ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 5 - チョロン七福神めぐり③(霞彰會館 媽祖天后廟)(2024年1月14日/3日め)
2024年1月17日 チョロンの腸詰屋さんで。(ベトナム・ホーチミン)
1月14日(日)- 3日め
チョロン七福神めぐり、
4軒めのお寺は、霞彰會館(媽祖天后廟)です。
これまでの3軒のお寺からは、
少し離れたところにありますが、
グーグルマップを見ながら歩きました。
④霞彰會館(媽祖天后廟)/ハチュオン会館 - Hội Quán Hà Chương
霞彰會館です。
【霞彰會館(媽祖天后廟)/ハチュオン会館】
1809年に、福建省東南部・漳洲地方の人々によって建てられた会館です。航海の守護神・天后聖母(媽祖)(Thiên Hậu Thánh Mẫu)を祀っています。
赤い屋根がかわいらしいですね。^^
同じ「天后」の文字があり、
名前が紛らわしいので、このお寺を、
有名な穗城會館(天后宮)と間違える人が
多いそうです。
ふたつの見分け方は、屋根にあります。
これは、④霞彰會館(媽祖天后廟)です。福建系の建物なので、屋根が曲線を描いています。
対して、こちらは③穗城會館(天后宮)です。広東系の建物なので、屋根は直線を描いています。
これまでは、「華僑のお寺」として、
十把ひとからげに考えていましたが、😅
中国のどの地方に由来しているかで、
お寺の形は変わってくるんですね…。
「お寺めぐり」をしてみて、
初めて知りました。
獅子に守られた入口を入ります。
壁には、天井近くまで、細かい彫刻が施されています。
どのお寺でも、入口を入ってすぐのところに、お札やお線香を売るお店があります。
ここにも、渦巻線香が提げられていました。航海の守護神を祀っているお寺なので、正面に「海國安潤」と書かれています。
お寺の中には、いくつもの神様が祀られています。
「まるでブラジルの教会みたいだ。」と、夫は申しておりました。
ド派手な観音菩薩。
お寺の中心はパティオのようになっており、そこから屋根飾りを鑑賞することができます。
そして壁際には、ひっそりと、石敢當(いしがんとう)がありました。これは魔除けで、沖縄に行くと、丁字路や三叉路に必ず置いてあるのを見かけます。石敢當の発祥は中国なので、ここにあっても不思議ではありません。
【石敢當】
丁字路の突き当り等に設けられる魔よけの石碑や石標のことを言います。正面に、「石敢當」などの文字が刻まれています。元来は、中国・福建省南部を発祥とする中国の風習で、日本では主に沖縄県に多く分布しています。台湾、香港、マレーシア、ベトナム、シンガポールなどで見ることができます。
見どころがいっぱいで楽しかった、霞彰會館。最後は、水槽の中で泳いでいた小さな鯉たちにエサをあげて遊びました。鯉にあげているのは、ANAの機内食についていたクラッカーです。
「鯉にあげるパンを持って来ればよかった。」
と残念がっていたら、
「エサ、あるよ。」
と、夫がクラッカーを、
自分のリュックから出してきました。笑
みんなでエサを取り合っています。笑
これは、お寺の近くにあった腸詰屋さん。ベトナム語と中国語が併記されています。
お店の人のまったりとしているようすも楽しい。こんな小さなお店ですが、店員さんは3人もいました。笑
「あなたのブログは食べ物の写真が多いよなあ…。」と、いつも多動夫に笑われています。😅
中華街の街歩きは、とっても楽しい。
ただ歩いているだけで、おもしろいものが、
向こうからやってくるような。^^
中華街を歩くついでにお寺に行ってるのか。
お寺めぐりのついでに中華街を見ているのか。
メインはどっちなのか、
よくわからなくなってきましたが。笑
お寺ばっかり4軒も見てしまいましたが、
全然飽きません。笑
5軒めのお寺をめざして、
さらに歩きました。
(つづく)