「スペインクラブ銀座」で退職祝い(2019年8月20日)
2019年8月20日 銀座・スペインクラブで乾杯。
8月20日
とうとう、この日が来ました。
このところずっと、有給休暇の消化ということで、
仕事をお休みしていましたが、
会社員生活最後の日は、退職手続きのために、
出社しなければなりません。
私が勤務していた松戸市の職場は、
7月20日に高崎に移転してしまい、既にありません、
同僚も、高崎に行くか退職するかの決断を迫られました。
私は、そのどちらにもあてはまることなく、
旧職場に残った、最後のひとりでした。
その旧職場も、7月末で閉鎖されたので、
会社員生活最後の日は、
芝浦にある本社ビルに、出勤することになりました。
指示されていたオフィスに行ってみると、
たった一日の勤務のために、私のデスクが用意されていて、
そこには、私が旧職場に残していったパソコンが・・・。
7月末、旧職場での最後の日、
もう、このパソコンに触ることもないね、と思いながら、
電源を落として、帰宅しました。
このまま廃棄されるのだろう、と思っていた、
そのパソコンが、松戸から都内本社に運ばれ、
デスクの上に据えられていました。
接続も完了していて、電源スイッチを押したら、
すぐに、以前のままの画面が現れました。^^
私が、たった一日、ここに座っているだけのために、
誰かがパソコンを運んでくれ、
そして、接続も完了してくれていたのです。
ありがたいなあ・・・。^^
この日は、午前中は、退職の手続きに追われましたが、
昼食後は、特にすることもなく、ヒマでした。^^
社員食堂での最後のランチ。カツカレー、スープ、冷や奴のセットで、500円。^^
そして、5時15分。
kinokoさんからいただいたメールを読んでいると、
終業のチャイムが。笑
なんだか、会社員生活の最後の瞬間を、
kinokoさんといっしょに迎えたような気分になりました。^^
(kinokoさん、ありがとう~^^)
パソコンの電源を切り、
社員証をデスクの上に残し、
静かに、オフィスを後にしました。
知らない人ばかりのオフィスなので、
誰かに見送られることもなく、
誰かに挨拶することもありません。
最後の瞬間は、あっけないほどに静かな幕切れでした。
こうして、私の会社員生活は終わりました。^^
ほっとしました・・・。
オフィスを出て、銀座に向かいました。
これから、夫とふたりで、祝杯です。^^
場所は、「スペインクラブ銀座」。
以前から、行ってみたいと思っていた、
スペイン料理のお店です。
エントランスのプレート
エレベーターを降りると、早くも、スペインの古いお家のような雰囲気です。
予約していたので、すぐに中に通されました。
店内は、写真では派手な色彩ですが、
実際は、落ち着いた雰囲気のしつらえです。
カウンターの奥には、たくさんのワインが並んでいます。
店内には、スペインの蔵元から直送したワインが、
400本もあるそうです。
随所に使われたタイルが、スペインらしくて素敵です。
まずは乾杯。夫はカヴァ、私はサングリアを選びました。
華麗なる、スペイン料理のスタートです。^^
季節の魚介のマリネ
たくさんの魚介類でいっぱいのマリネ。黒い粒はキャビアです。今までに食べたマリネの中でいちばんおいしかったです。^^
アサリと野菜のポタージュ仕立て
夏らしい、ビシソワーズです。
魚介のパエリア
きれいに盛りつけていただきました。真ん中のエビはソフトシェルなので、まるごといただけます。
タラをシェフのスタイルで
スペイン直送イベリコ豚肩ロースのグリル
デザート
コーヒー
この日いただいたのは、
「スパークリング含む3杯付!
選べるパエリア付×直送イベリコ豚と鮮魚のWメイン全6品」
というコースです。
気になるお値段ですが、
通常、ひとり 13,200円 ですが、
一休のタイムセールで、43%オフになり、
7,500円 でした。
このお店のワインは、ボトルで5000円くらいするので、
グラスワインは、おそらく1000円以上。
それが3杯含まれていたので、
お値打ちだったと思います。
我が家がふだん利用するお店よりも、ちょっと高めでしたが、
まあ、退職のお祝いということで、
奮発してみました。笑
私達が通常イメージしている「スペイン料理」のお店とは、
一線を画していて、
落ち着いた、大人の雰囲気の、高級感のあるお店でした。
なんだか、「退職した」という実感がなく、
終始、淡々としていたMIYO。
それに比べて、夫はというと、
「こんな日が来るんだなあ。
よくがんばったよなあ・・・。」
と、私よりもずっと感動していました。笑
「いちばん楽しかったのはいつごろ?」
と聞かれました。
そんなこと、考えたこともありませんでした。
1992年・・・? 1993年・・・?
いや、2008年か・・・。
さまざまなシーンが、思い出されます。
なんだか、ロバート・レッドフォードの映画の
ワンシーンみたいでした。
そう。
「追憶」の、ラストシーンです。^^
ワインもお料理もおいしくて、
話題は尽きず、
思い出深いディナーになりました。
おいしかったです。^^