MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ⑧ 最終話

2012年11月6日 ビーズを紐でつなぐ訓練。(全盲難聴・のんたん 17歳)



ようやく、最終話になりました。
今日は、これまでのお話をまとめる形で、
「差額ベッド代を不当に徴収されないために、留意しておくこと」
を書いていきたいと思います。


① 入院前に、「入院申込書」書くことになったら。
病室の希望欄には、無料の部屋のみを記入しましょう。
「第一希望」「第二希望」などといった言葉に誘導されて、
ここに有償の部屋を書いたら、自分から希望したことになってしまいます。

② 突然、入院が決まり、「相部屋に空きがないので、有料の部屋に」と言われたら。

以下を伝えましょう。
・有料の部屋は希望していないこと。
・厚生労働省から、
 「このような場合には差額ベッド代の支払いが不要である」
 という文書がでていること。
できれば、厚生労働省が発行した文書を見せましょう。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000041925.pdf
解決がつかない場合は、
「(各都道府県の)医療安全相談センターに相談します。」
と言いましょう。


③ 個室を利用するときの「同意書」を書くようにと言われたら。
「差額ベッド代は払えません。同意書には記入できません。」
と言いましょう。


④ ①~③を実行する勇気がなく、
 やむをえず、有料の個室に入ることになってしまったら。
「相部屋に空きができたら、できるだけ早くそちらに移してください。」
とお願いして、被害を最小限におさえましょう。
ただし・・・。
差額ベッド代を支払うことを約束して個室に入ってくれた患者さんは、
病院にとって、ありがたいお客(=金づる)です。
そのまま入っている限り、お金を払い続けてくれるのですから。
したがって、無料の部屋へ移るために、
病院が積極的に努力してくれるというのは、
あまり期待できないかもしれません。


上記の①~④についてを、家族全員で話し合い、
家庭内で意思統一をはかっておかれた方がよいと思います。
病気になった本人がうまく話せない時でも、
その代わりに、家族がきちんと対応できるように。


上記の②については、MORAGONさんが、
厚生労働省の関東信越厚生局に問い合わせ、
確認をとってくださいました。
どうもありがとうございました。


MORAGONさんのコメントです。
個室室料の徴収については、厚生労働省の関東信越厚生局というところに問い合わせたところ、患者に特別療養環境室(個室)に係る特別の料金を求めてはならない場合の事項が詳細に記載された書類を添付で送信してくれました。電話口で確認しながら「もしそれでも徴収すると言われたらこの部分を病院側に提示してください」ということでマーカーで分かりやすく囲んでおくように言われました。それが理由で診療拒否された場合は、各県の医療安全相談センターに連絡すれば良いです。


つばペンさんが、以下のようにリブログしてくださっています。


>医療も高度になり、
 差額ベッド代で利益上げないと経営難しいのかも。。


そのとおりですね。
こうまでして、策を弄し、患者から差額ベッド代をとりたてようとするのは、
そもそも、病院が儲かっていないからです。
経営難なので、なんとかして、お金を稼がなければならないのです。


でも、「病院が儲かっていない」のは、患者のせいでしょうか?
医療行政とか、健保とか、薬価とか、病院のシステム上の問題とか、
原因はいくつもあるはずです。
それらを解決しようとせず、
手っ取り早く、取れるところから取って、
その場をしのごう、というのが、
この、「不当な差額ベッド代」なのです。
「儲かってないから、差額ベッド代を払え」
と私たちに言うのは、スジが違います。
赤字のツケを患者にまわすのかどうか。
こういうところで、その病院の品性が問われます。


そもそも病院は、病気や怪我を癒すところ、とだけ考えていたいのに、
いざ入院するときには、
「だまされないようにしなくては」と、
身構えていなければならないのが、現実です。
うっかりしていると、
膨大な金額の差額ベッド代の請求書を、つきつけられるのです。


そうならないために、
上記①~④を、心にとめておいてください。
また、「不当な差額ベッド代を要求しない、誠実な病院を選んで入院する」
というのも、有効ですね。

みんながこの「だましとる病院」の実態を知り、
その結果、もっと誠実な病院を選んで入院するようになったら、
差額ベッド代をだましとる病院は、しだいに淘汰されていくことでしょう。
(現状は、残念ながら、大多数の病院がだましとっているみたいですが。)
そして、なによりの対抗策。
それはやはり、「できるだけ病気にならないこと」ですよね。^^


これにて、このコラムを終了いたします。
たくさんのコメント、リブログ、本当にありがとうございました。
奥州平山氏さんからは、力強いタイトルをいただき、
いつもはげまされました。
どうもありがとうございました。



悪質なペテン師な、医療サービス員らを放置すべきではない、 日本の主権者であり、 国主である、 一般の日本国民たち❗



凶悪なペテン師らが横行する、医療サービス分野! 解消すべき主は、日本の主権者である、一般の日本国民たち



日本人たちの、日本の主権者としての未開性の度合いにも応じて、 ペテン師らが横行したまま、放置されてある、 医療サービス分野!


みなさまのご健闘を祈ります。^^


(おわり)

入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ⑦

2004年11月12日 教室に作った、藁のベッドがお気に入りでした。(全盲難聴・のんたん 9歳)



これまでに、
「支払わなくていいはずの差額ベッド代を、支払わないですませるには、
 『入院申込書』と『同意書』に注意しましょう。」
というお話をしました。


あの手この手で、
なんとかして、差額ベッド代を支払わせようとする話ばかりで、
病院が信じられなくなってしまいそうですね。


でも、そんな病院ばかりではありません。
中には、個室を利用しても、差額ベッド代を請求しない病院が、あるんです。
今日は、私や家族・知人がこれまでに入院した病院で、
個室の利用料を請求されなかった病院を、少しだけ、ご紹介します。


① 寺田病院(東京都足立区)


ベッド数50床の、個人病院です。
院内は、ソファも内装もきれいで、ホテルのようです。
パジャマやタオル、ティッシュペーパー、歯ブラシなど、
入院に必要なものは支給してもらえる(1日500円)ので、
ショーツだけあれば、入院できます。
食事もおいしく、あまりに快適なので、ファンになっている病院です。
入院申込書では、無料の4人部屋を希望しました。
ところが、入院してみると、案内されたベッドは、一日12000円かかる、2人部屋。
「ご希望の4人部屋は空きがないので、こちらになりました。
 病院の都合なので、差額ベッド代はいただきません。」と。うれしい。^^


3日後、手術が終わったら、
「病室が変わります。」と言われました。
評判のいい病院なので、入院希望者が多いようで、
有料の2人部屋が、満床になったのだそうです。
で、そこを出て、次に入った部屋が、一日20000円の個室。
すごく広くて、応接セットまで付いていました。
もちろんここも、差額ベッド代は無料でした。
「こんなすばらしい部屋が、無料だなんて」と、夢のようでした。^^
快適な入院生活でしたが、数日後、
「4人部屋が空きましたので、移動しますね。」
と言われ、相部屋に移動T_T。(そりゃあ、そうだ。)
お引越しのときの荷物の移動は、全部、看護師さんがやってくれました。
ちなみに、この個室を利用したときに、
「『同意書』を書くように」と、一度も言われませんでした。
「同意書」は、個室を利用するために署名するものではありません。
差額ベッド代を支払わせるために必要な、「証文」です。
病院側が料金を請求するつもりがないなら、
はじめから、「証文」を書く必要はない、ということなんですね。


② 癌研有明病院

友人が入院したときの話です。
治療中に、抵抗力がかなり落ちてしまいました。
感染症にかかる恐れがあるため、
他の人との接触を避ける、という意味で、
個室に入りました。
「治療上必要なこと」ですから、
個室利用料は無料だったそうです。


③ 船橋二和病院(千葉県船橋市)

民主的医療運動によって設立された病院だそうです。
20年以上前に、長女が肺炎で入院しました。
個室にはいりましたが、差額ベッド代はかかりませんでした。
差額ベッド代に関して言えば、良い病院でした。
が、ひとつ難点が。
病院の玄関に、「完全看護」と書いてあるのに、
小児科では、子どもの付き添いを強制されました。
入院すると、親は、「付き添い許可願い」を書かされるんです。
(希望してるわけじゃないのに)
なので、小児科では、入院している子どものベッドには、
24時間、親が張り付き状態になります。

長女の、3時間に一回の吸入も、親の仕事になりました。
「私は、いったいいつ寝るのだろうか・・・。」と思いましたね。T_T
ベッドの下の床には、
付き添いする(させられる)親が食べた店屋物の食器とかが置いてあるし、
あまりいい環境ではありませんでした。
20年以上前の話です。
今は改善されているのでしょうか・・・。


よく、病院の口コミサイトってありますよね。
(ときどき、参考にさせていただいています。)
あのサイトに、「個室料金をだましとる病院かどうか」で、
YES/NOのチェック欄がついているといいのにな、と思います。
そんなサイト、誰か作ってくれませんかね。


(つづく)



入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ⑥

2004年11月17日 先生が、農家さんからたくさんの「藁」をもらってきてくれました。「藁」を見ることができない子ども達が、肌で感じて体験できるように、と。藁のベッドで、日差しを浴びて、気持ちよさそうです。(全盲難聴・のんたん 9歳)



これまでの記事で、
「入院の際に同意書を書いたら、差額ベッド代を支払わなくてはならなくなる」
というお話をしました。


実は、「同意書」以前に、
見落としがちな「落とし穴」が、もうひとつあります。
それは、「入院申込書」です。
実は、こちらの方が、「同意書」よりももっと、
罠にはまりやすいので、要注意です。
今日は、そのお話をします。


緊急の事態でない場合、通常は、病院によって入院日が決められます。
そして、
「○月○日に入院してください。」
などと言われます。
その際に、
「入院申込書を書いて、事務に提出しておくように」
と言われます。
この「入院申込書」で、注意していただきたいのが、
「病室の希望」欄です。


ある病院を例にあげましょう。
病室の選択肢は、4つです。
・4人部屋(廊下側。差額ベッド代なし)
・4人部屋(窓側。差額ベッド代1日5000円)
・個室A(差額ベッド代1日50000円)
・個室B(差額ベッド代1日70000円)


ここから選んで、病室の希望欄に、3つを記入するようになっています。


 第一希望:
 第二希望:
 第三希望:


と、こんな感じですね。
皆さんだったら、どんなふうに記入しますか?
ほとんどの方が、こんなふうに書くのではないでしょうか。


 Aさんの入院申込書(例)
 第一希望:4人部屋(廊下側。差額ベッド代なし)
 第二希望:4人部屋(窓側。差額ベッド代1日5000円)
 第三希望:個室A(差額ベッド代1日50000円)


これを提出すると、アウト、です。(笑)


こんなふうに申込書を書いても、
「運がよければ」、差額ベッド代なしの部屋に入れます。
でも、「運が悪いと」、こんな電話がかかってきます。


「あいにく、第一希望のお部屋は空きがありませんでした。
 ですので、第二希望の、4人部屋(窓側。差額ベッド代1日5000円)
 になります。」


はい。
差額ベッド代の支払いが、決定してしまいました・・・。


別に、有料の部屋を希望しているわけではありませんでした。
けれど、「入院申込書」に、第一希望、第二希望・・・なんてあるから、
深く考えることなく、入りたい順番で書いてしまうのです。
そして、無料の部屋に空きがないと、
あたかも、「自分が有料の部屋を希望した」かのように扱われてしまうのです。


こういう「入院申込書」は、まるで罠のようなものなのですが、
ほとんどの人が、その落とし穴に気がつくことなく、
病院の都合のいいように誘導されて、
有料の部屋を希望欄に書いてしまうのです。


では、この入院申込書、どんなふうに書けばよかったのでしょうか。
私は、いつも、こう書いています。


 Bさんの入院申込書(例)
 第一希望:4人部屋(廊下側。差額ベッド代なし)
 第二希望:4人部屋(廊下側。差額ベッド代なし)
 第三希望:4人部屋(廊下側。差額ベッド代なし)


まるで冗談みたいですが、本当の話です。

数年前、自分が入院・手術することになり、渡された入院申込書を見て、
その危うさに考え込みました。
「うっかり記入してしまうと、
 有料の部屋に入れられても、文句が言えなくなる」

と思ったのです。
なにしろ、自分で、「希望」欄に書いてしまうわけですから。


差額ベッド代を徴収されるからくりを知らなければ、
ほとんどの方が、誘導されるままに、
第二希望、第三希望の欄に、
「希望する有料部屋」を記入してしまうことでしょう。
でも、それがまちがっていることを、私は知っていました。
なので、「この希望欄に、有料の部屋を書いてはいけない」と、
すぐに気がついたのです。
これです。
これこそが、「知るは力也」っていうことなんです。


さて。


AさんとBさんは、同じ日に入院することになりました。
でもあいにく、無料の部屋は、ひとつしか空いていませんでした。
ここで問題です。
病院は、AさんとBさんのどちらを、無料の部屋に入れるでしょうか?


答えは、もうおわかりですよね。
無料の部屋をゲットできるのは、Bさんです。
Aさんは、第二希望だった、
「4人部屋(窓側。差額ベッド代1日5000円)」
に入ることになります。
だって、当然ですよね?
Aさんは、その部屋にはいることを、「希望」していたのですから。


現実には、Bさんのような入院申込書を書いて、病院に提出するときは、
ちょっと勇気がいりました。
病院がそれを見ると、どんなことが起こるだろうか、と。


答え。「何も起こりませんでした。」(笑)
窓口の担当者は、黙ってそれを受け取り、入院申込書が受理されます。


「第二、第三には、違う部屋を書いてください。」
なんて、言われませんよ。
だって、これはあくまで、「希望の部屋」を書く欄ですから。
「私は、有料の部屋を希望していないから、
 この欄には有料の部屋を記入できません。」
それだけです。


過去4回の入院で、私はいつも、
このBさんのような入院申込書を提出しました。
窓口で注意されたことは、一度もありません。
そして、運のいいことに、
必ず、無料の部屋に入れていただくことができました。


「この患者を有料の部屋に入れても、
 どうせ払わないだろうから、ソンだ。
 こういう人は、個室に入れないようにしよう。」
と、思われているのかもしれません。


「何も知らず、病院の言いなりになって、
 差額ベッド代を払ってくれそうな人を、
 優先的に、有料の部屋に入れたい。」
病院だって、そう思っているに決まっています。


(つづく)

入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ⑤

2006年10月14日 運動会で、応援合戦。(全盲難聴・のんたん 11歳)



病院で、「同意書を書いてください。」と言われて、それを断ると、
どういうことが起こるでしょうか。
それは、病院によって違うと思います。
正直、そこからなにが起こるかは、そうなってみないとわかりません…。
今日は、同意書を断って、我が家が体験したことを書きます。
あくまで、「事例」です。


長男が、初めてのけいれんで、入院することになったとき、
個室に入るように、と医師から指示されました。
その結果、我が家も、高額な差額ベッド代を支払わされてしまったことを、
①で書きました。


そのことに納得がいかず、調べているうちに、
「実は、支払わなくてよかったのだ。」と知り、驚きました。
そこで、
「こんなことはおかしいと思います。」
と書いて、病院の意見箱に入れました。


が、もちろん、その後も改善されることはありませんでした。
投書は、無視されました。
なんたって、病院は、確信犯ですからね。
「本当はいけないこと」とわかっていてやっているのですから、
改善されるわけがないのです。


「このままでは、次に入院したときに、
 また同じことを繰り返してしまう。」
と、思いました。
使いたくもない個室を使えと言われ、何十万円も取られるなんて、
絶対にいやです。
そうならないために、どうすればいいか。
私は、対策を考えました。


それから数ヵ月後のある夜のことです。
再び、長男がけいれん発作を起こし、救急車を呼びました。
当時の長男は、発作が起きると酸素濃度がさがってしまうため、
酸素吸入器がついている救急車を呼ぶ必要がありました。

私は、長女と家に残り、
夫が、長男に付き添って、救急車に乗り込むことになりました。
そのとき、かねてから考えていたことを、夫に言いました。

「あのね。前と同じ状況だから、
 たぶん、また今度も、入院することになると思うの。
 そしたら、また、個室に入るようにって言われるよね。
 でも私、もう二度と、個室代を払いたくないの。
 だって、本当は払わなくていいはずのお金なんだから。
 払うほうがおかしいんだから。
 だからね。
 病院で、『同意書』を書かないでほしいの。
 それを書いたら、おしまいだから。
 無理に、とは言わない。
 どうしてもだめだ、って思ったら、そのときは書いていいから。
 でも、できるだけ、がんばってみて。」


かねてから、私から、差額ベッド代にまつわる話を聞いていた夫は、
すぐに状況を理解しました。

「よしわかった。
 同意書を書かなければいいんだな。」

そんな話をしているうちに、救急車が到着。
病院に搬送される長男に付き添って、夫も救急車に乗り込みました。


子供がけいれんを起こし、救急車が来るのを待っているあいだに、
差額ベッド代の心配をしなければならない。
情けない話です。


なんだかんだ言っても、患者の方が、弱い立場です。
結局は、同意書を書いてしまうんだろうな、と思っていました。
それでも、はじめから言いなりにはなりたくない、という気持ちだったのです。
少しくらいは、抵抗してみよう、と。


それから数時間後。
深夜になって、夫から電話がかかってきました。
「入院することになったけど、のんたんは大丈夫。」と。
そして、ことの顛末を話してくれました。


病院で、長男を診ていただいたあと、医師から、
「入院して、個室にはいるように」
と言われたそうです。
ここまでは、前回と同じです。
さらにお約束どおり、看護師が同意書を持ってきました。

ところが夫は、頑として、「署名はできません。」と言い張りました。
いろいろと押し問答があったようです。
でも、夫は、「ぜっっったいに、書きません!」と。(苦笑)


最終的に、婦長がヒステリーを起こし、
「もうっ!! こんなことを言う患者は見たことがない!!」
と、叫んだそうです。(爆笑)

結局、見かねた医師が、
「それでは、個室に入らなくてけっこうです。
 相部屋にしましょう。」
と言って、決着したのだとか。


なんだ、相部屋があったんです。
なのに、「目が離せない状況なので、個室に。」と言われていたのです。
医師の指示があり、治療に必要であるならば、
個室料金は払わなくていいはずです。
にもかかわらず、それを払わされそうになっていたのです。

あげくに、どうしても個室料を払う意思がない、とわかると、
結局、相部屋になりました。
ってことは、もともと、
「治療にどうしても必要というわけではなかった」
ってことですよね・・・。

どうやら、「障害児だから、とりあえず個室に入れておこう。」という、
ありがた迷惑な配慮もあったようです。
いや、タダであれば、その配慮、喜んでいただきます。(苦笑)
でも、「一日18000円も支払わせる、配慮」なんですよ。


どうしても必要なわけではないのに、
「個室にはいってください。」と、軽い気持ちで言われ、
その結果、すごい金額の個室料を支払う羽目になる、
というからくりだったのです。


「オレ、同意書、書かなかったからね。」
と、夫はちょっととくいそうです。
「すごいね~。婦長にそこまで言われて、
 それでも同意書を書かないなんて。
 えらい。よくがんばったね。」
と言うと、夫、こう言い放ちました。

だって、婦長よりヨメさんの方が、よっぽど怖いからなっ。
 同意書を書いてしまった、なんて言ったら、
 あとでどんな目にあうことか。」
ですと。(爆笑)


ちなみに、これ、東京都立墨東病院小児科での話です。
個人病院での話では、ありません。
貧しい人でも誰でも医療を受けられるはずの、都立病院ですら、こうなのです。
この病院、医師も看護師さんも、いい方ばかりで、
我が家はたいへんお世話になりました。
怒って叫んだ婦長さんも、
「自分たちがまちがっている」とは、知らなかったのだと思います。
それでも、こうまでして個室料を取ろうとするのは、
医事課の仕業なんでしょうか?
私にも、それはわかりません…。


あれから、20年たちました。
墨東病院小児科では、今でも同じことをやって、
若い両親から、高額な差額ベッド代を徴収しているのでしょうか。
そんなことを、ときどき考えます。


ヒステリーを起こし、夫を「非常識者」あつかいした婦長さん。
忙しいのに、こんなことで困らせて、と腹がたったことでしょう。
でも、考えてみてください。
あなたの家族が入院し、同じような状況になったとき、
あなたは、希望していない個室の差額ベッド代、数十万円を、
払いたいですか?
患者や家族の気持ちになってみれば、
あんなふうに夫をなじる言葉は、
けっして言えなかったと思うのです…。


次回は、「個室料を支払わされる羽目になる、もうひとつの落とし穴」と、
その対策についてお話します。


(つづく)

入院時の個室料金を、患者からだまし取る病院 ④

2006年10月14日 運動会で、応援合戦。(全盲難聴・のんたん 11歳)



みなさま、たくさんのコメントやリブログをありがとうございました。
うれしいです。^^
コメントにお答えしながら、この記事を書く意味について、
お伝えしたいと思います。


ひろこさん
お父様は、堅実な方なのですね。すてきです。
そして、りっぱな方なのだな、と思いました。
たしかに、一日1000円くらいであれば、
子供としては、なんとか説得して、良い部屋にはいってほしい、と思いますよね。
でも、一日100000円になると、もう、絶句してしまいます。
病院って、ホテルと違って、「一泊いくら」じゃないですよね
「一日いくら」ですから、一泊しただけでも、二日分、200000円ですよ。
誰が入院するんですか?って、私も聞きたいです。(笑)
超お金持ちしか入院できないから、聖路加国際病院では、
入院すると、すっごくよくしてくれるそうです。
でも、なにか違う気がします…。


みよんさん
たしかに、おっしゃるとおりで、ホテルでも航空チケットでも、
予約していたにも関わらず、会社側の都合で空きがなくなったら、
同じ料金でワンランク上にしてくれますね。
同じ理屈が病院では通らないのは、
「治療してやるんだ。もんくあるか。」っていう、
病院側の強い立場をカサに着てるのかな、という気がします。
「空室のままよりも、安くても泊まってくれた方がいい。」
というホテルの論理は、病院では、
「空いている個室は、だましてでも泊まらせて、料金を取った方がいい。」
という論理にすりかわるようです。


Hatumamaさん
現場で勤務されている方でも疑問に思う、とのコメント、心強いです。
「差額ベッド代をとらない病院」
実は、あるんですよ。^^

それについては、また次回以降で、書いていきますね。


田舎の一軒家こだわり農家さん
>果たしてノーが言いとおせるか、自信がありません。重症であればなおさらでしょう。
そのとおりです。
私も自信がありません。(苦笑)
でも、なにも知らなければ、全員が、高額な差額ベッド代を支払い続けるだけです。
けれど、「これは、本当はまちがっている」ということを知っていれば、
なかには、払わないで切り抜けられる方もいらっしゃるかもしれません。
このことをブログに書くことにより、
どなたかのお役にたてるかもしれない。
そう思って、連載を書き続けています。


つばペンさんが、リブログしてくださいました。

10数年前に、15万円の個室料を支払われたそうです。
そして、こう書いていらっしゃいます。
「無知って損だね~~~」



現実には、「患者」という弱い立場で、どこまで正論が通せるか、
難しいかもしれません。
けれど、まずは、「あるべき姿」を知っていただきたい、と思います。
すべては、そこから始まります。


奥州平山氏さんが、リブログに、心強いタイトルをつけてくださいました。

病院側の都合で、 個室へ入れられる場合に、 患者さんら側は、 差額ベッド代金、を、 払う必要は、無い !



日本で、 最も、 反社会性らが横行し、 それが放置されてある分野である、 医療サービス分野 !



一般の主権者たちの直な立法により、 一般社会らから、 取り除かれて、 永久に隔離され、 償いを成すべき、 ペテン師な、 医療サービス幹部ら、 など ❕

皆様、ありがとうございます。
勇気づけられました。
本当は、このテーマを書くのは、私自身も勇気がいるんです。
でも、なんとか書いていこうと思います。