ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 17 - 朝の食堂街(2024年1月16日/5日め)
2024年1月16日 トゥクトゥクに乗って、バスステーションへ。(カンボジア・プノンペン)
1月16日(日)- 5日め
陸路でカンボジアに入国して、
2日めの朝です。
この日は、朝8時半のバスで、
プノンペンからシェムリアップに
移動することになっていました。
プノンペンには、わずか17時間ほどの滞在。
あくまで、シェムリアップに行くための
中継地、という位置づけでした。
ホーチミンからシェムリアップまで、
直接行くバスがあれば、
プノンペンで一日を費やす必要はなかったのですが、
夫によると、
「ネット上で、そんなバスが、
どうしても見つからなかった。」
と…。
でもこのあとで、
シェムリアップに着いてみたら、
「シェムリアップ⇔ホーチミン」
というバスが、いくつも走っていました。
「バス便がない」のではなく、
「日本からネットで購入しづらい」
ということのようです。
実際にシェムリアップを歩いてみて、
バス便はいくらでもあることがわかったので、
日本からネットで予約しておく必要はなさそうです。
そのうえ、
「シェムリアップ⇔バンコク」
なんていうバス便があるのもわかりました。
すごいです。^^
「そのうち、バンコクに行く機会があったら、
てきとうにバスのチケットを買って、
バンコクからシェムリアップに、
陸路で入国してみたいね。」
…と、多動夫と話しました。
このふたりなら、きっとやるだろうな。
…って、今、思いましたか?
正解です。😄
この構想は、「今後やってみたいことリスト」の、
かなり上位に入ってしまいました。🤣
(まあもっとも、多動夫は、
「タイからカンボジアに鉄道で行きたい。」
と、以前から言ってるので、
そっちが優先されるかもですが。)
…と言うことで、シェムリアップ行きのバスに乗るため、朝7時20分に部屋を出ました。カードキーをフロントに返して、チェックアウト。
何回見ても、博物館みたいなホテルでした。🤣
国立博物館でお勉強したあとなので、今ならわかります。これは、「腕のあるジャヤヴァルマン7世像」です。
プノンペン国立博物館で見た、「腕のないジャヤヴァルマン7世像」。国宝級と言われている像です。
ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 15 - プノンペン国立博物館② 神鳥ガルーダの彫像(2024年1月15日/4日め)
有名な像のレプリカを作ったついでに、
両腕もつけちゃったんですね。😄
ちなみに、国立博物館前通りには、こんな石像を売るお店が、いくつもありました。
画廊の店先にも、なにげに置かれていて、売っているんだか自家用なのか、よくわからない状態。
Okay Boutique Hotel に着いたとき、
「こんなにたくさんの石像を、
いったいどこから持って来たのか?」
と思ったのですが、
もし、自分の家に飾りたいと思ったら、
(↑絶対に思いませんが。)
売っているお店はいくらでもありそうです。🤣
再び、Okay Boutique Hotel のロビーです。夫がチェックアウトをするあいだ、MIYOは壁や天井を眺めていました。細かい細工が施してあって、ほんとうにすごい。
そしてソファに座って、Grab をリクエスト。
待ち合わせ場所をOkay Boutique Hotel、目的地をバスステーションに設定すると、選択肢がいくつも出てきます。前日は、GrabTuk Tuk (4700リエル/約190円)という、いちばん小型のリキシャ(トゥクトゥク)に乗ったのですが、旅行かばんもいっしょに載せるとぎゅうぎゅう詰めだったので、今回はワンサイズ広めの GrabMaxima(5200リエル/約210円) にしてみました。どんなのがくるのかな、と、ホテルの前で楽しみに待っていたら…、
来ました! こちらに向かって走ってくる、健気なトゥクトゥクが1台。😄
到着~。あはは。ドライバーさんの顔が、Grabアプリの写真とおんなじだ。(←あたりまえ)
前日の夜、レストランからの帰りに乗ったのも、GrabMaximaでした。数十円高くなりますが、足元が広く、余裕でかばんを乗せることができます。また、座席にドアも付いています。
こちらは、いちばんお安い、GrabTuk Tukです。見かけはほとんど同じなのですが、足元が少し狭くなっています。大きなカバンなどがなければ、こちらで十分でした。
しゅっぱ~つ! 天井には大きな段ボールが貼ってあるのですが、それがなぜか必ず、「サムスンの冷蔵庫」の梱包箱だったのが、夫のツボにはまってしまいました。🤣
10分足らずで、セイラ・アンコール・クメール・エクスプレス(SEILA ANGKOR KHMER EXPRESS)に到着しました。時刻は7時半で、バスが出発するまでに、まだ1時間ほどあります。
なぜこんなに早く来たのかというと、この近くで朝ごはんを食べようと思っていたからです。まずは夫が窓口に行き、予約していたチケットのバウチャーを見せて、発券してもらいました。写真は、日本からネットで予約したときのバウチャーです。
夫が手続きしている間に、MIYOは周囲を歩いて、食堂を物色しました。
お肉を切ってごはんにかけている屋台。女性の笑顔がすてきで、撮らせていただきました。
「GANZBERG」の派手な看板を掲げた食堂。
店先の厨房をのぞいてみると…、
たくさんの干し魚を並べているところでした。
店の前で孫ちゃんと遊ぶ、じいじとばあば。「若い夫婦は共働きで、祖父母が子どもを預かる」というのは、アジア共通ですね。^^
バスステーションの周りにある食堂街は、
仕事に出かける前に朝食をとる人々で、
にぎわっていました。
写真を撮ろうと、MIYOがカメラを向けると、
誰もが、温かい笑顔を見せてくれました。
なにかふんわりとして、穏やかな空気に満ちた、
プノンペンの朝です。
この日の旅が、始まろうとしていました。
(つづく)