ポルトガルへ。アブダビから始まった14日間 23 - イン ロシオ (Inn Rossio)の屋根裏部屋(2025年2月22日/11日め)
2025年2月16日 ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会で。ポルトガル王国の発祥の地です。(ポルトガル・ギマランイス)
8月31日(日)
冬の旅行の話を、夏には書かない、
と決めています。
(冬服を着た写真は暑苦しいから。笑)
2025年2月に出かけたポルトガル旅日記は、
「月イチ海外」の旅の中に紛れていくうちに、
春を過ぎて夏になってしまい、
すっかり、掲載時期を逃してしまいました。
なので、2月のポルトガル旅日記は、
以下ののんたん日記でエヴォラのことを
少しだけ書いたきりで、
ほとんど書けていません…。
全盲難聴・のんたんのGW日記 6 - 「Dining&karaoke ONE 高田馬場店」でカラオケお楽しみ会 / カールレイモンのハム / ポルトガルのチキンスープ(2025年4月29日/4日め)
それでも、この暑い中、
唐突にポルトガルの話を書きたくなったのは、
「広州で、5秒で喉が痛くなるほどの
タバコ臭い部屋をあてがわれ、
部屋を替えてもらった」
という体験があったからです。
そのときの日記です。
ちょこっと中国、のんびりベトナム 8日間 3 - 南航明珠空港大酒店と南航明珠大酒店(2025年8月19日/1日め)
40年以上旅を続けてきましたが、
部屋を替えてもらうほどの
ひどい部屋にあたったことは、
それほど多くありません。
そんななか、忘れられない体験だったのが、
ポルトガル・リスボンのホテルでのことでした。
そのときの話を、やはり書いておこうと思います。
成田を出発したのは、2025年2月12日で、
全部で14日間の旅でした。
エアラインはエティハド航空で、
往復130000円の格安チケット。
そのうえ、アブダビのトランジットでは、
エティハド航空から、
ホテルを2泊、無料でいただいたので、
2日かけてアブダビとドバイを観光した後、
2月14日、ポルトガル・リスボンへ向かいました。
ここまでの日記はこちらです。
2月15日、リスボンに到着しました。
でも、リスボンにはもう2回行っているので、
今回は素通り。
そのまま、バスでポルトへ移動しました。
そこから、
ギマランイス
ブラガ
ドウロ渓谷(ワイナリー巡り)
コインブラ
エヴォラ
と歩き、再びリスボンに戻ってきたのは、
2月22日。
今回は、そのときのお話です。
旅の最後の地ということで、
少し思い出深いところに泊まりたいと考え、
アゴダで予約したホテルは、海のそば。
コメルシオ広場にほど近いところにある、
イン ロシオ (Inn Rossio)
というところでした。
イン ロシオ (Inn Rossio)です。リスボンの中心部にある、古そうなホテルです。
この日は朝からエヴォラを歩きまわり、ランチの後に、電車でリスボンに移動したので、チェックインしたのは夜8時。さすがにちょっと疲れていました。
このときの部屋ですが。
ツインルーム(20㎡)で、
2泊分で32268円を支払いました。
ふたり分の価格で、朝食は付いていません。
(1泊あたり、16000円くらいですね。)
私たちが普段泊まるホテルは、
もっともっとお安いところ。
ポルトガルでは、
ここまでずっと、アパートメントに泊まり、
1泊7000円くらいのところばかりだったので、
1泊16000円というのは、
私にとってはかなり思いきった価格でした。
(まあ、リスボンは首都ですから、
他の都市より高いのはしかたないのですが。)
マリオット系のホテルだったら、
ポイント利用でタダで泊れたのに、
わざわざ有料でこのホテルを予約したのは、
私なりの思い入れがあったからこそでした。
アゴダに掲載されている写真です。奥のデスクとベッドの間に、ほとんど隙間がないような状態。まあ、20㎡の部屋にベッドをふたつ置けば、これだけ狭くなるのは仕方ありません。
なのですが。
このとき、私たちが実際に泊った部屋は、
こんなところでした。
ベッドの隣りにあるはずのデスクはなく、天井全体が、斜めに急角度で傾斜しています。つまり、四角形の部屋ではなく、三角形の部屋だったのです。部屋を横から見ると、「⊿」こんな形ですね。
斜めに垂れ下がった天井部分には、小さな窓がひとつ。
本来はデスクがあるはずの場所は縮小され、かろうじて荷物を置けるスペースに。壁のいちばん奥は、高さが50㎝くらいしかないようです。
つまりここは、屋根裏部屋でした…。
うわ~。
こ、これが、 1泊16000円の部屋…?😮
と、かなり戸惑いました。
が、夫はと言えば、
とにかく「ホテルにクレーム」が苦手な人。
「どうする?」
と訊きましたが、
「オレは別に。これでいい。」
と…。
夫は「問題ない。」と言うし、
夜も遅かったので、あきらめました。
しかたなく荷解きし、お風呂へ…。
あはは。よく見たら、バスルームの天井も斜めになってます。
ベッドは、手前の、天井が高い側に夫が寝て、
私は、天井が垂れ下がっている側に寝ることに…。
でも。
部屋に入ってからの数時間で、
私、低い天井に何度も頭をぶつけてしまって。
5回めに頭をぶつけたときに、
「これはもうだめだ。
こんな部屋に2日もいられない。」
と思いました。
もうお風呂に入ったあとで、
部屋着になっていたのですが、
このまま寝ることはできない気持ちでした。
「私さ。
やっぱり今から、フロントに行ってくる。
あなたは、この部屋でいいと思うんだよね?
この部屋をおかしいと思うのは、
私だけなんだよね?
だから、私がひとりで、
フロントに行くしかないんだよね…?😔」
と言ってみましたが、夫は黙っています。
「ああ、この人やっぱりダメだ。」
と思いました。
でもいつものことなので、
今さら悲しんでも、自分がサビシイだけです。
残念だけど、夫は動かない。
この部屋がイヤだと思ったら、
自分でなんとかするしかありません。😔
…ということで、部屋着のままで部屋を出て、😓
ひとりで、深夜のフロントに行きました。
時刻は、夜の12時半。
薄暗いフロントで、スタッフに向かって、
ゆっくりと、しかしはっきりと言いました。
「私たちの部屋がどうして屋根裏部屋なのか、
理由をおしえてください。」
と…。
少しばかり言い合いになりましたが、
このときのやりとりを要約すると、
以下のようになります。
彼の回答:
「ホテルにはいろんな部屋がある。
アゴダの写真と違う部屋だってある。
まあ、うちに直接予約してきた客には、一応、
『屋根裏部屋しかないけどいいか?』
と確認はするけど、
アゴダから予約した客には、
そんなこといちいち訊かない。」
たぶんその日、ホテルは満室状態だったのでしょう。
そして、いちばん最後にチェックインした私たちが、
残りかすのダメな部屋を、否応なくあてがわれた、
ということだったみたいです。
み「いろんな部屋があるというのなら、
屋根裏部屋の写真も、
堂々とアゴダに載せるべきでしょう。
でも、アゴダのどこにも、
屋根裏部屋の写真はありませんよね?
私は、4時間で5回も天井に頭をぶつけました。
これ以上堪えられないので、
部屋を替えてください。(←でた~。🤣)」
彼「部屋を替えることは、
自分の一存では決められない。
ボスに訊いてみるから、
明日の朝、もう一度ここに来てほしい。」
ああ、また明日、ケンカしなくちゃいけないんだ。
と思いましたが、しかたありません。
この日はそのまま引き下がりました。
こうして、
思い出になるはずの、旅の最後のホテルは、
屋根裏部屋になってしまいました。
でも、あきらめられない私。
ダメもとで、アゴダのカスタマーサービスに
チャットメールで相談しました。
状況を説明し、
「アゴダの客には、いちいち説明をしない。」
という、スタッフの勝手な言い分も報告し、
上の写真を添付。
するとほどなく、担当の方から返事が来ました。
「ご不快な思いをさせてしまい、
申し訳ございません。
返金のケースに該当すると確認いたしました。
現在はホテル側と、
返金交渉を開始しております。」
と…。
夫は頼りにならなかったけど、
アゴダのカスタマーサービスはすごい、
と、感動しました。^^
そして翌朝8時。
再びスタッフと交渉するべく、
ひとりで部屋を出ようとすると、夫が、
「オレも行くよ。」と…。
へえ…。🙄
夫としては、そうとうイヤだったはず。
でもこれ以上、私ひとりにやらせたら、
あとでどれだけ恨まれるか、
コワかったんじゃないかな…。🤣
で、ふたりしてフロントへ。
件のスタッフは、
私の顔を見るなり、うなずきました。
もう、結論は出ていました。
彼「部屋を替えます。
今の部屋を12時にチェックアウトして、
今日の午後4時から、別の部屋に入れます。」
ここで、また抗議しました。
み「それはヘンでしょう。
私たちは2泊で予約したのだから、
2日間、連続して部屋があるはずです。
今日の正午から午後4時まで、
いる部屋がないというのは、
納得できません。」
彼「…オーケイ。
じゃあ、今から明日の12時まで、ずっと、
代わりの部屋にいていいから。」
当然です。😤
そして私、もうひとつ言いました。
み「昨夜、私たちは屋根裏部屋に泊まって、
とても不快な思いをしています。
それについて、ホテル側は
どう補償する(compensate)のですか? 」
彼「コ、コンペンセイト…。😦」
思いがけないことを言われたようで、
一瞬、彼がたじろぎました。
横で夫は、このやりとりを聞きながら、
たぶん、恐れおののいていたと思います。🤣🤣
彼「…朝食ビュッフェを無料にします。😥」
そう来なくっちゃ。😊😊😊
そのまま、ホテル内のレストランへ。^^ わーい、わーい。
ハム、チーズ、サラダとフルーツ。
このほか、豆の煮物やベーコン、サラミ、ソーセージ、マッシュルーム、卵なんかもありましたが、あまりにも普通の朝食ばかりだったので、撮っていません。笑
デザートは、アップルケーキとマーブルケーキ。
MIYOの朝ごはんです。^^
朝食のあと、荷物をまとめて移動。最後に屋根裏部屋で記念写真。🤣
そしてそのまま、新しい部屋に移りました。
今度はどんな部屋かな…。
ドアを開けると、まずはソファとシングルベッドがひとつ。
そして隣りがベッドルーム。
もともと、予約したのは20㎡の部屋でしたが…、
二間続きのかなり広い部屋に、アップグレードされていました。30㎡くらいかな。
こう来なくっちゃ。😊😊😊
アゴダで調べたところ、この部屋は、「スーペリアトリプル」というタイプで、朝食込みで1泊(大人2名)の価格が、9月8日の場合は49440円になっていました。(定価は76332円) ここでは25㎡とありますが、もっと広い部屋でした。
1泊素泊まりで16000円で予約した部屋が、
1泊朝食込みで約50000円の部屋に…。
たぶん、12時から16時まで空いている部屋が、
ここしかなかったのだと思います。笑
あのまま我慢していたら、
屋根裏部屋に2泊もすることになっていました。
でも、がんばった甲斐あって、
部屋を替えてもらえたし、
無料の朝食もゲットできたし。^^
(アゴダには、
「解決したので、返金交渉を停止してください。」
と連絡しました。)
「ほおらね。
やっぱり、おかしいと思ったら、
きちんと抗議しなくちゃダメでしょ。」
と、内心、思いましたが、
あえて夫には言いませんでした。
言わなくても、これで、
夫もよくわかっただろう、と思ったので。
ところが。
このときのことを、夫は、
フェイスブックにこう書いていたのです。
「小生は別に、元の部屋でよかったのですが、
ヨメさんが怒ってホテル側に抗議し、
部屋を替えてもらいました。
自分は、少々のことは気にならないので、
心穏やかに生きていますが、
その場その場で怒りを抑えられず、
すぐに他人に対して怒りをぶつける人は、
生きていて苦労が絶えないだろうなあ、
と思います。」
😮😮😮
てっきり、
「自分は不甲斐ない夫で申し訳ない。」
と反省しているかと思ったら。
この人、全然わかってない。
それに私は、怒りをぶつけたんじゃなくて、
正当な言い分をホテルに主張しただけ、
だと思うのですが。
夜中に、かなりの勇気を出して、
ひとりでフロントに行ったんですけどね…。
私のおかげで、朝食をゲットして、
広い部屋にも移れたのに、この言い草。
自分の言動が妻を傷つけていることが、
夫にはわからない。
そのうえ、それをフェイスブックに書くなんて。
このあと、夫婦ゲンカになったのは、
言うまでもありません…。😓
ポルトガルでは、
すてきなところにもいっぱい訪れたのですが、
やはり、いちばん先に思い出すのは、
このときの屋根裏部屋です。
「ポルトガル=屋根裏部屋」🤣🤣
旅の思い出というのは、
「きれいだった。楽しかった。」
なんていうところよりも、
「だめだった。失敗だった。」
と思う体験の方が、あとあと笑い話になり、
強烈に心に残るような気がします。
そういう意味では、当初の思惑どおり、
「思い出深いホテル」に泊まったのだと、
言えないこともないのですが。😓