MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 89 - エステと玉山祠(2019年10月5日/35日め)

2019年10月5日 玉山祠の東屋(あずまや)から、美しいホアンキエム湖をのぞむことができます。


10月5日


「旧家保存館」を後にし、
ハノイ旧市街を、さらに南に向かって歩きます。


このへんから、道路のあちこちで、
エステの看板が見えるようになりました。


こんな小規模のエステがいっぱいあります。価格をチェックしていたら、この女主人につかまってしまいました。笑 


価格は、1時間あたり、1000円~2000円というところでしょうか。
日本では、通常、6000円くらいかかりますから、
日本のエステに行くよりはオトクです。


前回、エステに行ったのは、9月14日。
タムさんが連れて行ってくれたのですが、
そのときから3週間ほど経過しています。


そろそろ行ってみようかな、と思っていたので、
入ってみることにしました。
もちろん、値切り交渉は忘れません。笑


店内です。間口は3メートルほどの、小さな建物ですが、入り口を入ってみると、奥行きがあります。ベトナムでは、こんなふうに、間口が狭くて細長い建物が多いです。まずは、この受付カウンターで、料金を払いました。

受付の隣のスペースは、フットケアのサロンになっているようです。欧米人の男性が、爪と足のケアをしてもらっていました。「自分の足がこんなにきれいになるなんて!」って、喜んでいましたよ。笑

MIYOは、奥の階段で3階まで案内されました。ここが、フェイシャルケアの部屋になっています。


この日のコースは60分で、
クレンジングとピーリングのあとで、
マッサージと続き、最後はパックです。
料金は、1700円くらいだったような気がします。


パックをしている間、
頼んでもいないのに、頭とか足とか、
あちこちをマッサージしてくれました。
で、最後に、
「がんばったから、チップちょうだい。^^」
と。


しょうがないから、あげました。笑
ちなみに、ベトナムのエステやマッサージのお店では、
最後に必ず、チップをあげることになっています。
目安は、50000ドン(約250円)くらいだそうです。


さて、エステを出て、さらに歩いていると、
ホアンキエム湖に行きあたりました。



あてもなく湖畔を歩いていると、
多くの人が入っていくスポットを発見。^^


ガイドブックも何も持たず、
地図一枚を見て歩いているので、
そこがなんであるのか、全然わかりません。(苦笑)
でも、たくさんの観光客でにぎわっていたので、
きっと有名なところだろうと思い、
入ってみることにしました(笑)。


以下の説明は、後になって、ネットで調べたものが含まれます。
この写真を撮ったときは、なんにもわからず、
ただなんとなく歩いておりましたが、
まあ、それでもどうにか、観光はできるものですね。^^


幅およそ200mほどの小さな湖ですが、湖の北側には「ゴックソン島」と呼ばれる小さな島があります。ここには「玉山祠(ぎょくさんじ)」という名前の祠が建っています。写真は、玉山祠の門です。観光客が、次々に入っていきます。

門を入ると、右手にチケット売場があります。チケットは30000ドン(約150円)。玉山祠の開館時間は、平日の7:00~18:00です。

玉山祠の入館券。

入館券を購入し、二つ目の門を入ります。

さらに三つめの門をくぐると、赤く塗られた木造の橋が…。ここは「関所」になっていて、露出の多い服を着ている人は、ここから先にいれてもらえません。ちょうど、タンクトップを着て入ろうとしていた欧米人の女性がふたり、足止めをくってしまいました。係員から、藤色の上っ張りのようなものを渡されて、しぶしぶ、それを羽織ります。笑

床屋さんの作業服みたいですね。^^ 欧米人には、タンクトップとかショートパンツとかで、お寺に入ろうとする人がけっこういますが、そんな人たちだって、キリスト教会にはそんなかっこうで入らないはずです。もっと、その国の文化や宗教に敬意を払ってほしいな、と思います。

…ってことで、赤い木の橋を渡りました。橋の上から、ホアンキエム湖が臨めます。

中央に見えるのは、タンロン水上人形劇場かな?^^

橋を渡って、ゴックソン島に上陸しました。ハノイ屈指の観光スポットとあって、写真撮影の観光客でごった返していました。

島の反対側にある、正殿に入ってみました。古めかしくも歴史を感じさせる佇まいです。創建は13世紀で、この建物は1865年に再建されたものだそうです。

この玉山祠のメインは、チャン・フン・ダオ(陳 興道‐ちん・こうどう)等が祭られた祭壇です。この人物は、1288年に起こったベトナムの王朝による紛争「白藤江の戦い」で、敵国に打ち勝った英雄として崇められているそうです。

チャン・フン・ダオ等が祀られた部屋の隣りへ行ってみると、そこには、体長2mにもおよぶ大きな亀の剥製が展示されていました。これは、このホアンキエム湖で1968年に捕獲された亀で、体重は250kgもあったとか。


この地には、「還剣伝説」というものがあります。
15世紀に、ベトナム王朝の皇帝、レ・ロイ(黎利‐れいり)が、
神から授かったとされる宝剣を手に、
当時ベトナムを支配下に置いていた明と戦い、
勝利しました。
その後、神の使いとされる大亀が湖から現れて、
その宝剣を持って湖へ帰って行ったのだそうです。


「還剣(剣を返す)」という文字を、
ベトナム語で読むと、
「ホアンキエム」となります。
これが、湖の名前になりました。


1968年になって、
大亀が、ホアンキエム湖で発見されました。
これが、当時の伝説に出てくる亀なのではないか、
と言うことになったそうです。


ただし、この大亀以外にも、ホアンキエム湖では、
これまでに何匹か大亀が見つかっているそうです。


玉山祠は地味な場所ですが、
古来から伝わる伝説を感じる観光スポットとして、
良い場所かもしれません。


観光時間の目安は、15分~30分くらいです。
タンロン水上人形劇場の向かい側にあるので、
水上人形劇を6時から見る予定の方で、
その前の30分程度の時間があれば、
ホアンキエム湖畔を散策しながら、
ちょっと寄ってみてもよいのはないかな、と思います。


(つづく)

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