コロナでも金沢。3人で歩いた、3泊4日のおトク旅 16 - 近江町食堂、焼鯖寿しと加賀友禅のマスク(2020年7月26 日/3日め)
2020年7月26日 金沢市・にし茶屋街。
7月26日
人通りのないにし茶屋街を
独り占めして歩いたあと、
バスに乗って、近江町市場に戻りました。
にし茶屋街
まな板のように平たい、近江町いちば館のビル。
ビルの裏側に、近江町市場があります。
近江町市場には、ウニ、牡蠣、海老、お刺身など、その場で食べられるものもたくさんあります。お腹が空いているので全部食べたい。笑
でも、いちばん気になったのは…、
日本料理「一乃松」(福井県越前市)の焼鯖寿し。
このお寿し、ネットでも買えるのですが、
価格は1620円になります(送料別)。
でも、ここでなら、1280円!
冷蔵不要で、賞味期間は3日です。
これなら、東京に持って帰ることができます。^^
じーーーっと見てたら、おじさんが、
「1200円でいいですよ。」
と言ってくれたので、買っちゃいました。^^
近江町市場で買った唯一のものが、
金沢のものではなくて、
福井県・越前若狭の、焼鯖寿し(笑)。
2日後、東京に持ち帰って、
その日の晩ごはんで食べたのですが、
これがね。
すっごくおいしかったのです。
ああ、また食べたい。笑
さて、本日のお昼ごはんです。
路地の奥に、ちんまりとしたお店を見つけました。
「近江町食堂」です。90周年記念セールをやっていました。
一番人気のメニュー、海鮮丼。市場で仕入れた新鮮なお魚を、ふんだんに使っています。
茄子の田楽、焼きサバ、加賀野菜の天ぷら、かき揚げ、稚鮎の天ぷら。もうまったくの居酒屋メニューです。笑
お腹いっぱいになり、
これでようやく、
金沢市内観光が終わりました。ふう…。
ここから、次の宿泊地へと移動します。
楽しかったなあ、金沢。
「夜討ち朝駆け、ごはん抜き」でしたが。😂
最後に、金沢ならではの、「金箔」のお話を。
にし茶屋街でいただいた宇治金時。豪勢な金箔付きです。
「ゆげや萬久」の海鮮丼。もちろん金箔付き。
その隣りのお店で見かけた、「金箔羊羹」。
そして、かの有名な「箔一(はくいち)」の、「金箔のかがやきソフトクリーム」。お値段も、891円です。笑(画像をお借りしました。)食べるときにうかうかしてると、顔に金箔が貼りついて無様なことになるそうです。
金沢って、どうしてこう、
なんでもかんでも金箔なんでしょうか。🤣
なにしろ、金沢の金箔生産量は、
日本一です。
金箔を多く生産する土地柄、というのは
あるかもしれません。
では、なぜ金沢は、
金箔の生産が1位なんでしょうか?
これには、3つの理由があるそうです。
①湿度が高い。
金沢は、湿度がとても高いのです。
そのことによる、
「乾燥しない」「静電気が起こりにくい」
という気候風土は、
金箔生産に適していました。
②製箔技術のレベルが高い。
江戸時代には、江戸と京都以外での箔打ちが
禁止されていました。
それでも、現在の金沢である加賀は、
純度の悪い素材から密造を続けていたのです。
その長い歴史によって、
高い製箔技術が培われました。
③金箔の需要が多い。
金沢では、伝統工芸の産業が盛んであったため、
他の地域に比べて、
金箔に対する高い需要がありました。
このような歴史から、金沢と金箔は、
切っても切れない関係になったわけです。
金箔を使ったアイテムは、
食べ物だけにとどまりません。
たとえばコスメ。
金沢では、コスメにだって、
金箔を使いまくっています。笑
お土産物屋さんの店頭。金箔入り化粧水やフェイスマスクがどどんと並んでいます。
普通に売っている置物でも、キンキラキンのものが多いですね。^^ 金沢テイストというのでしょうか…。
ああ、でも、
キンキラキンでないものもありました。
和菓子「村上」製・加賀友禅オリジナルマスク。一枚1980円
加賀友禅のマスクですよ!
なんてすてき。😍
いやこれ、欲しいわ~って思いましたが、
マスク1枚に1980円はねえ…。
買わずに帰ってきました。
でも、今、こうして写真を見てると、
うーーーん、やっぱり欲しいです。笑
調べてみたら、ヤフーで売ってました。
でも、送料がかかります。
今になって、
「やっぱり、買っておけばよかった」
としみじみ。
加賀友禅のマスクと、
一乃松の焼鯖寿しを買うために、
「もう一度、近江町市場に行きたいなあ」
と思う、このごろです。爆
いえ、もう一度ならず、
二度でも三度でも。
何度でも行ってみたい街。
それが金沢でした。^^
(つづく)