MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 41 - にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)③/テレカ寄付のお礼とお願い(2021年6月28日/4日め)

2021年6月26日 「ファーム富田」・ドライフラワーの舎で。(北海道空知郡中富良野町)


昨年11月22日のブログで、テレフォンカードの寄付のお願いを書かせていただきました。
https://limings.muragon.com/entry/1545.html
昨日、長男が生活しているS園の園長先生からご連絡をいただき、
テレフォンカード7枚を送ってくださった方がいらっしゃるそうです。
「お名前がわからないのですが、北海道から送られたようです。」
とのことで、S園でもとても感謝しておられました。
私からも、心から、お礼申し上げます。
お名前がわからないので、ブログで書かせていただく失礼をお許しください。
本当に、本当に、ありがとうございました。
ブログを書いていてよかったなあ、と、とても幸せな気持ちになった一日でした。

改めまして、お願いを掲載させていただきます。
なにかの折りに、思い出していただけたらうれしいです。^^


【お願い】
使わないテレフォンカードをお持ちではありませんか?
今では使うことがほとんどありませんが、
長男が生活する施設では、園生にとって、テレカは必需品です。
園内の公衆電話から電話をかけるときに、使用するからです。
園では、寄付していただいたテレカを、園生に割引価格で販売しています。
そしてその売り上げは、園の運営費に充てられます。
みなさまのご家庭で、もしも不要なテレカがありましたら、
園に寄付していただけませんでしょうか。

送り先:〒191-0065
     東京都日野市旭が丘1-17-17 

     社会福祉法人 東京光の家新生園
     「テレカ寄付(MIYOのブログより)」 宛て

すみませんが、送料はご負担ください。
テレカは、新品でも使いかけでもかまいません。
どうぞよろしくお願いいたします。



6月28日


シャクヤクの花が咲き誇る、
にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)
に来ています。


まずは、
入り口からいちばん遠い、
離れに行きました。
そしれ、たも材の階段を上がって、
二階に行き、
 比田井天来の間
 扇の間
を見学しました。


写真中央は、正面玄関の塀越しに垣間見える、離れの二階部分です。ここから、日本海が見渡せます。


次は、離れの一階部分に降りてみます。
残念ながら、ここは撮影禁止で、
写真が撮れませんでした。
なので、
 黒木欽堂の間
 牡丹の間

については、すべて、画像をお借りしています。


黒木欽堂の間です。黒木欽堂の力強い筆の走りと、欄間の紫檀の彫刻が見事に調和した、落ち着きのある日本間です。(画像をお借りしました)

上の写真の右奥に少しだけ見えている、「紫檀の欄間」です。(画像をお借りしました)

牡丹の間です。「人の一生をあでやかな牡丹の花で表現した」と作者の渡風が語ったように、つぼみから散るまでを、4枚のふすま絵に華麗に描いています。 牡丹は、青山家2代目政吉の娘である政恵が、特に好んだ花でした。正面のふすま絵は、右から、「つぼみ→七分咲き→満開→散る」を描いています。散る時の絵にはつぼみが描かれており、子孫繁栄の願いが込められています。(画像をお借りしました)


さて。
豪華絢爛な写真のあとで、
このようなお写真を掲載するのは
恐縮なのですが、
この離れの「もうひとつの見どころ」
となっているので、ご容赦ください。
それは、「トイレ」です。😅


まず、二階のトイレです。当時、二階にもトイレを設けたのは、相当の財力があるお屋敷に限られていました。


【離れ二階のトイレ】
床の足置きにご注目ください。普通の足置きは、便器の方に向いています。ところが、この足置きは、「使用者が便器に背を向けて立つ」ように、置いてあります。つまり、女性が使えるようになっているのです。
このトイレのすぐ隣りに、6畳の和室があります。そこは、青山家3代目の政恵(2代目政吉の娘)が、晩年好んで愛用した部屋でした。つまり、「政恵のためのトイレ」だったのかもしれません。
当時は、ほとんどの人が、着物を着ていました。女性がこの足置きに立つと、着物の下を端折って、用を足すことができる、…ということだったようです。


トイレと、政恵が愛用した部屋の写真です。邸内には、このように、職員が手作りした案内パネルがいくつも置かれています。その内容もおもしろく、見逃せません。^^


ところで、このトイレ。
見覚えがあります。


田中本家の水車土蔵に展示されていた、あの便器です。(2021年3月27日 長野県須坂市)

コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 20 - 田中本家博物館 水車土蔵(2021年3月27日/2日め) - MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと


展示されていた、便器の数々です。

レース飾りが付いた、おしゃれな便器です。^^(田中本家博物館)


そして…。
ご覧ください。


左が旧青山別邸で、右が田中本家博物館にあったものです。笑っちゃうくらい、似ていますよね。これが、この当時のスタンダードだったのでしょうか。笑


次に、旧青山別邸・離れ一階のトイレです。


美しい、有田焼の便器でした。ほおずき模様のようです。(旧青山別邸・画像をお借りしました)

(旧青山別邸・画像をお借りしました)

田中本家も、負けていません。こちらも有田焼です。明治時代、田中本家の迎賓館として建てられた客殿「清琴閣」にあったものです。

左が旧青山別邸で、右が田中本家博物館にあったものです。便器も100年たつと、美術工芸品ですね。^^


便器の話ばかり、長々とスミマセン。😅😅


庭のシャクヤクの花で、気分を変えていただいて…。😄

旧青山別邸では、建物の三方に庭があります。これは池泉庭で、家族だけが見るために造りました。この庭は、家の中からでないと、眺めることができません。


旧青山別邸の日記は、
あともう少し続きます。


(つづく)

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