MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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埃まみれのビルマ。バックパッカーの10日間 19 - スラマニ寺院②(1987年5月5日/5日め)

1987年5月5日 スラマニ寺院のフレスコ画といっしょに。(ビルマ・パガン)


1987年5月5日(月)- 5日め


かつては、
「最高の宝石」「小さなルビー」
と称された、スラマニ寺院に来ています。



【スラマニ寺院(Sulamani Temple)】
1183年に建立された2層構造の寺院で、バガンの遺跡の中でも特に保存状態が良いことで知られています。堂内には、東西南北を向いた仏坐像が安置されています。注目は、回廊の壁面に見られる11世紀のフレスコ画。これほどまで鮮明に残っているのはバガンでも貴重で、生き生きと描かれた壁画からは、当時の人々の生活文化などをうかがい知ることができます。


それでは、中に入ります。

よく見たら、入口でMIYOが座り込んでいました。笑 …というか、ご覧いただきたいのは、この美しい装飾の方です。^^

寺院内の壁には、今も数多くの壁画たちが残っています。このフレスコ画が、スラマニ寺院の見どころとなっています。回廊の鮮やかなフレスコ壁画の数々は、仏陀の生涯を描いていると言われています。(画像をお借りしました)


【フレスコ画】
西洋絵画の技法のひとつです。壁などの下地に漆喰(しっくい)を塗り、乾かないうちに、水に溶かした顔料で描きます。これによって、壁が乾くとともに顔料がしっかり定着するという技法です。ルネサンス期に描かれたようで、ミケランジェロやラファエロの作品が有名です。


上の写真の、右手前に、花を持つ女性が描かれていますが、同じようなのを、夫も撮っていました。…が、よく見ると細部が違っているので、これは違う壁に描かれていたもののようです。

「同じ顔をしてみて」と言われましたが、ムリです。😄

威勢よく、舟を漕ぐ人たち。

壁には、仏像のレリーフもありました。

石板です。同じようなのを、マンダレーのクトードー・パゴダでも見ました。やはり経典が書かれているのでしょうか。

クトードー・パゴダの小仏塔の中に置いてある石板です。ものすごく小さな文字で、びっしりと教典が刻まれており、「世界最大の本」と言われていますす。(画像をお借りしました)
埃まみれのビルマ。バックパッカーの10日間 5 - クトードー・パゴダからマンダレー・ヒルへ。(1987年5月3日/3日め)

涅槃仏といっしょに。


パガンの寺院の特徴とも言えるのですが、
寺院内には、東西南北それぞれに、
仏像が安置されています。


そのうちの一体です。夫が撮ったもの(左)と、購入した絵葉書の写真(右)で、どちらも同じ仏像を写しています。それがですね…。

現在の、同じ仏像をさがしてみました。なにかの間違いじゃないかと思いましたが、これでした。😂 私的には、上の写真の方が渋くて好きなのですが、よその国で自分のシュミを言ってもしょうがないですね。😅(画像をお借りしました)


さて、「最高の宝石」と称される、
美しいスラマニ寺院ですが、
その外観は、目まぐるしく変わります。


1987年。私たちが訪れた時です。シカラは、1975年の地震で崩れ落ちたそうです。

その後修復が進み、立派な門が完成したのですが、シカラの修復工事は長く続きました。(画像をお借りしました)

そして2015年の写真です。すべての尖塔部分が美しく再現されました。(画像をお借りしました)


現在は、「最高の宝石」「小さなルビー」
という名にふさわしく、
とても優美な、美しい姿を見せていますが、
ここに至るまでに、
たいへんな苦労があったことと思います。
ビルマの人々の努力に、頭がさがります。


ちなみに、この形状は、
 タビニュ寺院
 ゴドーパリィン寺院
 ティーローミィンロー寺院
と似ているのですが、
「スラマニ寺院が最も洗練されている」
と評価する人もいます。


これはティーローミィンロー寺院です。たしかに、スラマニ寺院と似ていますね。^^

次回は、ようやく、パガン最後の寺院に行きます。写真は、最上層に向かって、階段を上がっているところです。


(つづく)

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