MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 28 - 積善館⑩ 佳松亭「猩々」で、至福の晩ごはん (2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・佳松亭「猩々」で。キンキを煎り酒でいただきました。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


さて、いよいよ、
楽しみにしていた夕食です。^^


3つの建物がある積善館ですが、
湯治棟である「本館」では、
当初は、湯治客が自炊していたそうです。
(現在はできません。)
現在は、素朴でありながらも滋味豊かな献立を、
「積善弁当」というお弁当形式でいただきます。
(ご飯と上州麦豚こしね汁はお替わり自由。)


積善弁当の例。(画像をお借りしました)


そして「山荘」と「佳松亭」では、
四季を鮮やかに映す会席料理が饗されます。
素材の持つ美味しさと旬を大切にするため、
「和食」にこだわっているそうです。


佳松亭での食事はお部屋食。
または、専用個室でいただきます。
そして山荘に宿泊した場合、お食事は、
佳松亭5階のラウンジ「猩々(しょうじょう)」
でいただきます。
私たちがチェックインしたときに、
ウェルカムティーをいただいたところです。


【猩々】
古典書物に記された架空の動物です。能の演目である五番目物の曲名『猩猩』が有名です。中国の海棲の精霊と言う設定の猩猩(後シテ)が、真っ赤な能装束で着飾り、酒に浮かれながら舞い謡います。本来は中国の古典書物で、人語をあやつる、または解する獣とされています。

『本草綱目』(1596年)では、猩猩は中国属州交趾郡(ベトナム)産の野獣とし(現代訳ではオランウータン種に同定)、人面獣身で、地毛は黄色である等と書いてあります。


能で舞い謡う、猩猩です。(画像をお借りしました)


山の中のラウンジですから、
サルもいるのでしょう。
そこを、
「猩々(オランウータン)」
と名づけるとは、格調高いですね。^^
(ちなみにMIYOは、「猩々」ということばを、
 ここに来て初めて知りました。😅)


ラウンジ「猩々」に到着しました。ここは一般のレストランではなく、佳松亭・山荘に宿泊する人がチェックインやお食事のときに利用するラウンジです。そのすばらしい内装は、現代建築を取り入れながらも、桃山様式の組子細工を再利用・復元し、今に活かしたものです。

入口の組子細工の向こう側にある、一番奥の窓際の席に案内していただきました。(画像をお借りしました)

私たちの席からラウンジ内部を眺めた写真です。お客さんの半数以上は、外国人でした。(この写真は翌朝撮ったものですが、あらかじめ席が決められているようで、夕食も朝食も、全員が同じテーブルについていました。)


席についた私たちに対応してくださったのは、
ベトナム人のファウミンさんでした。^^


ついさっき、チェックインのときにお世話になった方です。^^

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 20 - 積善館② 「鬱金(ウコン)ノ五」/ 冬の堀切菖蒲園(2023年1月17日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


「チェックインだけじゃなくて、
 レストランも担当されているんですね。笑」
と、再会できたことを喜び合いました。^^


この日のメニューです。全11品。

箸染めと前菜の盛り合わせ
桜の花の小枝が添えられていました。

箸染め(上2品):花耶菜(はなやな)と烏賊糀、羽二重
*花耶菜とは、ブロッコリーのことだそうです。
前菜の盛り合わせ(7品):筍の松前寄せ、そら豆、海老の琥珀寄せ、烏賊のウニ焼き、抹茶茶巾、菜の花の太巻き、菊芋の松風焼き


どれも、とてもおいしかったのですが、
なにより驚いたのは、
これらのメニューのひとつひとつを、
ベトナム人のファウミンさんが
よどみなく説明したことでした。😅


日本語の、それも、
耳慣れない名前ばかりなのに、すごい。^^
MIYOは、必死でメモをとったのですが、
それでも追いつかず、しばしば、
「えっとこれは、なんでしたっけ。
 もう一度言っていただけますか。」

などと繰り返しておりました。笑


お酒は、群馬地酒飲み比べセット(4300円)をいただきました。

水芭蕉、聖徳、谷川岳です。

チェックインのときにいただいた、愛郷ぐんま全国割クーポン(ふたりで4000ポイント)を利用したので、実質300円ですみました。アプリにポイントをチャージするのがちょっとおっくうだったけど、やってみれば案外簡単だったし、利用できてよかったです。^^

白子豆腐 
(中もふんわりとしています。梅のジュレとともにいただきました。)

御椀と造里
*造里には、土佐醤油と煎り酒が添えられていました。

御椀:吉次 柚子
*キンキと柚子のお吸い物をかつおだしでいただきました。

造里:甘海老、きんめ、中トロ、イワナ
*土佐醤油と煎り酒でいただきました。

初めて煎り酒でお刺身をいただいたのは2年前。田中本家博物館の江戸時代料理再現食事会でのことでした。「江戸時代、お刺身は煎り酒でいただいていた」「お醤油は魚の味を殺す」ということを教わりました。とてもおいしかったので、博物館の売店で買って帰りました。^^(2021年3月27日 長野県須坂市)

コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 13 - 田中本家博物館の江戸時代料理再現食事会②(2021年3月27日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


優しい味の「煎り酒」は、
白身魚のお刺身にとても合うのですが、
これまでに、田中本家以外の場所で、
煎り酒を供されたことはありません。
さすが、積善館。^^


なつかしい煎り酒で、キンメの美しいお造りをいただきました。絶品です。


「煎り酒は、ウチにもありますよ。^^」
と言うと、
「え? 煎り酒をご存じなんですか?」
と、ファウミンさんが驚いていました。
いえいえ。
ベトナム人なのに、煎り酒を知っている、
ファウミンさんの方が、びっくりです。笑


蓋物
百合根万十
*カニ、白身魚が入っています。…というか、「カニ万十」と言ってもいいくらい、カニがたくさん入っていました。

焼き物:銀鱈の西京焼き
*ふきのとうの天ぷら、アラの煮こごり(酢味噌添え)とともに。

合肴の器もすてきです。^^

合肴:甘鯛と白子の焼きびたし

食事:コシヒカリ、赤出汁、香の物

台物も食べごろです。

台物:上州和牛 すき焼き

水物:季節の果子
レモングラスゼリー(シャインマスカット、洋なし、メロン、いちごと共に)
柿羊羹(一年間漬け込んだ柚子を添えて)
*水物には、ゼラチンを使っていないそうです。


渾身のお料理の数々は、どれもおいしくて、
驚いたり、感動したり…。
すばらしいお食事でした。


(つづく)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 27 - 積善館⑨ ライトアップ②(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・山荘のプレミアムラウンジで。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


幻想的な、積善館本館のライトアップ。
夫とふたりで、
たくさん写真をとってしまったので、
もう少し掲載させていただきます。


正面に見えるのは、積善館本館(3階建て)。

本館の後ろにある山荘もライトアップされていて、昼間よりもはっきりと見えます。

その右側には、「元禄の湯」がある前新。

そして、赤い慶雲橋を渡って、新湯川をへだてて反対側にあるのは、向新です。

ついさっきまで、こんな風だった前新と廊下橋が…、

今はこうなっていました。^^

新湯川にかかる廊下橋。前新(左)と向新(右)をつないでいます。

そして新湯川には、湯気がたちのぼっていました。「元禄の湯」は、この川底より自噴する源泉を利用しています。

愛らしい鉄製提灯が提げられていた、向新は…、

予想通り、こうなっていました。^^

玄関の左手にある、別棟「イ宅」のあたりも…、

こうなっています。

前新(左)と向新(右)。そして赤い慶雲橋。

昼間も味わいのある佇まいでしたが…、

夜はさらに、言いようのない美しさで、圧倒されました。

玄関わきにある食事処「積善や」にも、明かりが灯っていました。本館に宿泊している方々の夕食が始まっているようです。


ライトアップされた本館の光景を
まだまだ見ていたかったのですが、
私たちの夕食の予約時間も、
近づいていました。
遅れると申し訳ないので、
そろそろ戻ることにします。


3階建ての本館の後ろで、ふんわりと光を放っている山荘が見えます。この玄関を入って、階段を上がれば山荘へと戻れるのですが…、

やたらと違う道を通りたがる夫。今度は、玄関脇にある階段から行きたいそうです。笑

夕方の積善館も味わい深かったのですが…、

さすが、現存する、日本最古の湯宿建築。幻想的なライトアップに、すっかり魅了された夜でした。

同じ場所を明るい時間に歩いたときの日記はこちらです。
コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 23 - 積善館⑤ 本館・元禄の湯、玄関と外観(2023年1月17日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


次回は、楽しみにしていた夕食です。


(つづく)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 26 - 積善館⑧ プレミアムラウンジ「井筒」とライトアップ①(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・山荘のプレミアムラウンジ「井筒」で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


佳松亭でチェックインしてから、ここまで、
 山荘→本館→佳松亭
…と、ウロウロしてきました。
そして、再び山荘までもどってきました。


けれど部屋には戻りません。
次に行ったのは、
私たちの部屋の隣りの隣りにある、
山荘プレミアムラウンジ「井筒」です。


山荘プレミアムラウンジ「井筒」の扉です。


入口で、暗証番号を入力して入ります。
(番号は、チェックインの時にいただきました。)


ドアを開けると、まず目に入るのは、大きな丸い窓。

そして左側は、自由にくつろげるラウンジになっています。

レトロとモダンがいっしょになったような…。でも落ち着きのある、書斎のような雰囲気です。

コーヒーの他に、紅茶(アールグレイ)、ルイボスティー、そして薬膳茶とロータスのジンジャークッキーが置いてありました。


薬膳茶は、玫瑰(まいかい)陳皮紅茶でした。
陳皮はみかんの皮で、よく知られていますが、
玫瑰とは、ハマナスのことなのだそうです。


玫瑰花は、バラ科。
ハマナスの蕾は、古来より、
女性の若さを保つために重用されてきました。
カラダを温める作用があり、血の巡りを整え、
生理不順や生理前のイライラに
効果があると言われています。


ハマナスの蕾と、それをブレンドした玫瑰陳皮紅茶です。赤い花びらが入っていて、きれいですね。(画像をお借りしました)

北海道・積丹半島で。神威岬では、ハマナスの花が咲き乱れていました。(2022年6月24日 北海道積丹郡積丹町)

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 62 - ウポポイ⑨(チキサニ広場とイカラウシ工房)/ 積丹半島のバフンウニ丼 / コンビニで5%オフになるカード3(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


玫瑰陳皮紅茶、とてもおいしかったです。
効能は、
「疏肝解鬱・理気調中の作用、
 気の巡りをよくし、うつ状態に働きかける」
…だそうです。
ネットで調べてみたら、
ティーバッグ5個入りで648円でした。
我が家には高級品です。😅😅


オープンシェルフの向こう側に行ってみました。ここの組子障子もすばらしいですね。^^

まずはコーヒーを一杯。こういうことがやりたかったんですよ~。(夫には理解できない世界なのですが。)

大きなウッドテーブルもあります。

MIYO、うれしそうです。😄😄


こういうところで、なにもしないで、
ただぼんやりと庭を眺めて過ごす…。
ほんとうはそういう旅をしたいのですが、
じっとしていると夫が発狂するので、
我が家ではムリそうです。😅


このときも夫は、
コーヒーを飲み終わると、
「ちょっと温泉に入ってくる。」
と言って、
ラウンジから出て行ってしまいました。🤣🤣


さて。
プレミアムラウンジでひと息ついたら、
すっかり日が暮れてしまいました。
このあとにもうひとつ、見たいものがあります。
(↑まだあるのか?笑)


それは、積善館本館のライトアップです。
積善館の「もうひとつのお楽しみ」として、
毎晩、開催されています。


さきほど歩いた積善館本館が…、

こんなふうになるんです。まるで、巨大な、そして繊細な行灯のようです。

赤い慶雲橋をわたって、敷地の外から眺めました。

いかがでしょうか…。

「千と千尋の神隠し」の、あの光景を…、

彷彿とさせてくれませんか…?^^

幻想的な光を放つ積善館。なにか、違う世界に来てしまったかのようでした。^^


積善館のライトアップ。
夫は、「イルミネーション」というものが
嫌いなのですが、
さすがにこのときは楽しんでいました。^^


(つづく)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 25 - 積善館⑦ 佳松亭 杜の湯(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・本館で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


現存する、日本最古の湯宿建築の、
積善館本館。


階段や客室のドアにも、かつての設えが残されています。


ここから、山荘を通り抜けて、
鏡の廊下の先にある、佳松亭に行きました。
私たちが、到着時にチェックインした、
フロントのある建物です。


この、フロントのあるフロアは、
実は1階ではなく、
佳松亭の5階にあたります。
山の斜面に建てられたので、こういう、
おもしろい造りになっているんですね。^^


フロントの横にある長い通路。その先に、「ゆ」という暖簾がかかっています。

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 19 - 積善館① 国登録有形文化財の極上温泉宿(2023年1月17日/2日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


この暖簾の先にある、
「杜の湯」まで行ってみました。
積善館で唯一の露天風呂です。


庭の中にある、こんな通路を歩いていきました。

「杜の湯」に到着です。まずは、休憩スペースでお茶をいただきました。

ここには、ウォーターサーバーと水だし健康茶(ハト麦、玄米、クマザサなど、十数種類のブレンド茶)のジャーが置かれていました。

昨年訪れた「星野リゾート 界 ポロト」でも、湯上がり処に同じようなジャーが置いてあったのを、なつかしく思い出しました。このときに置いてあったのは、カシス酢と「イタドリ茶とほうじ茶のブレンドティー」でした。

コロナでもポロト湖。星野リゾート 界 ポロト スイートを無料で楽しむ 7 - とんがり湯小屋「△湯(さんかくのゆ)」(2022年6月20日/4日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


休憩スペースの隣りが、「杜の湯」です。


男湯には人の気配があったのですが、
女湯には誰もいませんでした。
MIYOは、通常、
お風呂の写真は撮らないのですが、
このときは夫に言われて、
人気のない女湯の写真を撮ってきました。


外の景色が眺められる大浴槽。

その後になって、夫が撮った男湯の写真です。(あまり変わりませんが。笑)

湯口からは46.3度の温泉が絶えず流れ出しています。浴槽での温度は41.3度だそうです。

外には露天風呂があります。

手前側。

そして奥側。


「杜の湯」を見たし、
ここで終わるかと思いきや、多動夫、今度は、
「庭を歩いてみる。」
ですと…。


「疲れを知らない子どものように~」っていう歌がありましたね…。

庭の小径をどんどん歩いて、あっという間に、どこかへ行ってしまいました。🤣🤣

しょうがないので、夫が戻ってくるまで、ここに立ちつくして庭を眺めていました。😅😅


こんな感じでどたばたしながらも、
ようやく佳松亭の探索が終わりました。
夫も気がすんだようなので、
次はMIYOの行きたいところへ。
(…ってことは、夫だけじゃなくて、
 お互いに行きたいところがあったのか?
 って、あきれられそうですが。😅)


MIYOが行きたかったところ。
それは、積善館「山荘」3階にある、
「山荘プレミアムラウンジ」です。
2021年末にオープンしたばかりの、
まだ新しいラウンジで、
佳松亭と山荘に宿泊した人は、
誰でも利用できます。


山荘プレミアムラウンジの扉です。


MIYOの希望は、
ここで、ゆっくりとお茶したかったっていう、
ただそれだけのことだったのですが。笑


このラウンジは、
私たちの部屋の2軒隣りにありました。
(つまり、「隣りの隣り」です。)
そんな近くにあったのに、
多動夫につきあって館内をうろうろして、
ラウンジにすら入れなかったのです。😂😂


ということで、次回はようやく、
「山荘プレミアムラウンジ」に入ります。♪


(つづく)

コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 24 - 積善館⑥ 山に並ぶ宿と、鏡の廊下(2023年1月17日/2日め)

2023年1月17日 積善館・本館で。(群馬県吾妻郡中之条町)


1月17日(火)


積善館の本館を出て、赤い慶雲橋を渡り、
敷地の外にでました。



探索はここで終わるのかと思いきや、
多動夫が、周囲を歩いてみたいと言うので、
仕方なく、MIYOもつきあって歩きました。


古いお店がありました。名前は「よろづ屋商店」。かつて、四万温泉がもっとにぎわっていた頃に営業していたと思われます。今は空き家のようです。

商品は、食料品、はちみつ、温泉下駄、そば粉など、看板の文字に年季が入っています。「温泉でバターを買ってどうするんだろうね?」と話し合いました。笑

積善館の隣りの敷地に建っている温泉旅館「四万たむら」。創業1563年の老舗旅館です。茅葺屋根がすてきです。^^


【四万たむら】
たむらの祖・田村甚五郎清政が四万温泉に来たのは、1563年(室町時代永禄6年)でした。甚五郎清政は、吾妻の岩櫃城六代目城主斉藤越前守基国に使えていました。が、1563年、武田勢に攻められ、北上する城主の行先を守るため、四万にとどまり、追っ手を防ぎました。
甚五郎は、そのままこの地に土着したのですが、四万川の中なら湧出する温泉を発見したことにより、湯宿を始めました。これが、四万温泉の始まりと言われています。


ここまで歩いて行き止まりになったので、
引き返しました。
ここで積善館の方を見ると…、


積善館の3つの建物が一望できました。山の斜面に整然と並んでいます。


一番手前にあるのが本館
中腹で、樹々に隠れているのが山荘
そして一番高いところにあるのが、
佳松亭です。


積善館の館内にあった写真です。3つの建物がきれいに並んでいます。秋にはこう見えるんですね。^^

こちらは現在(冬)の積善館。趣の異なる3つの建物は、トンネルや廊下でつながっています。


山の斜面に並ぶ積善館を眺めながら、
のんびりと歩きました。
多動夫はそのまま、
川下の方まで歩いて行ったのですが、
つきあいきれないので、笑
ひとりで行ってもらいました。


夫が撮ってきた写真です。「河原の湯休憩所」があったみたいです。笑

お土産物屋さんが並ぶバスターミナルまで歩いて行って、ようやく気がすんだようです。🤣🤣

MIYOは、積善館の写真を撮りながら、夫が戻ってくるのを待ちました。夕暮れ時になり、元禄の湯がある建物「前新(まえしん)」に、ふんわりと灯がともっています。

いい感じです。^^ 宿の前を流れる新湯川に架かっているこの橋は「慶雲橋」と言いますが、「千と千尋の神隠し」のモデルになったのでは、と言われています。

映画に出てきた、「油屋」へと繋がる赤い橋です。そう言われれば、なんとなく、似ていますね。^^

中央に写っているのは、積善館の前新です。右手にある向新と、廊下橋でつながっています。


【積善館の前新】
1930年(昭和5年)に建造されました。1階が鉄筋コンクリート造の浴室「元禄の湯」で、2階3階は木造の客室になっています。浴室部分に連続するアーチ窓がハイカラな印象を与え、宿泊客に親しまれています。


「元禄の湯」の上に
宿泊する人もいるんですね。😮
本館では、内部も、
当時の佇まいをかなり残しています。
なので、「バストイレなし」となるのも
しかたがないですね…。^^


さて、本館の探索も終わったので、
これでお部屋に戻ってひとやすみ。
…のつもりだったのですが、
多動夫、今度は、
「佳松亭に行きたい。」
と言いだしました。😂😂


さっき佳松亭でチェックインしたでしょ。
もう見たでしょ。

…と言いたいところですが、
そうはいかないんですよね。😭😭


ということで、お部屋に戻ることなく、
山荘を素通りして、
今度は佳松亭に行きました。😭


山荘から佳松亭に行く通路上に、「鏡の廊下」があります。幅10㎝くらいの細長い鏡が、壁にいくつも埋め込まれています。(右端に写っているのは、その一枚です。)

光が鏡に反射し、柔らかな光に包まれたような空間を演出するのだそうです。そして、その壁には、独特のテイストの絵が、いくつも飾られていました。

自閉症の画家、太田宏介さんの作品だそうです。(画像をお借りしました)

夫はこういうテイストが大好き。しきりに感心して、写真を撮っていました。


たしかに、あったかくて、
いい雰囲気の絵だな、と思います。
そして、夫が好きそうな絵だな、とも。笑
この絵がいい、というのは、
私もわかるのですが、
時々、夫のシュミには驚かされます。


北海道のウポポイに行ったときに、
特別展で、世界各地の不思議な人形に、
夫が大喜びしていたのを思い出しました。


ナイジェリア・ヨルパ族のビーズ人形。こういうのが大好きな夫は、もううれしがって、前から後ろから、周囲をぐるぐる回って、写真を撮りまくっていました。🤣🤣

これは、パプアニューギニアのタカラガイのお面。「夫はこういうのが大好き」とわかった時点で、結婚はやめておくべきだった、と思うこのごろ。😔😔

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 57 - ウポポイ⑤(国立アイヌ民族博物館 - 特別展「ビーズ」③ / 世界はビーズであふれていた。)(2021年11月7日/5日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


この人の頭の中にはビーズ人形が住んでいるのか?…と思うこともあります。🤣🤣


ああ、また脱線してしまいました。😅
次回は、佳松亭の中を歩きます。


(つづく)