全盲難聴・のんたんの夏休み 12 K記念病院で聴力チェック(2018年8月17日/7日め)

2002年7月13日 七五三の写真を撮りました。(のんたんとあみちゃん 6歳の終わりに)
8月17日
今日も長女は出勤日。
夫は、出勤日だったけど、休暇をとりました。
ということで、日中は家の中で、
長男、私、夫の家族3人、
のんびりと過ごしました。
午後3時過ぎになって、夫、ようやく重たい腰をあげます。
この日、長男は、K記念病院の耳鼻科で、
T先生の診察を受けることになっていました。
少し前に、S園から、
「補聴器が合っていないように感じます。
一度、耳の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。」
と、メールをいただきました。
そこで、この夏は、4年ぶりに、
K記念病院のT先生を訪ね、
診察していただくことにしました。
現在の聞こえの状態をチェックしていただき、
その検査結果をもとに、補聴器を調整していただく、という流れです。
検査結果をS園に送れば、
S園の先生が、S園の地元にある補聴器屋さんに行き、
補聴器の調整を依頼してくださいます。
以前、長男が自宅に居たころは、修理など、なにかあるたびに、
夫が補聴器屋さんまででかけていました。
でも今は、修理が必要な場合でも、S園の先生が、
補聴器を最寄りのお店に持っていってくれます。
本当にありがたいことです。^^
さて、幼児難聴の権威でいらっしゃる、T先生には、
長男が1歳の頃からずっと、お世話になっています。
初めて、T先生に長男を診ていただいたときのことです。
先生は、机の向こう側で、「ポクポク」と木魚を2回たたきました。
その音に反応した、1歳の長男。
ほんの一瞬のできごとでしたが、
T先生は、長男のそんなようすを見逃しませんでした。
そして、
「だいじょうぶ。
時間はかかるけど、
この子は、話せるようになりますよ。」
と、優しくおっしゃってくださいました。
そのひとことが、私と夫にとって、
どれほどうれしいことばであったことか。
あの日のことを、生涯、忘れることはできません。
「いつか、この子と会話ができるようになる。」
そう思って、長男を育てるだけで、
ただ、うれしかったのです。
今、23歳になった長男と、毎日、普通にことばを交わします。
「ジュースを飲みます。」
「なんのジュースがいいですか?」
「りんごのジュース!!」
自分の欲しいものを、自分で言える、幸せ。
長男と、何気ないやりとりができる、うれしさ。
そんな、愛おしいひとときの、
いちばんはじめの、私たちの原点が、
T先生との出会い、なのでした。
2003年1月6日 田中美郷先生と長男(7歳)
せっかく、久しぶりに先生に会えたのに、夫は写真を撮るのを忘れてしまいました。
代わりに、古い、古い、写真を。

(つづく)