MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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骨折でも台湾。家族で食べ歩いた、4泊7日のおトク旅 8 - 猫空駅で、台湾茶(2日め)

2019年1月1日 猫空ロープウェイ。長女のガイドで、ゴンドラに乗る長男です。(全盲難聴・のんたん 23歳)


1月1日


終点の猫空駅に着き、
駅を出ると、けっこうな雨が降っています。
付近には、茶館やカフェがいくつか並んでいたので、
ちょっと一服することにしました。


雨に煙る、猫空丘陵地帯です。

私たちが入った茶館です。

メニューです。台湾茶だけで、6種類もあります。お茶が800円もするのは高いように思いますが、ポットで提供されるので、ふたり分は十分入っています。「ひとり一注文をお願いします」と書いてあったので、お茶のポットを2種類と、あとはお茶菓子を買いました。

こんな感じです。中国茶に、甘いお菓子が合います。^^

鉄観音茶と高山烏龍茶を飲みくらべ。ポットにお湯を注ぎたして、何回もお代わりができるようになっています。

お茶を飲み、ほっこりしている、母と娘です。^^


茶館で小一時間ほどを過ごしたあと、
同じロープウェイに乗り、麓まで戻りました。


猫空駅で、「忍者竹の子」といっしょに。猫空ロープウェイのキャラクターのひとつです。

「もう一回、ロープウェイに乗るよ!」「しゅっぱーつ!」

帰りは、父と娘・・・、

そして母と息子の組み合わせで、座りました。^^


猫空観光も終わり、
タクシーでホテルまで戻ろうとしました。
ここで夫が、いきなり、
「あっ オレ、台北駅に行かなくちゃ。」
と言い出しました。


この旅行では、二日後に、
台湾高速鉄路(新幹線)に乗る予定になっていました。
ネットで、チケットは予約済みだったのですが、
夫によると、
前日までに駅に行かないと、発券してもらえないのだとか。


も~、こうしていつも、突然言い出すんですよね・・・。
もっと早めに言ってくれればいいのに・・・
と思いましたが、我慢、我慢。


しかたないので、タクシーで、まずは台北駅に行くことに。
夫はここでタクシーを降り、
4人分のチケットを受け取りに行ってしまいました。


ここからは別行動です。
夕方にはまた合流して、
夕食はいっしょに食べよう、
ということになりました。


台北駅に向かった夫。無事、新幹線のチケットを購入できました。

そして、地下鉄の駅へ向かいます。

券売機で乗車コインを購入。

メトロの乗車コインです。

地下鉄に乗って・・・、

民権西路駅に到着。ここからホテルまで、歩いて5分くらいです。


一方、ホテルに戻った私と子ども達。
まずはフロントで、
レストラン「欣葉」の予約をお願いしました。


「フロントにお願いすれば、レストランの予約なんて簡単」
と思っていたのですが・・・。
フロントの方が何度電話しても、
どうしたことか? だれも電話に出ません。


「今日はお正月だから、お店が休みなのかもしれません。」と。


そんなはずはありません。
ついさっき、営業しているのを見たのですから。
・・・と思ったけれど、言い返したところで、
予約できないことに変わりはありません。


こういうときは、お店まで直接行くのがいちばんです。
歩いても、わずか5分の距離。
いつもなら、簡単なことでした。
でもその日は、外は雨。
そして私は骨折。(苦笑)


「長女が、お店まで行ってくれるといいんだけどな・・・。」
と思いました。
でも、私と違って、すごい人見知りの長女。


「係の人がでてこなかった。」
「英語が通じなくて。」
「で、なんていえばいいの?」
「予約がいっぱいなんだって。」


・・・などと、問題にぶちあたっては、すごすごと帰ってくる姿が、
容易に想像できます。


長女といっしょにお店まで行って、
私がそばでおしえながら、長女にやらせてみる、
ということができれば、
長女にもいい経験になるのですが、
長男をひとりで、ホテルに残していくことはできません。


結局、長女は、長男といっしょにホテルに残り、
雨だろうが、松葉杖だろうが、
私がひとりでお店まで行くしか、なさそうです。


「しかたないから、おかあさんがいまから、
 欣葉に行ってくるね。」


長女は、ちょっと困った顔をしていましたが、
「私が代わりに行くよ。」
と、自分から言い出すことはありませんでした。


ホテルを出ると、雨が降っていましたが、
両手が松葉杖なので、傘もさすこともできません。
足がもう少し快くなれば、
片手に松葉杖、片手に傘で歩くこともできるようになるのですが、
骨折して4日めのこの頃には、
両手で杖を抱えた状態で歩くのが、やっとだったのです。


雨の中をとぼとぼと歩きながら、


「結局、今まで、なにもかも親がやってきて、
 長女になにもやらせなかった、
 そのツケがまわってきたんだなあ・・・」


と、しみじみ反省した所存。(苦笑)←チロルさん風に。


(つづく)

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