コロナでも上州。週末にのんびり歩く群馬 1泊2日のおトク旅 28 - 土田酒造(2020年11月14日/2日め)
2020年11月14日 美しい山々を背景に、野の花も咲き誇っていました。(群馬県沼田市)
11月14日
吉祥寺で、穏やかな秋の時間を楽しみ、
再び車を走らせました。
まもなく、
りんご園だらけの場所を通りました。
遠くの山のほうまで、ずうっと、いくつものりんご園が続いているように見えます。実がたわわになっているのがあまりに愛らしく、車を降りて写真を撮りました。
のんきに秋のドライブを楽しみ、
次に到着したのが、土田酒造です。
同じ川場村の吉祥寺から、
ほど近いところにあります。
土田酒造
【土田酒造株式会社】
群馬県・川場村という、人口3,400人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。創業は1907年。当主は現在6代目で、地元の方々からは誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。関東で唯一、名誉賞を受賞した酒蔵でもあります。
名誉賞とは、戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会にあたる賞)に、連続で入賞した蔵だけに与えられる賞です。全国でも数蔵のみしか成し得ていないという快挙でした。
それぞれの当主が、時代の中で、よりよい酒造りを目指し、先鋭的な取り組みで、酒蔵を維持繁栄しています。現在は、江戸時代に一般的であった生酛(きもと)造りという、製法を展開しています。これは、「酒母を手作業で造る製法」で、自然の乳酸菌という微生物を活用した酒造りを展開しています。
使用するお米も低精米且つ食用米へと広げており、材料は3つと空気のみ。醸造用アルコールや、乳酸、酵素剤、水加工剤など日本の法律でラベル記載義務のない添加物も一切用いていません。
ここは、日本酒が大好きな夫が、
今日の目的地としていたところです。^^
ここにも、ツアーバスの方々が訪れていましたが、私たちと入れ違いに出発されました。バスがいなくなってしまうと、個人で訪れる人はあまりいないようです。人気(ひとけ)がなく、静かな敷地内に、入ってみました。
が、広いので、どこに行けばいいのかわかりません…。
ちょうど通りがかった職員の方から、
「まずは、右手にある、
ギャラリーへどうぞ。」
と、案内していただきました。
ギャラリー
川場村で養蚕に使われていた建物を、移築してきました。150年の歴史のある古民家だそうです。大吟醸ソフトクリームも、こちらで販売しています。
入り口です。味わいがありますね。^^
ここは「ギャラリー」なのですが、展示してあったのは、土田酒造のお酒と…、
歴代内閣総理大臣のサイン。爆 まあ、群馬県は、数多くの首相を輩出している土地柄ですからね…。😅
お腹がすいていたので、
ここの「食事処 桜」で
お昼ごはんをいただこうとしたのですが、
コロナ禍のせいか?
あいにく、休業中でした。
空きっ腹を抱えて、
酒蔵に向かいます。😥
酒蔵
蔵の廊下から、ガラス越しに、酒造りの現場を見学できます。タイミングが合えば、新酒の仕込みや搾りの作業なども見ることができるそうです。
ビデオの解説もあります。
最後は、いちばん右端にある、
直売店に行きました。
おしゃれなバルのような設えですね。^^
お酒のほかに、麹を利用して製造したコスメや石鹸も販売していました。
酒造のサイトで名前を登録すると、試飲させてもらえます。ということで、がんばって登録しているところです。
試飲させていただきました。さらに、おまけの「柚子酒」も。^^ お盆の柚子の絵がかわいらしいですね。
直売店には、たくさんのお酒が並べられていて、たいへん迷いましたが…、
(夫が)あれこれ迷ってあげく、ようやくコレに決定。^^
4枚目の地域共通クーポンを利用しました。^^ これで、クーポンは全部使い切りました。^^
土田酒造は、
観光バスがやってくるほどの、
人気のスポットなのです。
でもこの日、お客さんは、
ほとんどいませんでした。
コロナのせいで、
売り上げも落ちていることでしょう。
密を避けるという意味では、
私たちは助かるのですが、
酒造の方々にとっては、
たいへんなことと思います。
また、大勢の方がやってくる日が、
早く戻ってくるように…、
と願いながら、酒造をあとにしました。
(つづく)