ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 47 - アンコールワット⑳ 大塔門から西参道へ(2024年1月17日/6日め)
2024年1月17日 アンコールワット・西参道で。(カンボジア・シェムリアップ)
1月17日(日)- 6日め
第三回廊をぐるりと歩いたあと、
急階段を降りて、下界へと戻りました。
上の地図では、一見すると、
すべて歩いたように見えるのですが、
実は、まだ一か所、
歩いていないところがあります。
それは、西面中央にある、大塔門。
大塔門の内側は、
西面を歩いたときに見ています。
が、大塔門からの出入りをしていないのです。
ほとんどの人は、
大塔門から、伽藍の中に入るのですが、
私たちは北西角の入口(8番)から入ったため、
大塔門を通っていません。
なので、「帰りくらいは、大塔門から出よう。」
と考えました。
内部はすべて歩いたのだから、
どこから出るか、なんて、
たいしたことではないのですが、
まあ、気分の問題ですね。😅
左端にあるのが、大塔門です。
大塔門を出ると、その先には十字型テラスがあります。両脇を守るシンハーを見ながら階段を降りると、そこには西面前広場が広がっています。
大塔門の前にある十字型テラスを直進せず、左側の階段を降りました。
大塔門から伽藍を出たあとは、
西面の前にある広場を、
ゆっくりと歩いてみました。
通常のツアーでは、1、2時間の限られた時間で、
伽藍の中を部分的に見学するのが精一杯です。
なので、この広場まで歩く時間はありません。
誰も歩いていない広場を、
夫とふたりで、ウロウロと歩きました。^^
アンコールワット・西面です。西面の中央にある、一番大きな門が大塔門。写真では、左端に写っています。後ろには、5本の尖塔が美しくそびえていました。
すべてを見終わった達成感もあり、誰も歩いていない西面広場を独り占めして歩くのは、最高の気分でした。
広場の向こうに、夫がいました。
このときに、夫が撮ったアンコールワット。
こうして、ゆっくり、ゆっくりと、アンコールワットにお別れしながら歩きました。
夫が待っているところまで歩いていくと…、
その向こうには聖池がありました。さらにその右側に、ずうっと続いているのは、西参道。
西参道まで来ました。参道は、西塔門へとまっすぐに続いています。
これから、この参道を歩いて帰ります。
最後に、もう一度ふりかえって、
アンコールワットをながめました。
午後の日差しを浴びたアンコールワットは、最高に美しい姿を見せてくれました。
「アンコールワットをくまなく歩く。」
と決めたミッションは、これで終わりです。^^
旅の総合企画立案担当・多動夫です。(実は、やりたいことをやりたいとおりにやってるだけ。😄)
言わずと知れた、MIYO家の経理部長。🤣(エアチケとホテルの手配もやってます。)
自分の足で、くまなく歩いた、アンコールワット。
想像していたよりも、ずっと楽しい旅でした。
そして、アンコールワットが、少しずつ小さくなっていきました…。
環濠です。
この、お濠にかかる橋を渡ったら、その先に、
アンコールワットの入退場口があります。
これにて、ミッション完了。😄
すべての回廊を歩きとおした、
その所要時間は、4時間とちょっとでした。
超長い連載になるのがわかっていたので、
書き始めるまでにとても迷いましたが、
今は、書いてよかった、と思っています。
一日も休まず、
夫が入院しても手術しても退院しても
書き続けた日々でしたが(アホ)、
みなさまに読んでいただけることが、
大きな励みになりました。
おかげさまで、夫は、2月26日に退院しました。
経過も良く、現在は自宅療養中です。
ムラゴンのみなさまから、
温かいコメントをいただいたことも、
とてもうれしかったです。^^
ありがとうございました。
…ということで。
たいへん長い連載になりましたが、
これはほんのひとくぎり。
ここまでは、17日の前半にしかすぎません。
このあとさらに、
アンコールトム、タプロームと、
一日かけて歩き続けます。😂😂
とりあえず、ここで少し休んで、
また続きを書いていきたいと思います。
(つづく)