ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 32 - アンコールワット⑤ 第一回廊(マハーバーラタ)(2024年1月17日/6日め)
2024年1月17日 アンコールワット・第一回廊西面南側で。「マハーバーラタ」の世界です。(カンボジア・シェムリアップ)
1月17日(日)- 6日め
アンコールワット日記を連載中ですが、
ここで少しだけ、14年前の写真を。
プノンペンのシルバーパゴダです。どうしてこんな写真を掲載したかというと…。(2010年7月30日 のんたんとあみちゃん・14歳/中3)
お寺の中に、アンコールワットの絵を描いている人がいました。
アンコールワット・伽藍の全景です。この写真を、ブログにぜひ使いたくて…。笑
消しゴムマジックで人物を消しました。この絵を見ていただいたら、私たちの現在地がわかりやすいかと思います。
この回廊(西面北側)の中から外を眺めると、こんな景色が広がっています。左から、十字型テラス、西参道、ふたつの経蔵、そして聖なる池(逆さアンコールワットの池)です。
さて、前回は、第一回廊西面北側で、
ラーマーヤナの世界を見ました。
この回廊をさらに直進すると、
西面南側に入ります。
このエリアで描かれているのは、
「マハーバーラタ」の世界。
マハーバーラタは、ラーマーヤナと同じく、
古代インドの二大叙事詩のひとつ。
ヒンドゥー教の聖典でもあります。
そのマハーバーラタの一場面である、
「戦闘シーン」が、このエリアでの、
レリーフのテーマとなっています。
戦っているのは、
カウラヴァとパーンダヴァ
という、2つの王家(いとこ同士)。
神が味方する5人の王子(パーンダヴァ軍)と、
従兄弟100人(カウラヴァ軍)の兵士達が、
国王の座をめぐって争います。
向かって左側から進むパーンダヴァ軍。
対して右側からは、カウラヴァ軍が進撃します。
弓を射る兵士たちは、馬車に乗って…、
槍を抱えた兵士は、象に乗って進軍。
そして中央部分で、両軍が激突。
双方が入り乱れての、激しい死闘が描かれています。
このマハーバーラタに登場する、
5人の王子(パーンダヴァ)ですが、
実は、少し前のブログでも掲載しています。
プノンペンで訪れた国立博物館に、5人の王子(パーンダヴァ)の像がありました。
ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 15 - プノンペン国立博物館② 神鳥ガルーダの彫像(2024年1月15日/4日め)
端正な顔立ち。イケメンです。😄
このときは、なんとなく掲載しました。
像の美しい顔に魅かれて。笑
でも先日、長女と会って話していたら、
「おかあさん、パーンダヴァを見たんだね!
いいなあ~~~~。😍😍」
と言うので、びっくりしました。
実は長女、数年前から、
マハーバーラタが大好きなのです。
パーンダヴァは、特にお気に入りなのだとか。
(なんじゃそりゃ。🙄)
「いいなあって言ってるけど、
あなたも、中3のときに、
あの博物館に行ってるんだよ。
だからそのときに、
パーンダヴァも見てるはずだけど。」
「そうなんだけどね…。」
もちろん、覚えているはずがありません。
私も夫も、博物館に行ったことすら、
忘れていたのですから。😂
そのときに、ライ王の像といっしょに写真を撮った長女。(2010年7月30日 14歳/中3)
中学生のときから、
ベトナムだのカンボジアだのインドだの、
親の勝手でさんざん連れまわしましたが、😅
そのせいなのでしょうか。
今では、長女、
「マハーバーラタ大好き💛」
になってしまいました。🤣🤣
「おかあさん、ブログに書いてたけど、
ガネーシャって、ほんと、
牙が1本折れてるんだね。
おもしろいねえ。😄」
と、楽しそうに話す長女。
「牙が折れた由来の言い伝えは、
4つあってね…。」
と、MIYOも話しだしたら止まりません。
牙が折れたガネーシャのお話はこちらです。
4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 12 - チャチューンサオ③ ピンクガネーシャとネズミさんたち(2023年11月12日/5日め)
家族4人でアンコールワットを歩いた、あの日から14年。(2010年7月26日 のんたんとあみちゃん・14歳/中3)
そのアンコールワットのレリーフを見て、
お互いの思いを語り合える、
今では、そんな母とムスメになりました。
いつかこんな日が来るとは、
想像もしていませんでしたが。
長女がこよなく愛するマハーバーラタですが、
物語に描かれているのは、戦いだけではなく、
友情、愛、信頼など、
人が生きるために大切にするべきことが
描かれており、カンボジアの人々に、
今も大切にされているそうです。
第一回廊西面南側は、マハーバーラタの世界。回廊の右側には、十字型テラスと、まっすぐに延びる西参道が見えました。
いまここ。😄
(つづく)



















