2026年8月27日 大澳(タイオー)で。(香港・ランタウ島)
8月27日(木)- 2日め
次の目的地は、大澳(タイオー) です。
タイオー行きのバスは、
1時間に1本しかありません。
そのバスに乗るため、
寶蓮禪寺(ポーリン寺)を後にし、
昂坪廣場まで戻りました。
バスが出発するまで15分しかないというのに、それでも多動夫は、またまた昂坪廣場で引っかかり、再び睡蓮を撮っておりました。(アホ😔)
実は、はじめに昂坪市集を歩いていたとき、近くにバスターミナルがあるのに気がつきました。で、そのときに、タイオー行きのバス停の場所と時刻表を調べておきました。
なので、バス停まで迷うことなく、
効率的に移動できました。
ここまではよかったのです…。
天壇大仏の前を通り過ぎ、
走って走って、なんとか出発時間前に
バスターミナルに到着しました。
右側の白いバスがタイオー行きです。間に合ってよかった。
ここで、1時20分発のバスに乗れれば、
タイオーに直行できるし、
現地で観光する時間も十分にありました。
ところが。
私たちは、このバスに乗ることが
できませんでした。
その理由は、オクトパスカード を
持っていなかったからです。😔
オクトパスカードです。
【オクトパスカード】
現地では「八達通(バッダットン)」と呼ばれています。香港のMTR(地下鉄)・バス・トラム・スターフェリーといった公共交通機関などで利用できる電子決済カードで、日本のSuicaやPasmoに似ています。さらに、一部の公共交通機関では、通常の切符購入より安くなるという特典もあります。
また、交通機関以外にも、コンビニやスーパーなどの買い物でも利用可能で、飲食店、洋服店、カフェなどで、かなり普及しています。
現在はiPhoneのアプリによるタッチ決済と、カードを発行する2パターンがあります。iPhone以外のユーザーの場合はカードの作成が必要です。駅や空港などで購入して、チャージしながら使う形が一般的で、使い終わったら、残額を払い戻しできるタイプもあります。
実は、東涌駅で夫が両替したとき、
「オクトパスカードも買おうか。」
と話し合ったのです。
でもそのときは、
オクトパスカードの重要性を
あまりわかっていなかったので、
見合わせてしまいました。
それが失敗でした。
夫は、東涌駅で両替したときに、
ATMから出てきた現金、つまり、
HK$100(約2000円)札しか
持っていませんでした。
バスに乗車するときに、
まずは料金を払うのですが、
HK$100札を見せたとたん、
ドライバーから、
「釣りはない。」
と冷たく言われ、
あっさりとバスから降ろされました…。
日本ではありえない状況ですが、
ここは香港。
このドライバーの対応は、
香港(または中国)では
あたりまえのことであるのを、後で知ります。
つまり、
「キャッシュレスに対応できていない場合、
不利益があっても、それは自己責任」
という考えですね…。😔
中国ではそれがひどいと聞いていましたが、
ここ香港でも同じだとは
想像していませんでした。
私たち以外に並んで待っていた人々は、全員、
オクトパスカードやスマホをタッチして、
どんどん乗車していきました。
「オクトパスカード、
さっき買っておけばよかったね。」
と後悔しても、あとの祭りでした…。😔
ここで次のバスが来るまで、
1時間のロスとなりました。
Uberを呼ぼうとしたのですが、
「ここから呼べる車はありません。」
というメッセージが出ただけ。
バスは1時間後に来るとはいえ、
そのバスに乗るためには、
オクトパスカードか料金分の小銭を
用意しなくてはなりません。
昂坪市集の中の観光ガイドオフィスで
スタッフの方に相談したところ、
「昂坪には、オクトパスカードを
売っているところはありません。
どこかのお店に入って小さな買い物をして、
小銭を用意してはどうでしょう。」
と言われてしまいました。
しょうがないので、
「近くのお店に入って、飲み物でも買おう。」
と相談。
Big Cというスーパーがあったので、
入ってみました。
そこでまたまた驚きます。
350mlのお水のボトルが、HK$16(約320円)。😮
ひええええ、と思いましたが、
山の上+観光地なので、
まあ、仕方のない価格だと思います。
これでも、いちばん安いのを選びました。
できるだけ多くの小銭をゲットするため、
夫とふたり、別々にレジに行き、
それぞれがHK$100札を使って、
このお水を一本ずつ購入。
今までの人生で買った、
いちばん高い水になりました。😔
昂坪市集をぶらぶらしながら時間をつぶして1時間。再び、次のバスにトライしました。
今度は、料金分きっかりの現金を
用意してあったので、
無事、乗ることができました。^^
待っていた乗客が全員乗り込んで、
さあ出発、というとき、
あわてて、ひとりの西洋人が乗ってきました。
ところが、彼もやっぱり、
オクトパスカードを持ってなくて…。
ドライバーに冷たく拒否され、
すごすごとバスを降りていきました。
(とても他人事とは思えません…。😔)
教訓。
香港を個人旅行するなら、
まずは空港でオクトパスカードを
買いましょう。
(そんなのあたりまえだろー、とか、
香港通には叱られそうですが。😓)
タイオーまでは、約160円。お水に比べれば、バス代は意外と安いです。^^
フロントガラスには、「ドアのそばに立つな」「黄色い線の内側にいること」「降りるときはボタンを押せ」「頭上注意」「防犯カメラ動作中」「飲食禁止」「バーにつかまれ」などの注意書きがべたべたと貼ってあります。その中に、「釣りはない」と、はっきり書いたシールもありました。😂😂
20分くらいで、タイオーに到着しました。
【大澳(タイオー)】
ランタウ島西部にある古い漁村です。古くから、海や干潟に近い環境を生かして、漁業、塩業、乾物づくりが長く営まれてきました。香港政府の案内では、「伝統的な水上家屋と漁村文化が残る場所」 として紹介されています。
大澳は、近代化の中で産業構造が変わり、かつて盛んだった塩田は20世紀後半に衰退しました。その一方で、漁村景観や伝統行事が評価され、今では香港の歴史文化を感じる観光地 として知られています。
大澳を特に象徴するのは、水路の上に杭を打って建てた棚屋 です。水辺の暮らしから生まれた棚屋は現在も残っており、独特の景観を呈しています。この棚屋は単なる観光用ではなく、もともと漁民の生活に根ざした住まいでした。都市部の香港とはかなり違う風景を見ることができ、「漁村と塩の町として栄えた歴史が今の町並みにも残っていること」 が、大澳の大きな魅力です。
バスを降りると、いきなりこんなカウンターに出会います。
「海豚観光船」 と書いてあります。
海豚(中華白海豚)は、
香港周辺に住む海のイルカです。
白というより薄いピンク色に見えることが多いので、「ピンクイルカ」とも呼ばれています。香港の西側の海域で知られる、代表的な海洋動物の一つです。 (看板に貼ってあった写真です。)
タイオーの場所です。朝、ホテルを出発してから、ここまでやってきました。なるほど、たしかにタイオーは、香港西側の海域になりますね。^^
とりあえず、海豚観光船に乗ってみることにしました。料金は、ひとりHK$80(約1600円)。
これに乗って行きます。
もうね。ちっちゃい受付カウンターとかお船の大きさとかが、ベトナムのカイラン水上マーケットに行ったときとよく似ていて、笑っちゃいました。^^
そのときの日記です。
南ベトナム11日間 カントーを歩く 18 - カイラン水上マーケット① 恒例・夜討ち朝駆け、ごはん抜き(2026年4月7日/4日め)
南ベトナム11日間 カントーを歩く 19 - カイラン水上マーケット② ニンキエウ埠頭を出発(2026年4月7日/4日め)
これまで、こんな船に何度も乗った経験から、MIYOは前から4列めのイスに座りました。
なぜ4列めにしたかというとですね…。
1列めとか2列めは、眺めはいいのですが、
水しぶきが大量にやってきて、
その水をかぶる可能性が高いのです。笑
案の定、このとき1列めに陣取っていた女性は、
最後にはずぶぬれになっておられました…。
それでは出発です。
船を繋いであったところは、こんな、ふつうの船着き場でしたが…、
出発してまもなく、いきなり、水上家屋が並ぶエリアに突入しました。
大澳(タイオー)の象徴となっている、棚屋です。水路の上に杭を打って、家を建ててあります。
タイオーに行ったら見たいと思っていた棚屋を、いきなり間近で見ることができました。😊
船は、橋の下をくぐって、さらに進みます。良く見たら、この橋は吊り橋でした。大澳街市街吊橋(Tai O Market Street Drawbridge)というそうです。
このあとで、町歩きをしているときに夫が撮った、大澳街市街吊橋です。
橋をくぐり抜けると…。
わぁ…。😮
棚屋だらけ。
ずうっとずうっと向こうの方まで、
とにかくずうっと棚屋が続いていました。
(つづく)