ベトナム・カンボジアを歩いた14日間 36 - アンコールワット⑨ 東参道と東塔門(2024年1月17日/6日め)
2024年1月17日 裏アンコールワットで。(カンボジア・シェムリアップ)
1月17日(日)- 6日め
裏アンコールワットを歩いています。
午前中は、アンコールワット正面よりも、裏アンコールワットの方が映える写真が撮れます。
ここから森の中へと続く道を歩いていくと
東塔門が見えてきました。
東塔門です。そして両側に見えているのは、アンコールワットを取り囲む周壁の一部です。
東塔門は、現在も修復中。
外壁の赤い色が、まだ残っていますね。
アプサラ(天女)の姿が、あちこちに見えます。
さらに歩いて、東塔門の裏側にまわりました。
あちこちに足場が組まれています。何年かたったら、美しく修復された東塔門が見られることでしょう。楽しみです。^^(←また来るつもりか?笑)
東塔門から少し歩くと、アンコールワットの周囲を取り囲んでいる環濠(お堀)が見えます。
アンコールワットに入場したときにくぐった西塔門と、この東塔門は対になっています。そして、入場時に渡ったお濠が、アンコールワットの外周を巡って、この東側のお濠までつながっています。
現在のアンコールワットは、
石だけになっていますが、もともとは、
石と土(粘土)でできていたそうです。
土をこねて粘土にするために、
多量の水が必要になりました。
遺跡の周辺に池や環濠が多いのは、
そのためなのだそうです。
このあたりには、遺跡の一部分だったであろうと思われる、大きな石がごろごろしていました。美しいレリーフが残っているものもあります。
「遺跡の修復に使いたかったけど、
どこの部品だったかがわからなくなって、
やむなくここに置いてるのかな。」
…と思っていました。
が、帰国してから調べたところ、
これは、建造時の廃棄物、なのだそうです。😄
表門であった西塔門に対して、
この東塔門は裏門。
建造時、資材はすべて、
この東塔門から搬入されました。
その折りに、使い残った石の切れ端とか、
要らないものを、ここに残して行ったそうです。
それが片づけられることなく、900年放置され、
現在まで残っている、ということのようです。笑
「東参道は舗装されていないので、
雨の日に歩くのはたいへんかもしれないね。」
などと夫と話しながら、ふと振り返ると…、
森の奥、樹々のあいだから、アンコールワットが小さく見えました。
「いったいどこまで歩いたんだ。」
…と笑われそうですが、
ここから先には、小さな駐車場があり、
入場口があるだけです。
実は、アンコールワットには、
この裏アンコールワット側からも入退場できます。
こちらを利用する人は比較的少ないので、
ゆっくりと見学できるかな、と思います。
午前中であれば、
「裏アンコールワットから入場する」
というのも一案です。^^
(ただし、必ず、西塔門まで歩いてくださいね。笑)
東参道を引き返し、再び、アンコールワットに向かって歩きました。
修復中の東塔門にお別れして…、
アンコールワット・伽藍に戻ります。
でも、なぜかここで思いきれず、再び東塔門までひとりで走って行ったMIYO。そのため、ここで15分くらいロスしたのですが、夫、あきれながらも、この場所でず~っと待っていてくれました。笑
好きなところに、好きなだけいられる…。
これが、自由旅行のいいところだと思います。
相変わらず、アホでスミマセン。
いまここ。😄 フツーの地図に載っていないところまで行ってしまったので、書き足しました。笑
(つづく)