全盲難聴・のんたんの冬休み 10 - ボランティアさんと帰園(2019年1月6日)
2019年1月6日 イナガキさんといっしょに。(全盲難聴・のんたん 23歳)
1月6日
ようやく終わった、台湾日記。
9月からベトナムに行くので、
なんとかそれまでに終えなくては、とあせっていました。
今は、書き終えてほっとしています。^^
さて。
1月6日の午前1時に、羽田空港に到着した、のんたん一家。
タクシーで自宅まで戻り、
お風呂に入って、寝ました。
翌朝は、朝ごはん、お昼ごはん、と、
慌ただしくすませたあと、
長男は、夫といっしょに、上野のヨドバシカメラに。
長男が日常使っている充電器が
壊れていることがわかったので、
急遽、代わりの充電器を買って持たせました。
そして、上野駅改札口で、ボランティアさんと待ち合わせ。
お迎えにいらしてくださったイナガキさんといっしょに、
長男は、S園にもどっていきました。
【イナガキさんからいただいたメールです】
台湾、お疲れ様でした。私にまで、お土産をありがとうございました。
先程、のんたんを光の家に送り届けました。
やはり、少し疲れているようで、豊田駅に着く頃、寝そうでしたけど、車内放送で、そろそろ豊田駅だとわかると元気になりました。
のんたんは、先生に「プレゼントです」と言いながら、手渡す事ができました。
その時に、先生と写真を撮らせて頂きました。
今年も宜しくお願い致します。
S園の先生と。
台湾で、自分たちで作ったパイナップルケーキ。
9個入りのを、4箱も持ち帰りました。笑
36個も食べるのはちょっとたいへんなので、
2箱を、S園に、お土産として持たせました。
ひと箱は、S園のみなさんに。
そしてもうひと箱は、おともだちのしゅん君に。^^
パイナップルケーキには、
「お土産のパイナップルケーキです。
長男が、台湾で自分で作りました。」
と、メモを添えました。
でも、メモに頼ることなく、
長男には、自分で手渡ししてほしい、と思っていました。
なので、自宅を出発するとき、イナガキさんに、
「できれば、長男が自分の手で、
お土産を手渡すことができるように」
と、お願いしました。
イナガキさんは、それを理解してくださり、
長男を、手伝ってくださったようです。
(イナガキさん、どうもありがとうございました。)
自分で作ったケーキを、自分の手で、
「プレゼントです」
と言って渡すことができた、長男。
自分が今やっていること。
自分の周りで起こっていること。
それらをきちんと理解するのは難しい。
それが、盲ろうという障害です。
でも、このときの長男には、
なにもかもが、理解できていました。
「わかること」
それは、長男にとっても、私達にとっても、
とてもうれしいことでした。
「手作り体験に行って良かった・・・」
と、しみじみ、思いました。
こうして、私達の台湾旅行が、
そして、12月23日から15日間にも及んだ、
長男の長い長い冬休みが、ようやく終わりました。
(おわり)
(おまけ)
掲載しきれなかった写真です。
烏来酋長文化村・タイヤル族の踊り