MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

全盲難聴・のんたんの冬休み 10 - ボランティアさんと帰園(2019年1月6日)

2019年1月6日 イナガキさんといっしょに。(全盲難聴・のんたん 23歳)


1月6日


ようやく終わった、台湾日記。
9月からベトナムに行くので、
なんとかそれまでに終えなくては、とあせっていました。
今は、書き終えてほっとしています。^^


さて。
1月6日の午前1時に、羽田空港に到着した、のんたん一家。
タクシーで自宅まで戻り、
お風呂に入って、寝ました。


翌朝は、朝ごはん、お昼ごはん、と、
慌ただしくすませたあと、
長男は、夫といっしょに、上野のヨドバシカメラに。


長男が日常使っている充電器が
壊れていることがわかったので、
急遽、代わりの充電器を買って持たせました。


そして、上野駅改札口で、ボランティアさんと待ち合わせ。
お迎えにいらしてくださったイナガキさんといっしょに、
長男は、S園にもどっていきました。


【イナガキさんからいただいたメールです】
台湾、お疲れ様でした。私にまで、お土産をありがとうございました。

先程、のんたんを光の家に送り届けました。
やはり、少し疲れているようで、豊田駅に着く頃、寝そうでしたけど、車内放送で、そろそろ豊田駅だとわかると元気になりました。
のんたんは、先生に「プレゼントです」と言いながら、手渡す事ができました。
その時に、先生と写真を撮らせて頂きました。
今年も宜しくお願い致します。


S園の先生と。


台湾で、自分たちで作ったパイナップルケーキ。
9個入りのを、4箱も持ち帰りました。笑
36個も食べるのはちょっとたいへんなので、
2箱を、S園に、お土産として持たせました。
ひと箱は、S園のみなさんに。
そしてもうひと箱は、おともだちのしゅん君に。^^


パイナップルケーキには、
「お土産のパイナップルケーキです。
 長男が、台湾で自分で作りました。」
と、メモを添えました。
でも、メモに頼ることなく、
長男には、自分で手渡ししてほしい、と思っていました。


なので、自宅を出発するとき、イナガキさんに、
「できれば、長男が自分の手で、
 お土産を手渡すことができるように」
と、お願いしました。


イナガキさんは、それを理解してくださり、
長男を、手伝ってくださったようです。
(イナガキさん、どうもありがとうございました。)


自分で作ったケーキを、自分の手で、
「プレゼントです」
と言って渡すことができた、長男。


自分が今やっていること。
自分の周りで起こっていること。
それらをきちんと理解するのは難しい。
それが、盲ろうという障害です。


でも、このときの長男には、
なにもかもが、理解できていました。
「わかること」
それは、長男にとっても、私達にとっても、
とてもうれしいことでした。


「手作り体験に行って良かった・・・」
と、しみじみ、思いました。


こうして、私達の台湾旅行が、
そして、12月23日から15日間にも及んだ、
長男の長い長い冬休みが、ようやく終わりました。


(おわり)


(おまけ)
掲載しきれなかった写真です。


烏来酋長文化村・タイヤル族の踊り

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