コロナでも美の国。バスツアーでめぐる秋田 2泊3日のおトク旅 3 - 厳美渓と滝見だんご(2020年10月25日/1日め)
2020年10月25日 厳美渓の吊り橋で。
10月25日
厳美渓の美しい風景を眺めながら、
吊り橋まで歩いてみることにしました。
川沿いに10分くらい歩くと、吊り橋に到着します。
けっこう揺れます。「のんたんがいっしょだったら、喜んだだろうねえ。」と、夫婦で話しました。
吊り橋の上から見えた景色です。
吊り橋を渡り終えて、
バスへと戻る途中で、
悲劇が起こりました。
MIYOが、転んでしまったのです。
手も、両ヒザもすりむいて、
呆然としていると、
MIYOの後ろにいた方が、
「ここでつまづいたんだね。」
と、おしえてくれました。
見ると、舗装された歩道が、
ぱっくりと割れているのです。
割れ目は、歩道の左端から右端まで、
一本の筋を描いていました。
その亀裂はずいぶん前に起こり、
そのまま放置されていたようです。
亀裂の内側には、びっしりと苔がはえ、
割れ目が苔で埋め尽くされていました。
あまりにも苔が多いので、
一見すると、割れ目には見えないのですが、
亀裂のせいで生じた歩道の段差は、
しっかりと残っています。
私は、その段差でつまづいて、
転んでしまったのです…。
結局、このあとはずっと、痛む足をかばいながら、
旅行を続けることになってしまいました。
このときから、今日で18日めです。
すり傷はなおりましたが、
両足にできたアザはまだ残っていて、
今だに痛くて、ヒザをつくことができません。
一関市役所さん、恨みますよ…。😥
これまでにも、私以外に、
ここで転んだ人が、きっといたはず。
多くの人が訪れる観光地の、
それも公道なのだから、
危険なところを放置せず、
道路の補修を、
きちんとやっていただきたいと思います。
とりあえず、私はここで夫と別れ、
トイレに直行。
汚れた手足を洗って、バスに戻りました。
そしてバスの前で待っていたのですが、
いつまでたっても、夫が来ません。
実はこのとき、夫はなんと、
お団子を買っていたのです。爆
【郭公だんご】
厳美渓の名物で、「空飛ぶだんご」として知られています。渓谷の休憩所に、ワイヤーロープで繋いだ籠が設置されていて、その籠に代金を入れて合図の板を叩くと、対岸の店が籠の代金を受け取り、注文を聞いて、だんごと茶を提供してくれるというものです。
厳美渓では、あらかじめ、添乗員さんから、
吊り橋の位置やトイレの場所などを
教えてもらいました。
その際に、
「お団子屋さんは全部で3軒あります。
『空飛ぶだんご』が最も有名ですが、
いちばんおいしいのは『滝見だんご』です。
でも、人気があるから、
お客さんが多くて、かなり待ちます。
今日もずいぶん並んでいるので、
買うのは無理みたいですね…。」
と言われていました。
それを聞いていたのに、夫は、こともあろうに、
「滝見だんご」に並んでいたのです。爆
「滝見だんご」です。お客さんが、店の外まであふれています。
5本セットで650円。
そんなにたくさん食べられないので、あんとずんだの2本だけ買ったそうです。(260円)
夫は、出発時間ぎりぎりになって、
必死に走って、バスに戻ってきました。
ほかほかのお団子を抱えて、うれしそうです。
「お客が多いから、今日は無理みたいですね。」
って、添乗員さんに言われたでしょう?
なのに、どうしてその店に行くの?
と思いましたが…。
同じ話を聞いていても、
おそらく、夫の脳には、
「いちばんおいしいのは『滝見だんご』」
の部分しか、残っていなかったのでしょう。🤣🤣🤣
「団体旅行なんだからね。
集合時間ってものがあるんだからね。
時間がかかるお店に並んで、
もしも時間に遅れたら、
みんなに迷惑をかけるでしょう。」
と、私に叱られる、多動夫。
まあ、肝心のお団子は、やわらかくって、
とってもおいしかったんですけどね…。😅😅
(つづく)