MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたんの夏休み 1 - ワクチン接種完了(2021年8月7日/1日め)

2021年8月7日 「はま寿司 加平店」で。(全盲難聴・のんたん 25歳)


コロナが猛威をふるっていますね。
感染者数が、一年前よりも悪化しているため、
長男が生活しているS園では、
今年のGWの、園生の帰宅を中止しました。
毎年恒例の行事であった、
障害者スポーツ大会も、中止です。


楽しみにしていたふれあい夏祭りも、
今年は中止です。
昨年は、かろうじて開催できたのですが…。


昨年の、S園ふれあい夏祭りの日記です。


なんだか、昨年よりも状況は厳しいですが、
そんななか、6月より、
日本でもワクチン接種が始まりました。


S園では、なんと、
「園内接種」を実施しました。
その行動力には、
いつも頭がさがります。


【S園の、ワクチンへの取り組み】(「園だより」から)
多くのご支援をいただき、S園内でのワクチン接種が実現しました。

ワクチン接種は、希望者が自分で予約して、接種会場に出向いて受けることが原則です。しかし、それが困難である方が、S園には数多くいらっしゃいます。そこで、「なんとか、施設内での接種をさせていただけませんか。」と、都にお願いしたところ、市役所や医師会などの関係者の方々が協力してくださり、「施設内での接種」が実現しました。
まずは、65歳以上の高齢の利用者の方々と、その利用者の支援を行う立場の職員(希望者)が、接種を受けました。その後、64歳以下の利用者についても、接種券が届き次第、施設内での接種が行われました。
接種をしてくださったのは、S園の嘱託医であるI医師と、S園医務課の看護師です。接種後の副反応に備えるなど、万全の体制で実施しています。
保護者の皆様にもご協力いただき、これまで、面会や外泊を控えていただいてきましたが、2回の接種を終え、中和 抗体ができれば、かなりの確率で、感染や重症化のリスクを下げることが可能となります。
まだまだ、予断を許さない状況が続いていますので、可能な限り感染防止に努めつつ、利用者の皆さんが喜びを持って日々の生活を送れるよう、取り組んでいきましょう。


昨年は、コロナ禍でもがんばって、夏祭りが開催されました。S園内の講堂で、みんなで盆踊りを踊りました。(2020年7月21日)

鼓を叩く長男。写真奥に、ピンクのステージが見えます。(2020年7月21日)

一年後の同じ場所(ピンクのステージの前)です。昨年、にぎやかに夏祭りが開かれたこの場所が、今年はワクチンの接種会場となるとは、想像もしていませんでした…。

これは、モデルナでしょうかね。ありがたいことです…。


さて、S園の夏休みです。^^
この夏は、8月8日から15日まで、
ワクチンを2回接種した園生だけが
帰宅できることになりました。


長男も、S園のみなさまのおかげで、
すでに、2回の接種を完了しています。
なので、帰宅することができると、
S園から連絡をいただきました。


長男には、今年の3月に会ったのが最後だし、
ぜひ、帰らせてあげたい。
でも、コロナの状況が厳しくなるばかりで、
さすがの私たちも、今回ばかりは、
家に連れて帰っていいものか、
悩みました。
(夫婦だけの旅行なら、
 ここまで考えないんですけどね…。)


万が一、帰宅しているあいだに、
長男が感染してしまったら…。
S園に戻ったあとで、
みなさんにご迷惑をかけてしまいます。
(これがなにより心配。)
私たち家族の中だけですむ問題でないだけに、
なかなか結論がでませんでした。


むやみに連れて帰らなくても、
このまま園で過ごすのが、
いちばん安心ではないか…。
(S園では、いまだに、
 ひとりの感染者も出ていません。)


けれど、帰宅するのを楽しみにしている
長男の気持ちも、考えたいよね…。


迷いに迷ったあげく、結局、
夏休みに帰宅させることにしました。
ただし、7泊ではなく、
3泊4日だけです。^^


いつもと違って、
どこかに家族旅行ができるわけではないし、
カラオケに行くのもムリそう。
長男には退屈かもしれないけど、
たまには、どこへも行かないで、
家でのんびり過ごすのもいいよね…。


ってことで、長男の、
「なにもしない夏休み」
(ほんとか?)
が始まりました。笑


8月7日


夏休みの初日は、
夫がS園に迎えに行きました。
例年は、保護者会のあとで、
全部の保護者がいっせいに
我が子を連れて帰ります。
宿泊棟の前は、保護者と子どもたちで、
お祭りのようににぎやかになります。


が、今年は、保護者会を中止し、
お迎えの時間も、
各家庭、15分刻みで指定されました。
できるかぎり接触を避ける、という配慮です。


夫の運転する車で、家にもどってきた長男です。きれいに散髪してもらっています。^^


いきなり、びっくりしましたよ~。
長男、マスクを2枚着けて、
ご帰還です。笑


なるほどね~…。
S園内で、今日まで、
感染者ゼロを維持してるのは、日々、
こういう努力を続けた結果なんだなあ…。


ええっと…。
園内では、全員、
「マスク二重」なんですね。😅
S園からいただいた封筒を見ると、
しっかり、2枚×日数分のマスクが
入っていました。
家でもそうしてくださいって
ことですよね…。😅😅


私も夫も、そして長女も、
外出するときは、マスクを着けますが、
もちろん、1枚だけです。
2枚着けるなんて、思ってもみませんでした。汗


帰宅してきた長男に、
いきなり、反省させられました。
帰宅している間に、
感染させないようにしなくっちゃ…。


なんだか、緊張してきました…。
キンチョウの夏、日本の夏。🤣🤣


(つづく)

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