MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ⑧ 最終話

2012年11月6日 ビーズを紐でつなぐ訓練。(全盲難聴・のんたん 17歳)



ようやく、最終話になりました。
今日は、これまでのお話をまとめる形で、
「差額ベッド代を不当に徴収されないために、留意しておくこと」
を書いていきたいと思います。


① 入院前に、「入院申込書」書くことになったら。
病室の希望欄には、無料の部屋のみを記入しましょう。
「第一希望」「第二希望」などといった言葉に誘導されて、
ここに有償の部屋を書いたら、自分から希望したことになってしまいます。

② 突然、入院が決まり、「相部屋に空きがないので、有料の部屋に」と言われたら。

以下を伝えましょう。
・有料の部屋は希望していないこと。
・厚生労働省から、
 「このような場合には差額ベッド代の支払いが不要である」
 という文書がでていること。
できれば、厚生労働省が発行した文書を見せましょう。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000041925.pdf
解決がつかない場合は、
「(各都道府県の)医療安全相談センターに相談します。」
と言いましょう。


③ 個室を利用するときの「同意書」を書くようにと言われたら。
「差額ベッド代は払えません。同意書には記入できません。」
と言いましょう。


④ ①~③を実行する勇気がなく、
 やむをえず、有料の個室に入ることになってしまったら。
「相部屋に空きができたら、できるだけ早くそちらに移してください。」
とお願いして、被害を最小限におさえましょう。
ただし・・・。
差額ベッド代を支払うことを約束して個室に入ってくれた患者さんは、
病院にとって、ありがたいお客(=金づる)です。
そのまま入っている限り、お金を払い続けてくれるのですから。
したがって、無料の部屋へ移るために、
病院が積極的に努力してくれるというのは、
あまり期待できないかもしれません。


上記の①~④についてを、家族全員で話し合い、
家庭内で意思統一をはかっておかれた方がよいと思います。
病気になった本人がうまく話せない時でも、
その代わりに、家族がきちんと対応できるように。


上記の②については、MORAGONさんが、
厚生労働省の関東信越厚生局に問い合わせ、
確認をとってくださいました。
どうもありがとうございました。


MORAGONさんのコメントです。
個室室料の徴収については、厚生労働省の関東信越厚生局というところに問い合わせたところ、患者に特別療養環境室(個室)に係る特別の料金を求めてはならない場合の事項が詳細に記載された書類を添付で送信してくれました。電話口で確認しながら「もしそれでも徴収すると言われたらこの部分を病院側に提示してください」ということでマーカーで分かりやすく囲んでおくように言われました。それが理由で診療拒否された場合は、各県の医療安全相談センターに連絡すれば良いです。


つばペンさんが、以下のようにリブログしてくださっています。


>医療も高度になり、
 差額ベッド代で利益上げないと経営難しいのかも。。


そのとおりですね。
こうまでして、策を弄し、患者から差額ベッド代をとりたてようとするのは、
そもそも、病院が儲かっていないからです。
経営難なので、なんとかして、お金を稼がなければならないのです。


でも、「病院が儲かっていない」のは、患者のせいでしょうか?
医療行政とか、健保とか、薬価とか、病院のシステム上の問題とか、
原因はいくつもあるはずです。
それらを解決しようとせず、
手っ取り早く、取れるところから取って、
その場をしのごう、というのが、
この、「不当な差額ベッド代」なのです。
「儲かってないから、差額ベッド代を払え」
と私たちに言うのは、スジが違います。
赤字のツケを患者にまわすのかどうか。
こういうところで、その病院の品性が問われます。


そもそも病院は、病気や怪我を癒すところ、とだけ考えていたいのに、
いざ入院するときには、
「だまされないようにしなくては」と、
身構えていなければならないのが、現実です。
うっかりしていると、
膨大な金額の差額ベッド代の請求書を、つきつけられるのです。


そうならないために、
上記①~④を、心にとめておいてください。
また、「不当な差額ベッド代を要求しない、誠実な病院を選んで入院する」
というのも、有効ですね。


みんながこの「だましとる病院」の実態を知り、
その結果、もっと誠実な病院を選んで入院するようになったら、
差額ベッド代をだましとる病院は、しだいに淘汰されていくことでしょう。
(現状は、残念ながら、大多数の病院がだましとっているみたいですが。)
そして、なによりの対抗策。
それはやはり、「できるだけ病気にならないこと」ですよね。^^


これにて、このコラムを終了いたします。
たくさんのコメント、リブログ、本当にありがとうございました。
奥州平山氏さんからは、力強いタイトルをいただき、
いつもはげまされました。
どうもありがとうございました。



悪質なペテン師な、医療サービス員らを放置すべきではない、 日本の主権者であり、 国主である、 一般の日本国民たち❗



凶悪なペテン師らが横行する、医療サービス分野! 解消すべき主は、日本の主権者である、一般の日本国民たち


罠でも在り得る、入院申込書! 詐欺の横行する医療サービス分野!



日本人たちの、日本の主権者としての未開性の度合いにも応じて、 ペテン師らが横行したまま、放置されてある、 医療サービス分野!


みなさまのご健闘を祈ります。^^


(おわり)

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