした。


ちょっとトイレに行って戻ってみると、夫は、
日本酒売り場(IMADEYA)で、勝手に「角打ち」をやっておりました。(爆)
一杯数百円の、立ち飲みです。



地下フロアであれこれと遊んだあげく、さあ帰ろうと思ったら、5時です。
「俺のやきとり、もう開いてるよね?」
ということで、意見が一致し、
ギンザシックスから徒歩数分の、「俺のやきとり」に行くことになりました。


「俺の」系のお店、ずいぶん増えたこともあり、
最近は、ほとんどのお店で、簡単に予約がとれるようになりました。
この日も、予想通り、「空席あります」とのこと。
待ち時間ゼロで、着席できました。


このお店、夫のお気に入りということもあり、
もう何度も来ているのですが、
今回初めて、カウンター席に通されました。



ギンザシックスのパン屋さんで、パンを買って食べていたので、
それほどお腹は空いていません。
軽く食べて帰ろう、ということで、
注文したのは、3品だけ。
私はワイン、夫は日本酒で、乾杯。



このお店は、一品の量が多いので、これだけでお腹いっぱいになりました。
お昼の天ぷらから始まって、
今日一日、食べつくして、遊びつくした感じです。
いやー ばちがあたりそうだな。^^


娘の夕食用に買った、1000円の海苔弁をぶらさげて、
家路に着いたのでした。



(おわり)


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