MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
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コロナでも青森。奥入瀬の春の流れを追いかけて 28 - ジェイアールハウス十和田のおむすび。そして黒石へ。(2021年5月14日/2日め)

2021年5月14日 「あずましの里・黒石」に着きました。中町こみせ通りです。(青森県黒石市)


5月14日


「乙女の像」を見て、
「十和田湖神宮」に参拝し、
再び、十和田湖沿いに、
元来た道を引き返しました。


「恵比寿大黒島」です。


【恵比寿大黒島】
湖上に浮かぶ美しい小島です。この島は、十和田火山の活動の際の中央火口丘溶岩が露出したものです。この島では、悪条件の環境に耐えることのできる植物しか生育することができません。このような、岩場や尾根筋などといったところは、乾燥し、養分が乏しいので、生育のための環境条件が悪くなります。したがって、他の植物との生存競争には「弱い」けれども、悪条件の環境には「強い」アカマツやキタゴヨウなどが生えています。小さな島の上にマツが生えているのは、このような環境条件に堪えられる植物であったからこそ、なのです。


「休屋→子ノ口」コースの遊覧船がやってきました。恵比寿大黒島のすぐそばを通るという、サービスぶりです。笑

私たちが乗った、「休屋→休屋」コースの船もやってきました。ふたつの船がすれちがう、珍しいシーンです。^^


さて、お昼をだいぶ過ぎてしまいました。
朝からずっとばたばたしていたので、
お昼ごはんをまだ食べていません。
ここまで来たら、「ヒメマス」でしょうか。^^


十和田湖のヒメマスです。(画像をお借りしました)


【十和田湖ひめます】
十和田湖は、周囲44kmの二重カルデラ湖です。「水清ければ魚住まず」と言われたとおり、十和田湖は、永く、魚のいない湖でした。そんな中、青森県が支笏湖からヒメマスを移入しました。明治36年、和井内貞行氏が、ヒメマスの卵を譲り受けて、養殖に成功。十和田湖へ放流したことにより、湖でヒメマスが生息するようになりました。このヒメマスは、「十和田湖ひめます」として、平成27年に地域団体商標に登録されています。
ひめますは、「ひめ」の名にふさわしく、姿が美しく体の色が綺麗な魚です。頭部と体の背部は青緑色で背中と尾びれに黒い小さな斑点があります。体側は銀色、腹部は銀白色で、成熟するとベニザケと同じように体側後方が赤色になります。ピンク色の柔らかな身は、独特な食感と甘みが魅力で、臭みがなく、淡水魚でありながら脂がのり、上品な味わいです。刺身や塩焼き、ムニエルなど、様々な料理でいただくことができます。
「十和田湖ひめます料理」は「あおもり食のエリア」に登録されており、主に十和田湖畔の飲食店やホテルなどで提供されています。


ということで、
「ひめます料理」のお店を探して
歩いたのですが…。


ここは、アユの塩焼き。ちょっと違います。^^

閉店しているお店が多いなか、湖畔でかろうじて営業していた、数少ないレストランのひとつで、ようやく見つけました。ひめます刺身定食 2035円。にじます天ぷら定食 1850円。

ひめます塩焼き定食 1925円。


ヒメマスって、
そんなにお高いものなんでしょうか?😅
私たちにとっては、
気軽にいただけるような値段ではなくて。
それに、朝、青森屋のビュッフェで、
死ぬほど食べてしまい、(←アホです)
まだ、お腹がすかないんですよ…。
なので、ひめます定食はあきらめて、
駐車場まで戻ることにしました。


歩いている途中も、
たくさんのお店があったのですが、
ほとんどが閉まっていました。
コロナのせいなのか、
観光業が不振で廃業したのか、
よくわかりません。
とにかく閉まっている店舗ばかりで、
観光業はほぼ壊滅状態なのではないか、
と思いました。


「やすみや 湖畔食堂」。かつてはここで、ひめます料理が食べられたはずなのですが…。

ここは、看板すらもとりはらわれ、完全に廃業しています。こんな店舗が、たくさん続きました。

十和田湖グランドホテル。ここは営業しているようでしたが、人の気配はなく、ひっそりとしていました。

15分くらい歩いて、ジェイアールハウス十和田に到着。遊覧船に乗るときに、ここに車を停めさせていただきました。


ジェイアールハウス十和田は、
十和田湖畔のバスターミナルで、
遊覧船のりばが目の前にあります。
遊覧船のチケットも、
ここで購入できます。
スタッフのみなさんが、
とても親切に対応してくださいました。^^


お土産物屋さんと食堂もあります。写真は、青森のまげわっぱ。こんなにたくさんの種類があるとは、知りませんでした。^^ 


あまりお腹が空いていなかったのですが、
もう2時をとっくに過ぎていたので、
なにかお腹に入れておきたいね、
と話していたら、いいモノを発見しました。


「おにぎり2個セット。
 お申し出いただいてからご用意します。」

と貼り紙が…。笑


コレ、おそらくは、
奥入瀬渓流を散策する人のための、
お弁当なんでしょうね。^^
でも、このときの私たちには、
ぴったりでした。


お願いすると、
ほんの5分ほどで作ってくださいました。
2個セットで、価格は、
250円くらいだったかと思います。


「ひめます刺身定食 2035円(ひとり分)」
のはずでしたが、
ふたりで250円のおにぎりに…。笑


車に乗り込んでから包みを開くと、つくりたてのおにぎりは、まだほんのりとあたたかい。^^


おにぎりをほおばりながら、
出発です。
ようやく、多動夫が熱望していた、
黒石に向かいます。😄


おにぎりの中身は、梅干。^^
こんもりとにぎられたおにぎりは、
コンビニおむすびの2倍くらいあって、
食べ応えがありました。
お漬物も美味です。^^
「おいしいねえ!!」と感動しながら、
楽しいランチになりました。


途中で、虹の湖を通過。写真は、浅瀬石川ダムです。ここまで来たら、黒石まではあともう少し。夫、運転をがんばってます。^^


そして約1時間後、
黒石に到着しました。


雪国の里、「雁木(がんぎ)」の町、黒石です。


黒石市は、
十和田八幡平国立公園北西の玄関口にあります。
市の東部は八甲田山に続く山地です。
つまり、十和田八幡平国立公園と、
八甲田山に囲まれているのです。
すごい立地ですね。^^


この町のみどころは、
古くからの商店街の一角に残る、
レトロな街並みや、
雪国ならではの雁木が設えられた、
アーケードが続く通りです。


…のはず、なのですが。


だあ~れもいません。

歩いているのは、MIYOだけ。😅


この場所は、知る人ぞ知る、
観光スポットのはずなのです。
が、このときはまるで、
閉鎖されたあとのテーマパーク、
みたいでした。


コロナで、町全体が蟄居状態です。
だいじょうぶか、日本?
と思いながらも、
夫とふたりで、町を歩き始めました。


次回から、
「津軽あずましの里 黒石」
をご紹介します。


(つづく)

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