コロナでも雛旅。古(いにしえ)の雛を訪ねる、4泊5日の長野・岐阜・愛知 35 - 美濃市 うだつのあがる町並み(2021年3月29日/4日め)
(2021/05/23 14:15記)
2021年3月29日 二番町通りの町並み。(岐阜県美濃市)
3月29日
雛旅4日めの朝になりました。
前日は、晩ごはんも食べないで
ふて寝してしまったので、
この日は早朝に目が覚めました。
そして私は、
このあとに予定していた旅を
台無しにするような、
あるとっぴな行動に出てしまうのですが、
そのことについては、
また後で書きたいと思います。
とりあえず、ホテルをチェックアウトし、
次の目的地に向かいました。
ホテルの駐車場で。前日とは打って変わって、いいお天気です。
郡上八幡は、山に囲まれた、本当に穏やかな町でした。^^
郡上市をあとにし、
次に向かったのは、美濃市です。
岐阜県の中心部に位置する町で、
「うだつのあがる町並み」
として知られる市街地は、1999年、
国の重要伝統的建造物群保存地区
として選定されました。
市の駐車場に車を停めて、町を歩きます。写真は、駐車場に掲示されていた、大きな散策マップ。
この四角いエリアに、古い町並みが残っています。一番町通りと二番町通りで構成されていて、一周すると、約1キロになります。
駐車場から二番町通りまでは、歩いて数分。すでに、古そうな建物が並んでいました。
「秋葉神社」とあります。これは、防火の神様です。
二番町通りに到着。小さなエリアだと思ったのですが、案外奥が深いのでびっくり。通りのずうっと奥まで、古い町並みが続いています。
とりあえず、歩いてみます。
はっぱすたんど。オーガニック茶葉と美濃焼のお店で、カフェになっています。
店先にある、うだつ招き猫。招き猫がうだつをかぶっています。笑
和紙の店 紙遊。美濃市は、美濃和紙の産地として有名なところでもあります。
そして、その隣りにあるのが、小坂家住宅。「格式をあらわす卯建(うだつ)の家」として知られています。紙遊と小坂家住宅の間に、ひとつめの「うだつ」を発見しました。
これが「うだつ」です。美濃市を代表する「うだつ」が、このあといくつも出てきます。「うだつ」については、次回にもう少し詳しくご説明します。
通りの右側には、鈴木忍家住宅があります。江戸時代中期に建てられました。2階部分に、小さな木箱が置いてあります。
庇に乗せているのは、「秋葉様」と言います。防火の神様です。
この家で注目すべきは、正面に見えている「引上大戸」です。一見、普通の引き戸なのですが、大戸全体が、天井に向かって引き上げられるようになっています。この町の伝統的なスタイルです。
引き上げた大戸を固定する部分が、天井に設えてあります。
なんにも知らないで来てしまったのですが、
美濃市、実はすごいところでした。
小さなエリアの中には、
まるで歴史の宝箱のように、
古い家屋が並んでいて、
そのひとつひとつが、
見ごたえのあるものでした。
夫がここで撮った写真は、
200枚に及んでいます。
私が撮ったものを合わせると、
さらに多くなります。
実は、悩んでいます。
こんなにもたくさんの写真を、
どんなふうにまとめればいいのかと。😅😅
一体、何回の連載になることやら、です。
(二番町通りを、まだ20メートルくらいしか
歩いていません。笑)
このブログでは、
美濃市という町が見せる風景の
闊達さや奥深さを、
少しずつでも、お伝えできればと思います。
(つづく)




















