MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは21歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

のんたんの冬休み-22 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - この舟ですか?^^(3日目)

2017年12月26日 古都ホアルーで、川下り。(全盲難聴・のんたん 22歳)



ハノイからホアルーまでは、車で約2時間の道のりです。
まずは、「手漕ぎ小舟での川下りクルーズ」に行くことになりました。


車を降りて、ティンさんといっしょに、入場口へと歩きます。なぜか、日本の旗が…。

入場口に続く橋の上から、素晴らしい景色が見えます。


ツアーのスケジュールに、長男にも楽しめることがひとつでもあると、
ほっとします。
「今日一日は、船に乗るってことで、これでオッケーだわ。」
と思っていました。


でも、まさか、こんな舟とは・・・(爆笑)。


遠くの方に、いくつもの小舟が見えました。


ひええ。
これ?!
これで、何時間もまわるの?


一瞬、びっくり。
でも、おもしろい!
舟は揺れるし、水音はすぐ近くで聞こえるし、
きっと、長男は大喜びのはず。^^
期待がふくらみます。


橋を渡り、長男と一緒に、入場口に向かいます。

これから、こーんなに長いルートを、舟でめぐります。


(つづく)

のんたんの冬休み-21 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - 古都ホイアンを訪ねて(3日目)

2017年12月26日 古都ホアルーで、川下り。楽しくて笑顔がでました。(全盲難聴・のんたん 22歳)



ハノイから南へ約90キロ。
ニンビン省に位置する「古都ホアルー」は、
ベトナム初の独立王朝(968年~1010年)の首都として、
栄華を極めた、歴史ある街です。


ティンさんの説明によると、ベトナムで初めての都が置かれたのが、
ホアルー。
次が、チャンアンなのだそうです。


現在のホアルーでは、
初代皇帝(ディン・ティエン・ホアン)及び2代皇帝の廟がみられます。
2014年に登録された世界遺産、
「チャンアンの景観複合体」に含まれる「古都ホアルー」
の周辺には、
複雑な奇岩とその合間を流れる川や池のほとりに、
生活を営む人々の村が点在しています。
ここは、自然と歴史、人々の生活が溶け込んだ世界遺産と言える場所です。


ということで、本来であれば、本日のメインは、
世界遺産になっている、「古都ホアルー」の観光です。
でも、我が家の場合、メインが入れ代わります。


この、「古都ホアルー観光ツアー」のおまけでついてくる、
「手漕ぎ小舟での川下りクルーズ」!
なんといっても、こちらがメインになってしまいます。(笑)


遺跡を訪ねても、長男には見ることができないし、
説明をしても、たぶん、長男には理解できません。
(そうは言っても、長男はいつも、私たちにつきあって、
 きげんよく、いっしょに歩いてくれるんですけどね。^^)


ですから、長男といっしょに旅行するときには、
「彼にとって楽しいことが、一日にひとつはあること。」
を、必ずこころがけています。


そんな私たちですから、本日のメインは、
「手漕ぎ小舟での川下りクルーズ」しかありません。
そして、「古都ホアルー観光」の方が、おまけなのです。(笑)


朝8時。
いつものように、私たち4人と、お抱え運転手(笑)、ガイドのティンさん。
総勢6人で出発しました。


ほとんどの大通りは、バイクでいっぱいです。

途中で寄ったお土産物屋さん。
やはり、刺繍の作業所が併設されていて、多くの障害者の方々が働いていました。


(つづく)

のんたんの冬休み⑳ おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - ティンさんとMaison Vie(3日目)

2017年12月25日 ハノイ・Maison Vie の個室で、フレンチベトナム料理。(全盲難聴・のんたん 22歳)



ベトナム・ハノイで過ごす、三日目の朝です。
今日も、ホテルのビュッフェでたくさん食べました。^^
一家全員、元気です。



約束の8時にロビーで待っていると、
5分遅れて、ティンさんが到着。


「昨日のレストランは、どうでしたか?」
と聞かれたので、
「すごくよかったです。
 おしえてくださって、どうもありがとうございました。」
と答えました。


「『べつのへや』だった?」
「はい! そうなんです。
 すごく素敵なお部屋で、びっくりしました。」
「僕ね、電話をしておいたんです。」


ああ、やっぱり。
ティンさんが、お店に予約を入れてくれていたのでした。


「それで、店に言っておいたよ。
 『こども』がいるから、『べつのへや』にしてね、と。
 本当は、あの部屋は、別料金がかかるんだけど、
 タダにしてもらいました。^^」


ああ、そうだったのか。
きっとティンさんは、長男に障害があることを考え、
「個室にしてあげてください。」
と、お店に頼んでくれたのでしょう。


そして、お店も、「そういうことなら。」と個室を用意し、
私たちを待っていてくれました。
私たちに個室料金を請求することも、ありませんでした。


昨夜の、すばらしいお部屋でのディナーには、
そんな、いろいろな方の配慮があったのだなあ、と、
感謝でいっぱいになりました。


このへん、「障害児だから」と、個室に入院させて、
一日18000円の差額ベッド代を徴収した、
どこかの都立B病院とは大違いですね。(爆)


ベトナムは、あたたかいな。
と思いました。



(つづく)

のんたんの冬休み⑲ おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - ハノイ・水上人形劇(2日目)

2017年12月25日 ハノイ・水上人形劇場で。入り口では、劇に使う人形が、クリスマス風にディスプレイされていました。(全盲難聴・のんたん 22歳)



レストランから人形劇の劇場まで、
タクシーで10分くらい。
開場時間前に、余裕で到着できました。


水が張ってある舞台。


水上人形激は、ベトナムの伝統芸能です。
ベトナム語では「ロイ・ヌオック」と呼ばれ、1000年以上の歴史があります。
古来より、王様の前でも披露されてきた、格式ある芸能です。


水上人形劇は、その名の通り、水上を舞台に、
カラフルに色を塗られた人形たちが、
物語や音楽に沿って縦横無尽に動き回る劇です。
伝統楽器の楽団による生演奏とともに物語が展開し、
その音楽も舞台の魅力の一つになっています。


舞台の両側で演奏する、楽団の方々。


人形を操るパフォーマーは、
水を張った舞台の背景の、薄い幕の奥に隠れて人形を操っています。
つまり、パフォーマーは腰まで水に浸かっての操作となります。
ただし、幕で覆われた部分から舞台中央の人形までは、2~3mはあります。
その距離を、どういう仕掛けで人形を動かしているのか、
そういう操作のキモとなる部分は今でもヒミツなのだそうです。


舞台は、1話数分の短編十数話で構成されていて、
伝統楽器の生演奏と歌やセリフに合わせ、
妖精が舞い、牛が飛びはね、龍が現れ・・・と、
どんどん場面が変わっていくので、
言葉がわからなくても、飽きることがありません。


かわいい人形が、どんどん出てきます。

花火と一緒に登場する人形も。

水しぶきをあげて進む魚も。

この動きが、なんともユーモラスで、カワイイ。^^


最後には、パフォーマーが出てきて、
腰まで水に浸かったままで、挨拶してくれます。



この人形劇、私たちは、8年前に、ホーチミンで一度観ています。
なので、今回、ハノイで見るのが2回目になりますが、
やはり、おもしろかったです。


水上人形劇はとても人気で、最近はチケットがとりにくい日もあるようです。
私たちは、運よく、チケット(ひとり500円)を自分で買うことができましたが、
旅行会社からのツアーもたくさんでています。
ネットで調べてみると、多くの場合、ベトナム料理の夕食とセットになっていて、
ツアー代金は5000円くらいでした。


私たちの場合は、自分でチケットを買いに行き、
個人で利用したベトナムフレンチの夕食と合わせて、
ひとり3000円くらいになったでしょうか。
(自分達で行くと安くすみますが、手軽さを考えると、ツアーも悪くないと思います。)


ティンさんにおしえてもらったおかげで、
わずか2時間のあいだに、レストランでの夕食をすませてから劇場へと、
効率よく行動することができました。
こうして、二日目も楽しく過ごすことができました。


劇場入り口の人形たち。

以下の写真は、旅行会社のサイトからお借りしました。


(つづく)

のんたんの冬休み⑱ おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 - Maison Vieで、ベトナムフレンチディナー(2日目)

2017年12月25日 ハノイ・Maison Vie で。(全盲難聴・のんたん 22歳)



Maison Vie は、フレンチコロニアル風の、白亜の一軒家です。
きれいなレストランだなあ・・・と、見ていたら、
私たちに気がついて、すぐに中からスタッフが出てきてくれました。


中に入ると、広いスペースに、たくさんのテーブルが置いてあり、
食事をしている人たちが見えます。
そこで食事するのかと思ったら、
スタッフはどんどん奥へと案内してくれます。
突き当たりのエレベーターに乗って、
2階に上がりました。
エレガントな内装で、落ち着いた雰囲気です。



さらに廊下を歩いて、いちばんつきあたりの部屋へ。
はいってみると、びっくり。
個室です。
まるで、私たちが来るのを待っていたかのように、
4人分のテーブルセッティングも完了してありました。


まあ、すごい偶然。
たまたま、4人用のテーブルが空いていたのね・・・。
と思いました。


でも、席について、置いてあるメニューを見て、
ようやくわかりました。
「ティンさんが言ってくれていたのだ。」と。


メニューには、
日本語、英語、ベトナム語で、
JTBのツアー客のための、特別メニューが書かれていたのです。
(メニューの右上に、小さく、JTBと書かれていました。)



ハムとコールスローサラダ
パンプキンスープ


ジュネーブ産豚肉のソテー ブロッコリーとニンジンのフラン 
または 
白身魚のフィレと野菜ロール


バナナクレープ
ベトナムコーヒー または ベトナム茶


あまり時間がなかったので、
分厚いメニューから選ぶ手間がはぶけて助かりました。
「このメニューを、2人分。」
とお願いしました。


我が家はいつも、人数分のコース料理を頼みません。
家族4人なら、たいてい、3人分を注文します。
コース料理を人数分、注文すると、
一人分の量が多くて、
食べきれないことが多いからです。


それに、この日の食事時間は、1時間くらいしかなかったので、
量を少なめにしておこう、と考えました。
2人分のコース料理に加えて、子ども達の料理を、少しだけ別に注文して、
家族4人で分け合って食べることにしました。


「人形劇に行くので、8時15分にお店を出たいのですが。」
と言うと、若いお姉さんが、
「わかりました。」
と、笑顔で言ってくれました。


お願いしてあっただけあって、待たされることもなく、
注文したごちそうが、次々とでてきました。


テーブルには、クリスマスの飾りが置かれていました。

ハムとコールスローサラダ 自家製の焼きたてパンも出していただきました。

パンプキンスープ

白身魚のフィレと野菜ロール

ジュネーブ産豚肉のソテー ブロッコリーとニンジンのフラン 

子ども達のために注文した、ステーキ。このお皿、実はすごく大きいのです。で、お肉も大きい! (笑)
子ども達が食べやすいように、と、お肉は、おねえさんが切り分けてくれました。
それを、家族4人で分け合って、ようやく食べきりました。

バナナクレープ

個室で、くつろいだお食事ができました。


予想通り、すごい量でした。
2人分のコース料理+アラカルトで注文した1品を、
がんばって、どうにか、4人で食べきりました。


8時になり、デザートを楽しんでいると、
お姉さんがやってきて言いました。
「8時15分にタクシーが来るように、
 手配いたしましょうか。」


なんてすばらしいサービスでしょう。
こんなこと、日本のお店でも、なかなか言ってくれません。
ベトナム人の、この細やかさには、本当に感心します。


最後には、フランス人シェフまで挨拶に来てくれて、
みんなで記念写真。
20年以上の経験を持つシェフだそうです。




気になる料金ですが、4人で食べて飲んで、全部で10000円くらいでした。
(娘のカードで支払ったので、これも5%引きです。^^)


支払いを済ませて個室を出ると、おねえさんがやってきて、
長男の肩を抱いて、いっしょにエレベーターまで歩いてくれました。


ベトナムの人たちは、障害者に対して、本当に、親切です。
枯葉剤の影響で、たくさんの障害児が生まれただけに、
他の国と比べると、
ベトナムの人々にとって、障害児(者)は、より身近な存在です。
そのことが、こういう優しさにつながっているのかもしれないな、と思いました。


私たちがお店にいるあいだ、
ずっと、つきっきりで目配りしてくださったおねえさんと、
玄関でお別れしました。
日頃、しみったれな私たちですが、
このときばかりは、チップを惜しみませんでした。^^


レストランの玄関で、おねえさんと。後ろにあるのは、ベトナムの笠、ノンで作ったクリスマスツリーです。


(つづく)


【追記】
帰国後、ネットで調べてみると、やはりこのお店は、
JTBのオプショナルツアーで利用されていました。
また、クラブツーリズム の、
「ANAビジネスクラス利用北ベトナム充実の5日間」 というツアーに、
4日目の夕食として含まれているようです。
どちらも高級ツアーですね。^^
JTBやツーリズムのおめがねにかなったレストランだけのことはある、
とてもいいお店でした。