コロナでも滋賀県。湖の国(うみのくに)を歩く、3泊4日のおトク旅 8 - 湖の駅と三井寺①(2020年9月23日/2日め)
2020年9月23日 三井寺・山門で。
9月23日
びわ湖クルージングが終わり、
大津港のお向かいにあるショッピングセンター、
「浜大津アーカス」
に行きました。
浜大津アーカス
このビルの2階にある「湖の駅」に、
船のチケットを持っていくと、
駐車料金を無料にしてくもらえるのです。
「湖の駅(うみのえき) 浜大津」です。
ついでにお買い物。夫はここでも、買うのは日本酒(笑)。「雨垂れ石を穿つ」という滋賀のお酒です。私は、近江の館の十穀米(滋賀県長浜市)と針江の有機古代五色米(滋賀県高島市)。ちょうど、家のストックが切れかけていたので。^^
そろそろお昼ごはんの時間なのですが、
やはり、例によってごはんはあとまわし。😢
次の場所、「三井寺(みいでら)」に向かいます。
「ミシガン」に乗る前に寄った、大津港の待合室に
三井寺のパンフが置いてありました。
それを見た夫が、
「すぐ近くなので、
お昼ご飯の前にちょっとだけ行きたい。」
と言い出したのです。
「すぐ近く」「ちょっとだけ」
これが曲者なのですが。爆
でも、朝ごはんをたんまり食べたので、
お昼ごはんは遅くてもいいか、と思い、
夫につきあうことにしました。
大津港から三井寺まで、
車ならほんの十分ほど。
近いです。^^
べんべんくんがお出迎えしてくれました。😊
ゆるキャラの「べんべん」くんは、三井寺の広報僧です。弁慶の引きずり鐘と千団子祭りの亀をモチーフにしています。特技はほら貝を吹くこと。大津市と三井寺の魅力を伝えるために、イベントなどで活動しているそうです。
【三井寺(園城寺)】
天台寺門宗の総本山の寺院です。日本三不動の一つである黄不動で著名であり、近江八景の1つである「三井の晩鐘」でも知られています。一般には、三井寺(みいでら)として知られています。2015年、「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として、日本遺産に認定されました。
駐車場で車を停め、
拝観券を買いました。
いただいたパンフによると、
順番にしたがって、
全部で13か所のスポットを歩くようです。
オリエンテーリングみたいですね。^^
案内図のとおりに歩くと、
すぐに、仁王門が見えてきました。
①仁王門(大門)。徳川家康が寄進した、優美な山門です。(重要文化財)
そして竹林を抜けて…、
②釈迦堂へ。かつての食堂でもあります。随所に古い手法を残す室町初期の建築で、中世の食堂の形式をよく伝えています。(重要文化財)
「次はどこに行くの?」
③国宝・金堂です。桃山時代を代表する名建築と言われています。円空仏などの仏像が安置されています。
中に入ってみました。
円空仏(江戸時代)です。
平安、鎌倉、室町時代の数多くの仏像を、手を伸ばせば届いてしまうほどに近いところから見ることができました。
尊星王立像(江戸時代)と大日如来(平安時代)
尊星王立像は、北極星を神格化したものです。頭上には鹿の頭、四臂で月と太陽、さらに錫杖を持ち、右足を後方に上げ、月輪上に左足で立っています。三井寺には重文の絵像が伝わっていますが、彫像としては、これが唯一だそうです。
阿弥陀如来像(鎌倉時代)と不動明王二導子像(室町時代)
訪れる人もまばらで、
ゆっくりと拝観することができました。
静かな金堂を出て、
お向かいにある鐘楼へと歩きました。
④鐘楼。金堂のお向かいにあるのが、近江八景で知られる、三井の晩鐘。日本三名鐘のひとつだそうです。(重要文化財)
三井の晩鐘は、囲いの中に入れられています。鐘をつきたい人は、300円を払うことになっています。
「オレ、鐘をついてみたい。」
という夫。
「なに言ってんの。
たった一回ついて300円なんて、
高すぎるわよ。」
と、私に怒られて、断念。
しかたなく、次の場所へと歩き始めました。笑
罰当たりな、夫婦です。笑
(つづく)