MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 2 - 優先搭乗(1日目)

2019年1月18日 搭乗ゲートで。この日ばかりは、障害者用の席に、「堂々と」座っています。^^


みなさま、たくさんの、ほんとうにたくさんのコメントを、
ありがとうございました。
3ヶ月も更新していなかったのに、
こんなにたくさんの方々が、私のことを覚えていてくださったなんて。
ただただ感激し、うれしくて涙が出そうになりました。
本当にありがとうございました。
みなさまからの暖かいお言葉を励みに、
シチリア日記を書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


1月18日


朝10時半に、成田空港に到着しました。
我が家の旅は、そのほとんどが、夫婦または家族だけでの勝手旅行で、
団体旅行で行くことは、あまりありません。
理由は、夫が団体行動が苦手で、好き勝手に歩きたがることと、
自分たちで歩く方が安いからです。


でも、今回の旅は、パッケージツアーを利用しました。
だって、イタリア10日間で169800円ですよ?
個人旅行で行ったら、こんな金額ではとうていおさまりません。
阪急交通社さん、えらいです。^^


そんなわけで、今回は久しぶりに、団体旅行で動きます。
ツアー客は、総勢30人。
昨年7月に、私たちが申し込んだ直後、
あまりの安さのせいか、あっという間に定員に達したようで、
1月18日に出発するコースは、
すぐに新聞広告から消えてしまった、大人気ツアーです。
その後も申込が殺到したようで、最終的に、阪急交通社さんは、
この時期、同じツアーを毎日催行することになりました。(笑)


ちなみに、このツアー、夏に参加すると、10万円くらい高くなります。
私たちが申し込んだ1月の日程は、シーズンオフということで、
年間最安値です。
お休みがとれるようなら、夏よりも、今の時期に行った方が、
ずっとおトクになります。


さて、成田空港の話にもどります。
空港カウンターでのチェックインは、
各自が自分でやることになっていました。


アリタリア航空のカウンターに行ってみると、
チェックイン開始時間までにはまだ時間があるというのに、
すでに、数十名の方々が並んでいます。
そこで、私たちも、その最後尾に並びました。


ところが。


私の姿を見て、アリタリアの制服を着た方が2名、
すぐにやってこられました。
そして、私と夫を、
誰も並んでいない、「プライオリティ・カウンター」に、
案内してくださったのです。


ここ、通常は、ビジネスクラスのお客さんが行くところです。
私たちは、もちろん、エコノミー。
本来は、このカウンターではチェックインができません。
でも、「松葉杖の威力」です。^^
空港のカウンターって、
障害者には、優先的に対応してくれるところが多いようです。


私は障害者ではありませんが、
このときは、松葉杖をついていたので、
優先カウンターに案内してもらえた、というわけです。


それだけではありません。


このあと、飛行機に搭乗するときも、他の方々よりも先に、
私達ふたりだけが案内していただけました。
杖をついていて、歩くのが遅いので、
他の方よりも先に搭乗させていただけるというのは、
とても助かりました。


アリタリア航空のご好意のおかげで、
早々とチェックインを終えることができ、
次に向かったのは、VIPラウンジです。



ここは、アメックスのゴールドカードを提示すると、
無料で入室することができます。
静かだし、フリードリンクなので、空港では必ず利用しています。


無料のビールをゲットして、ゴキゲンの夫。


12時に、指定されたツアーの集合場所に集まり、
添乗員のOさんと顔合わせ。
その後、各自、勝手に搭乗することになりました。


私たちふたりだけが、優先搭乗させていただきました。写真は、飛行機のドアへと続く通路を歩いているところです。この足で、どこまで歩けることやら・・・と、ちょっと不安です。


思い切って参加してはみたものの、
なにしろ、この足です。
団体行動についていけるかどうかは、わかりません。
今回のツアーは、遺跡や階段、でこぼこの石畳とかが、
やたらと多いのです。


まさか、松葉杖をついて旅行することになるとは、
想像もしていませんでした。
でも、こうなったら、松葉杖でどこまでやれるか、
楽しみながら、歩いてみよう。


このときは、そう思っていました。


(つづく)

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