MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 30 - 積善館⑫ 佳松亭「猩々」で朝ごはん (2023年1月18日/3日め)

2023年1月17日 積善館・佳松亭の玄関で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月18日(水)


一夜明けて、旅の3日めになりました。
今回の旅行の最終日です。
まずは、朝ごはんからスタートです。


前日の夕食と同じく、朝食も、
佳松亭5階のラウンジ「猩々(しょうじょう)」
でいただきました。


テーブルは、前日の夕食と同じ場所です。私たちだけでなく、他の方々も、みなさん、前日と同じ場所に座っておられました。^^(画像をお借りしました)

テーブルには、こんな箱膳が用意されていました。蓋を取ってみると…、

お菜がたくさん並んでいました。^^

その左側には、お漬物、サラダ、フルーツ。

係の方が、桶を持ってこられました。

中に入っていたのは、自家製の汲み豆腐。できたてのを、器に入れていただきます。

右下にあるのが、その汲み豆腐です。グラスに入っているのは、ブルーベリーのスムージー。MIYOは、人参のスムージーをいただきました。

すっきりとしているけれど、実はひとつひとつがとても丁寧に作られています。

少しずつ、いろんなのが入っていて、楽しいですね。^^

炊き合わせの色合いが美しいこと。^^

鰻の入った酢の物は、絶品でした。

ひとつひとつが侮れない美味しさだった、脇役たち。

梅の甘露煮も美味。そして笹餅は、最後のお楽しみ。^^

食後のコーヒーです。楽しみに取っておいた、ずんだの笹餅といっしょにいただきました。^^


ひとつひとつを味わいながら、
時間をかけて、ゆっくりといただきました。
どれを食べてもおいしい。^^


食事しながら、
つい夫と話しこんでしまいました。
気がついたら10時近くになっていて、
ほとんどの方が食事を終え、
ラウンジからいなくなっていました。笑



でも、チェックアウトは12時なので、
大丈夫です。^^
あらかじめ夫と相談し、
午前中はぎりぎりまで、ホテルの中で
ゆっくり過ごそうと決めていました。
(本当のチェックアウトは11時なのですが、
 積善館のHPから直接予約した人は、
 レイトチェックアウトが適用され、12時になります。)


このあと夫は、
「元禄の湯」に行ってしまったので、
MIYOはプレミアムラウンジに行き、
のんびりとお茶を飲んで過ごしました。


他に利用する人もなく、プレミアムラウンジを独り占めでした。^^

よくばって、デカフェインコーヒーと玫瑰陳皮紅茶の両方をいただきました。😄😄


【古い写真から】
*館内に展示してあった写真です。
明治10年ごろの積善館。当初は2階建てでした。中央の建物は1691年(元禄4年)に建てられたものです。その後、3階建てに増築されましたが、現在も営業を続けています。現存する、日本最古の湯宿建築です。

現在の積善館です。

昭和12年ごろ、本館の後ろで山荘が完成したあとに撮影された写真です。本館中央の建物も、3階建てに増築されています。手前右側に向新が見えますが、真新しく、これも完成直後であることがわかります。左側の建物(イ宅)は、現在と違い、手前の縁側が通路になっています。

前新(右側)とイ宅(左側)。どちらも、外側に通路があり、湯治宿の造りをそのまま残しています。イ宅はその後建て替えられましたが、前新は現在もこの姿を留めています。

私たちが宿泊した山荘です。昭和11年、建設中に撮影したものです。桃山様式の技術の粋が集められた建物は、その優れたデザインや建築方法によって、国登録有形文化財、群馬県近代化遺産に指定されました。


積善館は、群馬県の宝。
そして、日本の宝だと思います。
この貴重な建物を守り、
伝えていこうとする人々の気概と誇りが
暖かいおもてなしの中に感じられた旅館でした。


ここを予約したのは1月7日。
それ以来、宿泊するまでの10日間、
楽しみで、ずっとワクワクしていました。
そして、夢のような2日間が終わってからも、
今だに、あれこれと思い出しては、
ブログに書き続け、
やはりワクワクしています。^^


たった一泊の滞在だったのに、
2か月もときめかせてくれるお宿なんて、
なかなかありませんよね…。^^


すばらしい体験でした。


「楽しかったね。
 ここに来てよかったね…。」


そんな話をしながら、宿を後にしました。


(つづく)

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