MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 44 - Fu Rong Hua で晩ごはん(2023年6月17日/4日め)

2023年6月16日 ハロン湾・スンソット鍾乳洞で。


6月17日(土)


雨は30分くらい降り続け、
次第に小止みになってきました。
そろそろお腹も空いてきたので、
「なにか食べよう。」と言うことになり、
スタッフの方にお礼を言って、
お店を後にしました。


…といっても、まだ小雨がぱらついていたので、あまりうろうろせず、この、最上階にカウゴーがあるビルの中で済ませることにしました。

ビルの1階にあった案内パネルです。Cau Go(6階と7階)もおいしそうなのですが、今回は、Fu Rong Hua(1階から3階)という、広東料理のお店に行ってみることにしました。


【Fu Rong Hua Cantonese Restaurant】
ホアンキエム湖の北側にあり、湖を眺めながら、広東・香港料理を食べられるお店です。10年以上の経験を持つ中国人シェフを迎え、本格的な広東・香港料理を提供しています。飲茶料理も充実しています。


1階と2階は満席で、3階まで行きました。店内はこんな感じです。写真手前からカウンターに向かってふたつめのテーブルに案内されました。(画像をお借りしました)

席に着くと、目の前がカウンターになっています。たくさんの引き出しが並んでいて、いかにも「中国茶のお店」という感じ。^^

その右手には、ガラス張りの厨房が見えます。この小窓から、飲茶の蒸籠が次々と運ばれていました。がぜん、お腹が空いてきました。笑

まずは飲み物を。夫はサイゴンビール・49000ドン(約250円)、MIYOは鉄観音茶・65000ドン(約330円)です。

そしてお料理です。鶏肉の炒飯・150000ドン(約750円)。

香港風牛煮込み麺・118000ドン(約600円)。

カニ肉のシュウマイ・68000ドン(約340円)。

メニューではこうなってるのですが。飾りのニラを中につめこんでしまったのは、結ぶのがメンドウだから? それにしても、色が違うんですけど。😮

エビ、豚、魚の焼売・68000ドン(約340円)。

実は、注文したのはコレでした。ニラ入りエビ餃子・60000ドン(300円)。全然違うだろーーー。🤣🤣

豚肉とシイタケの小籠包・65000ドン(約330円)。こんなとこまで来て小籠包頼まなくても、日本ではなかなか食べられないような飾り飲茶とかにすればいいのに…と思うのですが、夫がどうしても食べたいと言うので注文しました。

アルミ容器に入った小籠包って、初めて見ました。😅 ちなみに、メニューの写真ではこうなってます。


今時、小籠包なんて、
スーパーですら冷凍で売ってるのに…、
と思いましたが、
夫が言うので、しかたなく。
(残念ながら、これだけは、日本の小籠包の方がおいしかったです。)


全部で563000ドンだったのですが、
サービス料5%と消費税10%が加算され、
650265ドン(約3300円)でした。
(本日のレートで調べると、3900円になっていました。
 円がだいぶ下がっています。)


このブログを書きながら、
レシートをチェックしてみて、注文した料理が
正しく入力されてなかったことに、
今さらながら気づきました。(←遅い!🤣)
でも、全体的にはおいしかったし、
いろいろ食べてこのお値段なら、
まあいいかな、と。^^


それにね。
実を言うと、牛煮込み麺の入力もまちがっていて、
(お料理は正しいのが来たのに)
レシートではなぜか、もっとお安い麺料理を、
注文したことになっていました。


めちゃくちゃなオーダー入力+会計でしたが、
全体的には少しだけトクしてたので、
まあいいです。😄😄


店内は中国風の設え。とてもいい雰囲気で、お客さんでにぎわっていました。

これは2階です。それぞれのテーブルごとに、趣向を凝らしていました。

お手洗いもすてきでした。洗面ボウルに取り付けられた蛇口がおもしろいんです。飛び出ている小さな棒を倒すと、鳥の口ばしのような部分から、水が流れ出てきました。


お腹いっぱいになったので、
少しだけ、旧市街をそぞろ歩き。


夜9時でしたが、観光客でいっぱいの旧市街は、どの店も灯りがついていて、にぎわっていました。


さすがに疲れたので、
旧市街からホテルまでは、
タクシーで帰りました。


この日歩いたルートです。


ハロン湾のクルーズから、お昼過ぎに戻り、
午後はずっと歩いて過ごした感じ。
(たいした距離ではないんですけどね。^^)
今日も楽しい一日でした。


こうして、旅の4日めが終わりました。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 43 - 玉山祠(2023年6月17日/4日め)

2023年6月16日 ハロン湾のクルーズ船で、スタッフの方と。


6月17日(土)


子ども服屋さんの中で雨やどりしながら、
土砂降りの雨を見つめていたら、
通りの向こうの方を、
夫が走っているのが見えました。
あわてて大声で呼ぶと、夫も気がつき、
こちらに向かってやってきました。


どうにか夫と合流。そのまま、雨がやむまで、お店の中で過ごさせていただきました。(助かりました。)


前回のブログで、
MIYOが4年前に玉山祠に行ったときの日記を
ご紹介しました。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 89 - エステと玉山祠(2019年10月5日/35日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


今回は、夫がひとりで玉山祠に行き、
たくさん写真を撮っていたので、
細かい説明は省き、
お写真だけを掲載しておきたいと思います。


ホアンキエム湖のほとりにある入り口を入ると、龍と虎が描かれた門があります。ここで入場料を払って、さらに奥へ進みます。

さらに3つめの門をくぐると、その先にフク橋があります。

フク橋です。美しい朱塗りの橋が、周囲の豊かな樹木と湖面に浮かび上がり、とてもいい雰囲気です。

フク門を渡り切ると、さらに石門をくぐって境内にはいります。

本堂です。

ベトナムは、13世紀に中国・元とも戦っています。寺院内部には、元との戦いで活躍したチャン・フン・ダエと文・武・医の三聖人が祀られています。

地元の方たちの礼拝にならって、合掌して三度お辞儀したら、パワーをいただけるかもしれません。😄

本堂の前には東屋があり、ここからホアンキエム湖を見渡すことができます。

玉山祠には、はく製となってガラスケースに鎮座する巨大な亀が展示されています。この巨大亀は、かつてホアンキエム湖に生息しており、1968年にホアンキエム湖で発見されたそうです。その昔、神剣を運んだ伝説の大亀ではないか、とも言われています。長さ2mほどで、体重は200kg超。

頭は、アザラシかオットセイかと間違うほどの巨大さです。


さて、話は、子ども服屋さんの中で
雨やどりをしている私たちに戻ります。


心なしか、少しずつ、雨足が衰えて来たように見えます。

こんな雨の中でも、傘をさしたりカッパを着たりして、お土産を売り歩く人たちがいました。ベトナムの人たちは、ほんと、たくましい。^^


次回は、
ホアンキエム湖のほとりでいただいた、
晩ごはんをご紹介します。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 42 - ホアンキエム湖のほとりを歩く(2023年6月17日/4日め)

2023年6月17日 ハノイ・ホアンキエム湖で。


6月17日(土)


あてもなく、街歩きを続けた私たち。
夕方5時を過ぎ、仕事帰りの人たちで、
通りの交通量が増えてきました。



「あてもなく」と書きましたが、
実は、ホテルを出発したときには、
目的がふたつありました。
ひとつは、ATMを探して、
ベトナムドンを調達すること。
(これは完了。)


そしてもうひとつは、ケーブルを買うこと。
スマホのバッテリー用のケーブルが、
ベトナムに着いてすぐに、
断線してしまったのです。
我が家は、スマホでガンガン写真を撮るので、
電池の消費が早く、
バッテリーは必須アイテムです。


「歩いていれば、
 ケーブルを売る店くらい、きっとあるだとう」
と思っていたのですが、
ケーブルを売っているお店は、
なかなか見つかりませんでした。


何軒か、それらしいお店に入ったのですが、
そのたびに、「ありません」と言われ…。
大きな家電量販店みたいなところですらも、
置いてないんですよ…。😮


こまったなあ…と思いながら歩き続けていたら、
いきなり、視界が開けました。


ホアンキエム湖です…。


ハノイの中心部にある、ホアンキエム湖。
4年前に、この湖のあたりはよく歩いたので、
ここからなら、地図を見なくても、
ひとりで歩けます。
「なつかしい」という気持ちしかありません。^^


湖の周囲は、市民の憩いの場になっています。

私たちも、湖に沿って歩いていきました。

この付近の道路は歩行者天国のようになっていて、こんな、子ども用の自動車がたくさん置いてありました。

お金を払うと、子どもを車に乗せて遊ばせることができるようになっています。

チャンティエンプラザ (TRANG TIEN PLAZA) の前まで来ました。一流ブランドショップばかりが出店している、高級ショッピングセンターです。

4年前に訪れた時のチャンティエンプラザです。今よりもずっと地味で、素朴な感じ。^^


このチャンティエンプラザ 、
売っているものはブランド品ばかりで、
あまり面白くないのですが、驚いたのは、
中にイケメンの黒服がたくさんいたこと。
そのときの日記です。イケメンも写っています。笑
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 77 - ホアンキエム湖でアイスコーヒー(2019年9月28日/28日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


さらに歩いていくと、湖の中に浮かぶ、「亀の塔」が見えました。


【亀の塔】
15世紀、ベトナムと中国・明軍が戦ったときに、「大亀がもたらした神剣で、ベトナムが明軍を打ち破った」と伝えられています。その神剣を竜王に返すために、使者である大亀が現れたという伝説の場所が、この「亀の塔」です。
ベトナムでは、亀は神聖なものとしてあがめられ、至る所で亀のモニュメントを目にします。特に、金色の亀は珍重されています。湖の名前となっている「ホアンキエム」を漢字で書くと「還剣」となります。亀を使者として、「神剣を竜王に返した」ことを意味しています。


「亀の塔」と、湖に現れた大きな亀。(玉山祠に展示されていた写真です。)

そして、湖の北側にある「玉山祠(ぎょくさんじ)」の入口まで来ました。この門の先に、「ゴックソン島」という小さな島があります。

4年前、MIYOが玉山祠に行ったときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 89 - エステと玉山祠(2019年10月5日/35日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


ここで、夫がちょっとかわいそうになりました。
MIYOは、4年前に一度来ているので、
玉山祠の中に入るつもりはありません。
今はとにかく、スマホのケーブルを買いたい。
そのためのお店を探しています。


でも夫は、この中に入ったことがありません。
玉山祠は、一応、ハノイの観光スポットです。
「私につきあって、
 電気屋さんを探して歩くより、
 玉山祠の観光をした方がいいよね…。」
と思ったのです。
なので夫に、
「ここからは、別行動にしない?
 私はケーブルを買ってくるから、
 あなたは、玉山祠の中を見てくれば?」
と提案しました。


「えっ」と驚く夫。🤣🤣
「でも、どうやってまた会うの?
 待ち合わせにしても、どこで何時に?」
と不安そうにしています。


「この道をまっすぐ歩けば、
 水上人形劇場があるから、
 そこならわかるでしょ?
 そこで待ち合わせにしようよ。
 でも、待ち合わせしなくても、
 ラインがあるじゃない?
 ラインのIDがあれば、ベトナムにいても、
 お互いに電話をかけることができるんだよ。
 だからいつでも、連絡をとれるよ。」


そうは言っても、夫にはむずかしいかも…。
だって、アプリのインストールも
長女にやってもらったし、
そもそもラインを使ったことがない。😔


夫も自信がないと言うので、玉山祠の前で、
ラインで電話をかけあう練習をしました。
(こんなことでもないと、たぶん夫は、
 一生ラインを使わないと思います。🤣🤣)


「なにかあったら、ラインで連絡できるからね。」と言って、夫を玉山祠の前に置いていきました。スマホをにぎりしめて、不安そうにしているのが笑える。😄

ここからMIYOは、ひとりでホアンキエム湖のほとりを歩きました。路上にはたくさんのお店が出ていて、人通りも増えてきました。

ほどなく、ハノイでいちばんの目抜き通りに出ました。このビルの最上階に、カウゴー (Cau Go) というベトナム料理のレストランがあり、ホアンキエム湖を眺めながら、食事することができます。

ホアンキエム湖が一望できるレストラン、Cau Go。(画像をお借りしました)

6年前、Cau Go で、家族で食事した時の日記です。右上に見えているのがホアンキエム湖です。
のんたんの冬休み 8 おいしいものを食べる、ベトナム8日間おトク旅 4 - Cau Goでベトナムディナー(2017年12月24日/1日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

そして、MIYOが Cau Go の前まで来た、ちょうど同じ頃に、夫が撮った写真です。玉山祠の中から、夫もこのビルを眺めていたようです。(中央にある、ひときわ明るい建物です。)

このビルの前は広場(ドンキンギアトゥック広場)になっていて、お店もたくさん並んでいます。このあたりを探せば、スマホのケーブルも買えるだろう、と考えました。

携帯電話のお店を発見。ここならあるはず、と入ったのですが、あっさり、「ない。」と…。😅

それでもあきらめずに歩き続け、このお店へ。ようやく、「はい、あります。」と言ってもらえました。^^

左が、日本から持って来たケーブル(断線しています)。右が、お店にあったものです。両方を見比べて、確かに同じものであることを確認しました。

捜し歩いてようやく買えた、充電ケーブル。ベトナムでこんなもの買うことになるとは思いませんでした。笑


価格は、190000ドン(約950円)。
日本で買うのとあまり変わりませんね。^^


ケーブルを買ってほっとしたのもつかの間、
雨が降り始めました。
どうやらスコールのようで、
雨足はしだいにひどくなっていきます。


土砂降りの雨のせいで、さっきまで人であふれかえっていた通りに、今は誰もいません。路上のお店屋さんも、これでは商売になりません。


夫とは、とりあえず、
「1時間後に、
 水上人形劇場の前で待ち合わせ。」
と決めていました。
劇場は目の前にあるのですが、
待ち合わせ時間にはまだ早いし、
あまりに雨がひどいので、
劇場まで歩いていくことができません。
しかたなく、近くの子ども服屋さんに入り、
雨やどりさせてもらうことにしました。


ラインで電話してみましたが、
予想通り、夫は電話に出ません。😂
このまま、待ち合わせ時間になるまで、
子ども服屋さんの中で、
雨やどりするしかないかなあ、
…と思いながら、激しく降る雨を見ていました。


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 41 - ブックストリート、ハノイタワー、そしてWinmart(2023年6月17日/4日め)

2023年6月17日 ハノイタワーの日本料理店・たま弥で。


6月17日(土)


KATINATで買ったアイスコーヒーを持って、
そのまま街を歩きました。


夕方の5時を過ぎたので、レストランが開き始めました。


コロニアル風のオシャレなレストランでした。
メニューを見ると、
おいしそうだったのですが、
午前中にクルーズ船で2回も食事したせいか、
お腹がすきません。😅
なので、お腹がすくまで、
適当に歩いてみることにしました。


なぜか、ドラえもんの大きなパネルを発見。

パネルに誘われて近づいてみると、そこはブックストリート(書店街)でした。テントが設営されていて、ドラえもんのイベントをやっているようです。^^

テントの両側には、ずらりと本屋さんが並んでいます。それぞれの店舗の規模は小さくて、日本のキオスクくらいの広さです。


【ブックストリート】
ハノイ市ホアンキエム区の12月19日通り(19 Thang 12)に、2017年にオープンした、書店専門街です。この通りの両側には、16の書店のほか、公共電子情報検索所2か所、ブックカフェ、公共トイレなどが設けられています。
2016年に、ホーチミンで書店専門街「ブックストリート」がオープンし、多くの市民や観光客で大盛況だったことから、ホアンキエム区人民委員会が、ハノイでも導入することを決定しました。通りにズラッと本屋さんが並ぶ「12月19日通り」は、日本で言えば神田・神保町という感じかもしれません。


このあたりは官公庁街でもあるようで、ハノイ市人民裁判所などの立派な建物もたくさん並んでいます。

Palais de Justice(裁判所)です。

こちらは、高等人民裁判所。

このあたりには、メリアホテルやハノイタワーなどもあり、華やかなエリアです。日本で言うと「霞が関」でしょうか。^^

「ヒマだから、ハノイタワーでも行ってみる?」と夫を誘って、裁判所のすぐ隣りにあるハノイタワーまで歩きました。


ってか、実は私が、
ハノイタワーに行ってみたかったのです。笑


4年前は、このあたりをひとりで歩きまわり、
ホアロー収容所を訪れた後、
ハノイタワーの中でお刺身定食を食べました。
そのことが、なつかしくて、なつかしくて、
つい、足が向いてしまいました。^^
そのときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 95 - ホアロー収容所③(2019年10月6日/36日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


左:Somerset Grand Hanoi という、アパートメントスタイルのホテルです。その右隣りにあるのが、ハノイタワーです。
右:ハノイタワーの敷地内を、どんどん入っていきました。奥に見えているのは、メリアホテルです。


高級なホテルやタワーが建ち並んでいますが、
このエリアにはかつて、
ホアロー収容所がありました。
現在も、すぐ近くに、
ホアロー収容所は残っているのですが、
その敷地は1/3に縮小されています。
収容所の敷地の2/3を使って再開発されたのが、
この瀟洒なエリアです。


ハノイタワーの地下には、
スーパーやレストランが並んでいて、
お買い物も食事もできます。


スーパーのコーヒー売り場で。さすがベトナム。この3個分の棚が、すべて、ベトナムコーヒーで埋め尽くされていました。

いろんな種類があって迷いますが、おススメ品はコレ(だそうです)。「G7」というブランド。


チョンさんは、
「いちばんおいしいのはコレ。」
と、いつも言っています。
今回も、帰国するとき、おみやげにと、
5箱も持たされました。😄😄


これ、ひと箱に、
21パックも入ってるんですけどね…。
(全部で105パック。笑)


とてもうれしいけど、
次にベトナムに行く日までに、
たぶん飲みきれないよ、チョンさん。🤣🤣


4年前、御刺身定食をいただいた「たま弥」も、コロナを生き抜いて残っていました。

4年前は、このいちばん手前のテーブルで食事しました。^^

4年前の写真です。比べてみると、リフォームしたようで、お店の看板やイスが微妙に変わっていました。^^


せっかく「たま弥」まで来たので、
ここで食事しようか、と一瞬思ったのですが、
残念ながら、まだお腹が空きません。笑
なので、もう少し、湖の方向に、
歩いてみることにしました。


「あっ Vinmart がある!」と思ったのですが、なにかおかしい…。


4年前、よく見かけた Vinmart。
ベトナムのコンビニで、
街のあちこちにありました。
でも、名前が変わっています。
よく見ると、Winmart と…。


これが以前の名前です。ブランドカラーはそのままなのですが、名前だけが変わっています。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 29 - ノンラーの村へ行こう①(2019年9月12日/12日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


【ビンマートからウィンマートへ】
「ビンマート プラス(3000店舗)」は、ベトナム各地にあるコンビニエンスストアでしたが、スーパーマーケット「ビンマート(123店舗)」を展開しているマサングループ内の再編成により、2021年に、ブランド名を「ウィンマート」に変更しました。


まあ、看板に、
Vをひとつ書き足しただけですね…。🤣
4年ぶりにベトナムに来ると、
コンビニの名前も変わってしまうのかと、
ちょっとびっくりしました。


Winmart の店内で、夫が、バナナの写真を撮っていました。「バナナ」とカタカナで書いてあります。


【フォーラ農園のバナナ】
フォーラ (FOHLA) は、Fruits of HUY LONG ANHの略で、「ロンアン省のフィ農園のフルーツ」という意味です。人にも自然にもやさしい循環型農業にこだわり、GLOBALG.A.P.認証取得園地で、てまひまかけて丁寧に栽培しています。バナナ園では、牛のフンやエビ養殖で出たエビの殻などを使って、長期熟成させた自家製堆肥を使って土づくりをしています。また、バナナの茎や商品にできない果実は、牛の飼料にしています。


フォーラ農園のバナナは日本にも輸出されていて、トップバリュで販売されているみたいです。(画像をお借りしました)

ベトナムのバナナが日本でも買えるとは、
知りませんでした。
フォーラ農園のバナナ。
今度、トップバリュで見かけたら、
ぜひ買ってみたいと思います。^^


(つづく)

4年ぶりのベトナム。北部から中部へと歩いた18日間 40 - ATMの500000ドン札と、KATINAT で靴みがき(2023年6月17日/4日め)

2023年6月17日 サイゴン発のオサレなカフェ、KATINAT で。


6月17日(土)


クルーズが終わり、ツアーのバスが、
Mango Hotel まで送ってくれました。


このホテルは、agoda で予約しました。
当初の予約は、
6月14日、15日、16日の3泊でした。
ところが、予約したあとになって、多動夫が、
「ハロン湾で泊まりたい。」
と言い出しました。


そこで、ネットでお安いところをさがし、
16日出発のワンナイトクルーズを
予約したのですが、その日は、
Mango Hotelの部屋を予約済みだったため、
そのキャンセルには苦労しました。


agodaを利用して3連泊で予約した場合、
その一部だけを変更することは
できないのだそうです。
agoda に問い合わせると、
「3泊分を全部キャンセルして、
 希望する日を予約しなおしてください。」
と…。
直前の変更だったので、
3泊分のキャンセル料もかかるそうです。
1泊分だけをキャンセルしたいのに、
3泊分のキャンセル料がかかるとは
思いませんでした。


agodaではどうにもならないとわかったので、
やむをえず、Mango Hotelにメールし、
直談判しました。
「6月14日、15日、16日を予約していますが、
 6月14日、15日、17日に
 変更してもらえませんか?
 agodaでは、システム上できないそうで、
 困っています。」


すると、ホテルからすぐに返事があり、
あっさりOKが出ました。
よかった、よかった…。^^
予約サイトのシステム上ではムリでも、
結局最後になんとかしてくれるのは、
現場の人間だなあ…、と実感しました。


…ということで、この日の夜も、Mango Hotel に泊まります。となりのハノイ駅までは、徒歩10秒ですね。爆 翌日の夜は夜行列車に乗るので、すぐ隣りに駅があるというのは便利です。^^


とりあえずチェックインし、
ホテルの部屋に荷物を置いて、
街歩きを開始しました。
まずは、ATMを探して歩きます。


ハロン湾クルーズのふたり分の代金、
4700000ドン(約24000円)を
全部ベトナムドンで支払ったので、
手持ちのお金がほとんどありません。
(クレカだと3%増しになると言われました。)


5分ほど歩いて、Vietnam International Bank (VIB)を発見。コロニアル風のオサレな建物です。

建物の前にあるATMコーナーに入り、2000000ドン(約10000円)を引き出しました。


ATMでクレジットカードを挿入して、
希望の金額を入力すると、
ベトナムドンが出てきます。
手数料もわずかで、とっても便利。^^
(画面の表示はベトナム語なのですが、
 "English"をタッチすると
 英語に変わるので、なんとかなります。)


これは、日本で言うところのキャッシングです。
金利は年利18%くらいですが、
翌月に全部返せば、金利は1か月分の1.5%。
両替所で両替する場合の手数料よりも、
だんぜんオトクです。
(注意点は、絶対にリボ払いにせず、
 翌月に全額返済してしまうことです。)


500000ドン(約2500円)札が4枚出てきました。しまった…。


この500000ドン札。
あちこちのお店で断られるんです。
「おつりがない。」って…。
「ウソだろ。たった2500円なのに、
 なんでおつりがないの?」
と、夫も驚いていましたが、
ほんとです。😅😅


この旅のあいだでも、
いったい何回、
500000ドンを断られたことか…。


このお札をもらったら、なんでもいいから、
できるだけ早く使って、少額紙幣に
代えておかなければなりません。
(でも、何度も断られます。笑)


「まるで、ババ抜きみたいなお札だな。」


はい。
残念ながら、そのとおりです。🤣🤣


そう言えば、これを書いていて思い出しました。ユーロ紙幣でも、似たようなことがありました。(画像をお借りしました)

ユーロ紙幣では
5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、
50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、
500ユーロの紙幣があります。
(大体、500円札から5万円札ですね。)


ところが、ヨーロッパの生活で、
100ユーロ札以上を目にすることは、
ほとんどないのだそうです。


たまに、100ユーロ札(10000円ちょっとくらい)
を使おうとすると、お店でとても嫌がられます。
なので、100ユーロ札ですらも、
使うシーンが限られます。
(相当高いものを買うときとか、
 高級な、ホテルやレストランならOK。)


さらに、200ユーロや500ユーロ紙幣となると、
実物を目にしたことがない人も
かなり多いようで、
一般にはほとんど流通していないそうです。


10年くらい前の話ですが、
あるとき私たちも、
500ユーロ紙幣を受け取ってしまいました。
(日本円で、50000円余りの額のお札です。)
夫の妹(ドイツ在住)からの、たぶん、
子どもたちの出産祝いだったと思います。
(子どもたちは、その頃すでに高校生くらいでしたが。笑)


「500ユーロ紙幣の色は何色?」というクイズが成立するくらい、ヨーロッパに住んでいる人でも見たことがない人が多い、500ユーロ札です。笑(画像をお借りしました)


この500ユーロ札、日本では使えないし、
銀行で円に両替すると目減りするので、
夫がドイツに出張したときに、
これを現地で使うことにしました。
ところが。


使えないんですよ…。🤣


出張先のドイツで、夫は、
支払い時に500ユーロ札を出しては、
あちこちのお店で断られたそうです。
最後に、ホテルのチェックアウトのときに、
宿泊代金の支払いで、
ようやく使えたみたいですが。


たとえば日本のスーパーで、
支払い時に50000円札を出して、
「おつりがないから受け取れません。」
という店舗は、どれくらいあるかな、
と考えました。
(日本に50000円札はありませんが。)


日本ならば、スタッフの方が、
他のレジを回ってでも、おつりをかき集めて、
なんとか対応するだろうと思います。
「高額紙幣はメンドウだからいらない。」
なんて言うお店はないですよね…。
こういうところが、
日本と他の国との違いなんでしょうね…。😅


さて。
話をハノイ街歩きに戻します。^^


とにかく、暑くて暑くて、
ベトナムのアイスコーヒーが飲みたくて、
なつかしの「コン・カフェ」
探して歩いたのですが、見当たりません。
市内には何軒もあるはずなのですが…。


そのかわりに、KATINATという、こじゃれたカフェの前に来ました。入り口の前では、店内でドリンクを買った女の子が、写真を撮ってもらっていました。どうやら人気店みたいなので、入ってみることにしました。

おススメは、ハイビスカスティーと…、

ストロベリー烏龍茶。🤣 う~む、ベトナムでもこんな店が増えてきたんですね…。

ケーキもおいしそう。ひとつ170円から230円くらいです。

ストロベリー烏龍茶は遠慮して、とりあえず普通のアイスコーヒーを注文しました。ふたつで70000ドン(約350円)。クレジットカードで支払うと、無線呼出機を渡されました。できあがったら、これで呼ぶそうです。


実は、35年前、この無線呼出システムの、
営業マンでした。笑
デモ機を持って、日本中を出張しました。


総合病院で、同時に1000人以上の患者の
呼出を管理する大規模システムを
日本で初めて開発した頃でした。
当時は、画期的な製品として、
あちこちで驚かれました。
「病院でこんなこと、できるわけがない。」
とバカにされることもあったけど、
営業の仕事は、楽しかったです。笑


けれどその後、
「この製品ではもうからない。」
と会社が判断し、ディスコンが決定。
私の営業マン生活も終わりました。😅


その呼出システムが、
35年もたって、ベトナムのカフェで、
あたりまえに使われているとは…。
感慨深いものがありました。
(この呼出機は、その後、ベトナムの
 あちこちの店舗で見かけました。
 日本でも、フードコートなどで、
 よく見かけますよね。^^)


カウンターで、日本で言うUberにあたる方が、デリバリー品を受け取っていました。


庶民のお昼ごはんなら、
300円くらいで食べられる国です。
ベトナムの物価で考えると、
あまりお安くないお店の、
こじゃれた飲み物。
これをデリバリーで注文するのが
あたりまえになっているんですね。
ベトナムの(若い人の)生活は、
どんどんオサレになっているようです。


…なんて考えてると、私たちのアイスコーヒーができあがりました。^^ KATINAT と書いてあります。


【KATINAT SAIGON KAFE】
ホーチミン発祥で、ベトナム人に人気のおしゃれなカフェチェーンです。ホーチミンでは、目抜き通りであるドンコイ(Dong Khoi)通りに点在しています。 ドンコイ通りは、かつて、カティナ(17世紀のフランス陸軍総司令官の名前)通りと呼ばれていました。「KATINAT」の店名は、それにちなんで名付けられたのかもしれません。
最近はハノイにも出店しています。フレーバーティーやスムージーも販売しており、普通のカフェよりも高いのですが、お店のドリンクを持って店先で写真を撮るのが、若い女の子たちのトレンドになっています。


ドリンクを持ってお店の前で写真を撮るのが流行りだそうなので、マネして撮ってみましたが、あまり映えてませんね。(アホ)

とにかく暑いので、氷の入ったアイスコーヒーで生き返りました。

MIYOの席のすぐ隣りに窓ガラスがあります。その向こう側にもテーブルを置いてあるのが見えました。小さなテラスのようになっていて、若い女の子が二人でお茶していました。


オシャレでかっこいい、
ベトナムの女の子たち。
東京の銀座あたりと変わらないな…
と思って見ていたのですが、
歩道の反対側に、おばあさんが
座っているのに気がつきました。


み「あのおばあさん、なにか売ってるの?」
夫「靴みがきだよ。
  ここに座ってる女の子に、
  『靴、磨かないかい?』
  って言ってたよ。」
み「え! そ、それで…?」
夫「だから今、この女の子の靴を、
  おばあさんが磨いてるところ。」


な、なるほど…。よく見るとたしかに、女性用の靴を、おばあさんが磨いていました。

後ろに写っているのは、子連れでカフェにやってきた、オサレな女性たち。手前のおばあさんとのコントラストがすごい…。😅

そして、おばあさんの反対側で、靴を磨いてもらってる女の子の足元をごらんください。おばあさんから借りたサンダルを履いてました。🤣🤣


み「こんなオサレなカフェで、
  あんなオサレなかっこしてる女の子が、
  コーヒー飲みながら、道端でおばあさんに
  靴磨いてもらってるの?🤣」
夫「いいんだよ。別に。
  どうせ長々おしゃべりしていて、
  足はヒマなんだから。


ま、まあ、それはそうですが…。😅😅
日本で、
「ちょうどよかったわ。
 おばあさん、この靴磨いて。」
と言う女の子は、たぶんいないと思う…。


このお店に来ている人たちを見て、
ベトナムも、もう日本と変わらないな。
って、ついさっき思ったのですが…。


テラスでコーヒーを飲んでいる最中に、
「その靴、磨かないかい?」
と話しかけるおばあさん。
「じゃあお願い。」
とフツーに答える、オサレな女の子…。
やっぱりここは、ベトナムでした。😄😄


お店を出て振り返ったら、なんと隣りにコン・カフェがありました。気がついていたらこちらに入ったのに…。

コン・カフェも、オサレなカフェとして有名なのですが…。


4年前は、コン・カフェがお気に入りでした。
軍服と同じ色(グリーン)を基調として、
レトロな雰囲気で統一しているお店です。
いつも満席の人気店だったのですが、
おとなりのオサレな KATINAT に
お客をとられたのかな…。
座っていたのは、男性ばかりでした。😅


4年前にコン・カフェに行ったときの日記です。コン・カフェは、ハノイ市内にたくさんあります。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 45 - ドンスアン市場からハノイ大教会へ(2019年9月15日/15日め)

定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 105 - ハノイ市内観光⑤ 水上人形劇とコン・カフェ(2019年10月11日/41日め)

定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 170 - コンカフェ/スーパー/水上人形劇(2019年10月21日/51日め)


再び、街を歩きます。


亜熱帯らしく、街路樹が生い茂った通りと、

奥へ奥へとのびている、昔ながらの町並み。

4年前は、こんな通りが続く街を、

胸をときめかせながら歩きました。

朝から晩まで、たったひとりで。

ただ歩いているだけで楽しかった。^^


大好きだったハノイの街を、

再びこうして、歩いています。


(つづく)