MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
http://limings.muragon.com/tag/?q=2019%E5%B9%B49%E6%9C%88-10%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0&p=4 
をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
https://limings.muragon.com/tag/?q=2017%E5%B9%B412%E6%9C%88%E3%80%80%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0
小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
http://limings.sweet.coocan.jp/

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 7 - カムティエンハウス(Kamthien House)でライムウォーター(2023年11月11日/4日め)

2023年11月11日 カムティエンハウスで。窓ガラス越しに、タイ北部の古民家を眺めながら、冷たいライムウォーターをいただきました。


11月11日(金)- 4日め


アラブ人街で、
久々のトゥクトゥクに乗りました。


ほどなく、次の目的地に到着。

めざすカムティエンハウス(Kamthien House)は、この家(サイアム・ソサエティ)の向こう側にあります。

カムティエンハウスです。別名、「カムティエン夫人の家」。

敷地内には、こんな風に、3軒の家が並んでいます。(画像をお借りしました)


【カムティエンハウス(カムティエン夫人の家)】
スクンビット通りのソイ21、サイアム・ソサエティの敷地内にあります。19世紀中頃に建てられた高床式の住居を、チェンマイから移築したものです。現在は博物館になっており、当時のタイ北部のランナー様式のチーク材を用いた民家を再現しています。農家や漁師が使用した伝統的な道具が展示されており、独自の生活様式・文化に触れることができます。(入場は無料ですが、維持していくための募金箱が置いてあります。)


この家に来るのは、2回めです。
2018年7月に一度来ているのですが、
そのときは、せっかく、
あこがれのマリオットに泊ったというのに、
多動夫のドタバタツアーにつきあわされ、
ホテルではほとんどゆっくりできず…。
不満が募る旅でした。


あげく、旅の最後になって、
夫の希望でこの家の前まで来たものの、
なんと休館日で、入ることができませんでした。
ここで、それまで我慢していた、
MIYOの怒りが爆発してしまいます。🤣
そのときの日記です。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅 39 - 「古いおうち」でとほほのほ。(2018年7月15日/5日め)


こういう失敗を経て、今では、
お互いのツボがわかるようになりました。
(↑遅い)
つまり、
 ・高級ホテルに泊まった時は、気ぜわしく出歩かず、
  なるべく、ホテルの雰囲気を楽しむ。
 ・逆に、たくさんの観光スポットを歩きたいときは、
  高級ホテルは予約しない。爆
 ・出かけるときは、事前に、休館日をしっかり確認する。

…などのノウハウを、
お互いが認識するようになり、最近は、
どうにか夫婦の平和が保たれています。😅


ということで、5年前は、
中に入れなかったカムティエンハウスに、
再び来てみました。


大都会バンコクの中心に、
よくぞこんな敷地を確保してくれた、
と思います。
エリア内では、
タイ北部のチェンマイから移築してきた、
3軒の古い家を、見ることができます。


エントランスにある、素焼きの水瓶。中の水が少しずつ表面に浸みだして蒸発するため、その気化熱で瓶が冷やされる仕組みです。そのため、ひんやりとした水を飲むことができます。

1987年に行ったビルマでも、町の辻々に、こんな瓶が置いてありました。通りがかった人は、誰でも自由に水を飲むことができるのだそうです。

エリア内の家屋は、どれも高床式になっています。まずは、いちばん奥にある一軒めの家に。

1階部分が受付になっています。その奥には、かつて使われていた農具や漁具が並べられていました。

機織り機もありました。

2階部分に上がりました。

縁側のような広いスペースの奥に、住居部分があります。

縁側部分にある、小さな別棟。その向こうに見えている高層ビルとのコントラストがすごいです。笑

別棟の中は、台所と食事スペースになっていました。

隣りにある、2軒めの家です。

台所があった別棟から2軒めの家には、渡り廊下で行くことができます。

こちらは作業場になっていました。

左から、2軒めの家、水瓶を置く棚、そして台所のある別棟です。MIYOは、家の周囲にめぐらされた通路を歩いているところです。

上の写真を撮ったときの夫です。夫は、1軒めの縁側スペースにいます。😄

2軒めの家は少し小ぶりです。1階部分には、巨大な太鼓が置いてありました。

3軒めの家です。2階部分には入れないのですが、この家の表側にまわると…、

1階部分は、カフェとして利用されています。お店の名前は、「BLACK CANYON」。

高床式住居の1階部分をそのままに利用した、カフェでした。^^

暑かったので、ここでちょっとひとやすみ。ライムウォーターをいただきました。

窓ガラスの向こうに古民家たちが見える、すてきなカフェでした。

申し遅れましたが、上の写真でMIYOが着けているペンダントは、10月に行ったインドのエレファンタ島で買ったものです。1個350ルピーだったのを、「2個買うから」と言って1個90ルピー(約180円)にしてもらいました。(←値切りすぎ。😅)タイに持って行ったのは、左側の方です。180円には見えませんよね。🤣

二度目の挑戦でようやく見ることができた、カムティエンハウス。冷たいライムウォーターは、とてもとてもおいしかったです。^^


おせんべいは、夫が日本から持ってきました。爆


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 6 - アラブ人街、トゥクトゥクとバイクタクシー(2023年11月11日/4日め)

2023年11月11日 アラブ人街のレバノン料理店で。


11月11日(金)- 4日め


スカイトレインに乗り、
Nana駅で下車しました。
本日の目的地は、「アラブ人街」です。


5年前にアラブ人街を歩いたときの日記です。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅 31 - アラブ人街に迷い込む。(2018年7月14日/4日め)


前回は、スーパーを探していて、
偶然、このエリアに迷い込んだのでした。
「今回は、もう少しじっくりと歩きたい。」
と夫が言うので、再訪してみました。


駅前にある、大麻のお店。タイではマリファナが合法なのだそうです。

駅から数分歩けば、アラブ人街に到着します。


「アラブ人街」と呼んでいますが、
実際は、「イスラム圏の人々のエリア」
になっていました。


シェヘラザードレストラン。名前もすごいなあ。

イエメンレストラン。

とりあえず、タイ人は見あたりませんね。🤣

イケメンのお兄さんは、パキスタン人だそうです。

陽気な若者は、ソマリア人でした。

「カシムの店」。お店だけでなく、建物自体も、上から下まですごい。笑

カイマ・レバノン料理店。夫が「ぜひまた食べたい」と言っていたものを、ようやくここで見つけました。

ファラフェル、というのだそうです。40年前、ヨルダンに赴任していたときによく食べたそうで。

仕方ないのでつきあうことにして、店内に入りました。うーん、やっぱり、タイには見えませんね。笑


せっかく店内に入ったのですが、
「ファラフェルは夕方5時以降だけ。」
なのだそうです。
残念でした。😅


アラブ人街のど真ん中にある、Grace Hotel。ここに泊ったら、アラブ人街にすぐ行けて、お昼ごはんも晩ごはんも、イスラム料理が簡単に食べられます。

アゴダで調べたところ、一泊ふたりで定価14864円が6167円(朝食なし)になっていました。


駅からそれほど遠くないし、
ひとり3000円くらいなら、
そう高くないのですが。


「でも、何を食べてもおいしいバンコクで、
 なにが悲しくて、わざわざ、
 イスラム料理を食べなきゃいけないの?」
と言ったら、夫も、
「それはたしかに」と苦笑していました。


「ファラフェルが食べたい」と言って、
ここまで連れてきたのは、
そのご本人なんですが。😂


スーパーの中で見つけたファラフェル。粉を水で溶いて、油で揚げるらしいです。ドーナツのおかずバージョン?

アラブ人街で遊びすぎて時間がなくなってきたので、次のスポットへ。久しぶりにトゥクトゥクに乗ってみました。


行き先を説明して、価格を尋ねて、
値切り合戦をしたあと、
交渉がまとまったら乗車。


…という、一連の儀式
これまで、どこの国に行っても
当たり前にやってきたことです。
でも最近は、GrabやUberを使って、
適正価格で簡単に、
タクシーに乗れるようになりました。


そうすると、夫は、この「一連の儀式」が、
めんどくさくて仕方なくなったそうです。
(…なんて、エラそうに言ってますが、
 デジタル音痴の夫は、アプリが使えないので、
 すべてMIYOにおまかせなんですけどね。🤣)


ふたりめで、なんとか交渉がまとまりました。久しぶりに乗る、トゥクトゥク。

40年前は、一回50円とか100円くらいで乗れたような気がします。安くてとても便利な乗り物で、毎日利用していましたが、今は200バーツ(約800円)くらいからふっかけてくるので、価格交渉がめんどくさい乗り物になりました。

私たちが乗ったトゥクトゥクの横を、バイクタクシーやGrabのデリバリーバイクが、がんがん走りすぎて行きます。


バイクタクシーなんて、
4年前のバンコクにはなかったのに。
まるで、ベトナムにいるかのようでした。
アプリが普及して、
バンコクの風景は確実に変わっていました。


道路を埋め尽くす、バイクタクシーとデリバリーバイク。

今では、外国人旅行者にとっても、バイクタクシーが身近な移動手段になっているようです。


ベトナムと違うのは、
ヘルメットをかぶってないことですね。
ベトナムでは義務付けられているのですが、
バンコクでは、まだまだ緩いみたいです。😅


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 5 - ルンピニー公園と、YUMCHA TEA HOUSEでお昼ごはん(2023年11月11日/4日め)

2023年11月10日 MRT・サナムチャイ駅で。駅がそのまま小さな博物館。かつてはここに、トンブリーという都がありました。


11月11日(金)- 4日め


The Empire Place で、
4日めの朝を迎えました。



歩数の記録を見ると、
成田空港を出発してから、毎日、
けっこうがんばって歩いてると思うのですが、
多動夫にはまだまだ足りないようで、
この日は朝6時に起きて、
ルンピニー公園まで歩いていきました。


ホテルからルンピニー公園まで、歩いて30分くらい。最寄りのチョンノンシー駅までは徒歩5分なのですが、夫は当然、公園まで歩きます。地図の左上には、前日に食事したサムヤーンミットタウンも見えますね。

2018年にルンピニー公園に行った時の日記はこちらです。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅 35 - なぜ、ルンピニー公園?(2018年7月15日/5日め)


前日、夫に誘われましたが、
MIYOはもちろん拒否。笑
朝9時に夫が戻ってくるまで、
ホテルで寝ていました。😄
ということで、夫が散歩中に撮った、
朝のバンコクとルンピニー公園の写真です。


工事現場で、バイクに果物を満載して売る人と購入している作業員さん。そして、「工事中でごめんなさい。」の案内板。お顔が、なんとなくタイ人らしいです。^^

作業員さんたちはこうやって移動。日本だったら警察に怒られるところですが、バンコクではアリのようです。

いたるところに置かれている、仏さま。家ごとにあるのは、ベトナムと同じです。

ルンピニー公園に到着。この門は、上の、MIYOが写った写真と同じ場所です。^^

マラソンの練習をしている人たち。

中国の朝みたい。^^

器材を持ち込み、パワーリフティングの練習をするグループも。

車イスで、ネコにごはんをあげに来た男性。

いかにもタイ風の休憩スペース。

さすがタイ。公園内にはオーキッドが咲き乱れていました。

朝9時。ようやくホテルに戻ってきました。

ホテル・エントランスの内側にも、やはり仏様があります。^^

その後は、朝ごはんとお洗濯。室内に、洗濯機乾燥機と洗剤が置いてあるので助かります。表示のタイ語はよくわかりませんが、適当にボタンを押したら、何とか動いてくれました。笑

ついでに洗剤もタイ語でわけわからん状態でしたが、一回分のミニパックのようなので、パックひとつ分を全部投入しました。


お昼近くになって、
ホテルを出発しました。


少し早めのランチは、ホテルの近くで見つけた「YUMCHA TEA HOUSE」で。


【YUMCHA TEA HOUSE】
広東料理(点心)のお店で、メインディッシュの、BBQポーク ライス (チャーシューライス) が人気です。BBQポークライスは、香港全土で愛されている広東料理の定番だそうです。


店内は、中国風のシャレたデザイン。

ビールとお水を注文。お水には、「Sexy Cow Water」と書かれていました。前日の林老五でもそうでしたが、お店オリジナルのボトルで提供するのがはやりなのでしょうか。😄

なにも知らないで夫が注文した、BBQポークライス。北京ダックを追加した「ミックス」バージョンを、ふたりでシェアしていただきました。ほんとに絶品でした。^^ 229バーツ(約916円)。

MIYOは、海老ワンタン麺。ぷりぷりのワンタンが5つも入っていました。こちらもおいしかった~。189バーツ(約756円)。

細麺がスープにからんで、いいお味でした。


屋台料理に比べたら、
ちょっとお高いランチです。
でも、これだけ内容が充実した料理を、
日本では、同じ価格で
食べられないと思います。
おいしく、おいしくいただきました。^^


そしてBTS・チョンノンシー駅へ。


スカイトレインに乗って、
本日もおでかけスタートです。^^


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 4 - サムヤーンミットタウンへ。リムラオゴウ(林老五)で晩ごはん(2023年11月10日/3日め)

2023年11月10日 サムヤーンミットタウンで。


11月10日(金)- 3日め


パーク クローン花市場
ミュージアム サイアム
…と歩き、
MTR(メトロ)のサナムチャイ駅から
サムヤーンへと向かいました。


37年前にバンコクに初めて行ったとき、
「バンコクは、毎年洪水で水びたしになります。
 なので、この街に地下鉄を作るのは
 不可能です。」
と、ガイドさんから説明されました。


それが今では、こんな立派なメトロが
バンコクを走っています。
ほんとうに、隔世の感があります。^^


MTRの乗車券は、こんなコインです。^^

左:テロ対策のため、このようなゲート(金属探知機)を通過しないと、メトロの駅には入れません。
右:サナムチャイ駅の中です。なんとなく、王宮の内部を思わせるような、シックな造りでした。

メトロに乗って、サムヤーン駅で下車。地下通路を歩きました。地下トンネルを構築する際に、円型掘削機で掘り進んだ形をそのまま残した、斬新なデザインの通路でした。床下部分も、ガラス越しに見ることができます。

ほどなく、「サムヤーンミットタウン(Samyan Mitrtown)」に到着。駅直結の、大型ショッピングモールです。

中に足を踏み入れてびっくり。地階には、巨大な屋台村が形成されていました。

ショッピングモールの中にあるので、街の屋台よりは高いかもしれませんが、それでも1個10バーツ(約40円)とかなのを見ると、お安いですね。^^

タイに来たら、やっぱりこのフィッシュボールを食べねば、です。笑

MIYO、もう大喜び。🤣

このほか、やよい軒、ペッパーランチ、ココ壱番屋、8番ラーメンなど、日本料理店も多数。

でも、一番人気だったのは、SHINKANZENというお寿司屋さん。行列ができるくらいの大盛況。タイ人も、お寿司が大好きなんですね。^^

まるでパン屋さんのように、店頭に並べられたお寿司たち。好きなのをトレーに取って持ち帰ることもできます。1個9バーツ(約36円)から。

ああ、もう全部食べたい。笑 どこで食べようか、とさんざん迷った末に選んだのは、Lim Lao Ngow (リムラオゴウ/林老五)でした。(左端のテーブルで、MIYOが食べています。🤣)


【Lim Lao Ngow (リムラオゴウ/林老五)】
ミシュランガイドバンコクビブグルマンのストリートフード部門で、2018年から2023年まで、6年連続で掲載されているお店です。創業は1937年。チャイナタウンで80年以上の実績を誇り、現在はバンコク市内で10の支店を経営しています。変わらぬ製法で作り続けられている「伝説のつみれ麺」は、独特の風味と食感が自慢です。小麦粉を使わず、新鮮な魚を使用したフィッシュボールの美味しさには定評があり、中華麺やワンタンと一緒に食べると、格別の美味しさです。


メニューの写真です。屋台から始まり、現在もヤワラ-の屋台で営業しているのが、彼らの誇り。^^

お水を頼んだら、オリジナルのボトルで出てきました。「NO NOODLE NO LIFE」だそうです。😄

夫が注文した、オリジナルフィッシュボール・ちぢれ卵麺のスープ添え。85バーツ(約340円)。

MIYOが選んだのは、オリジナルフィッシュボール・巾広米麺のスープ仕立て。85バーツ(約340円)。

MIYOは、このセンヤーイ(巾広米麺)が大好き。^^

いっしょに注文したエビシューマイは、エビがそのまま入っているんじゃないかと思うくらい、大ぶりに切ったエビがたくさんつまっていて、ぷりぷり。^^


このお店の何が有名なのか、
も知らないで入ったのですが、たまたま、
大あたりを注文していました。
麺といっしょにいただいたつみれの、
それはもう、おいしいこと。
「伝説」と言われるはずです。^^


飲み物や税金を入れて、全部で、
356バーツ(約1424円)でした。
ミシュラン掲載店でもこの価格。
タイってすてきです。😍


その後も、お夜食の串焼きや朝ごはんのパンを購入。串焼きは1本15バーツ(約60円)。

帰りは、Grabでタクシーを呼びました。ミットタウンの前に迎えに来てもらい、ホテルまで送ってもらって、196バーツ(約784円)。

タイでは、ワインを売っているところがあまりなくて困りましたが、ホテルの隣りにあるセブンイレブンで、天井に並んでいたのを発見。タイ製の安~いワインを買ってみました。200円くらい。笑


夜は、ホテルの部屋で家族宴会。
タイのワインは予想通り甘かったけど、
氷をたくさん入れて、
サングリアだと思って飲んだら、
そう悪くない。…と、思うことに。😂
串焼きは、期待通りの美味しさでした。^^


こうして、3日めが終わりました。
今日も楽しい一日でした。


(つづく)

4年ぶりのタイ。バンコクを歩き続けた9日間 3 - ミュージアム サイアム(サイアム博物館)(2023年11月10日/3日め)

2023年11月10日 ミュージアム サイアムで。


11月10日(金)- 3日め


パーク クローン花市場に行ったあとは、
ミュージアム サイアム(Museum Siam)
まで歩きました。


ミュージアム サイアムは、花市場から歩いて20分くらいのところにあります。Gougle Mapに教えてもらいながら歩きました。^^

ミュージアム サイアムです。100年くらい前に建てられた、商務省の建物だったそうです。美しいですね。^^


【ミュージアム サイアム(サイアム博物館)】
バンコクの国立歴史博物館で、体験型コンセプトを掲げたタイ国民史の展示を行っています。ミュージアム・サヤームやサヤーム博物館(タイ語:มิวเซียมสยาม พิพิธภัณฑ์การเรียนรู้แห่งชาติ、英語:Museum Siam, Discovery Museum)とも言います。正式名は、
「サヤーム博物館 - 国立発見博物館」。
2008年4月2日、旧商務省跡地に開館しました。「来館者の学習と体験を重視した新しい博物館」という位置づけで、タイの歴史の展示を通して、タイ王国の国家の成り立ちについて、遊びながら、学び知ることができる。博物館では、「私たちとはなんなのか?」「タイであるというのはどういうことなのか?」という国家・国民・民族に関することをメインテーマに掲げています。


ここが入口です。なんと、60歳以上は無料でした。🎉 

ポーチの裏側に施された装飾。

美しい床のタイルや、階段が描く曲線。

内部には、いくつもの見どころがあるのですが…、

最も美しい場所であるはずの玄関ホールは、なんとゴミ(捨てられた衣類)だらけでした。


館内では、
「使い捨てられるファストファッション」
というテーマで、
「安い労働力に支えられた低価格の衣類が、
 世界中で捨てられている」
という社会問題についての企画展示を
行っていました。


その企画はともかく、玄関ホールも美しい階段も、この状態ですよ…。

「使い捨てられる衣類」の展示は、階段を埋め尽くし、天井まで続いていました。


開催する場所を間違っているんじゃないか。
…と思うのですが。
この歴史ある建物は、
ただそれとして見せてもらいたかったな…と。


かつては、「安い労働力の国」
と位置付けられていたタイが、今では、
こんな展示をするようになったことにも、
感慨深いものがあります。


初めてタイに行ったのは、1986年5月。
あれから37年。
展示にも、
「タイの経済は発展し、今では、
 安い労働力の国々からははずれ、
 このような衣類を
 消費する側になっています。」
と書いてありました。
隔世の感がありました。


捨てられた衣類にまみれた旧商務省は、
見たくありませんでしたけどね…。😅


それはさておき、
本来のミュージアム サイアムは、
「体験を通してタイを知る博物館」で、
様々な展示を楽しむことができました。


無料の音声ガイド(日本語)もありました。

タイ王室に関するコーナー。時間差でボックスがせり上がってきます。すべてのボックスがそろうと、タイ国家が流れます。

王様が幼少期に座っていたイスだそうです。

左:タイでは誰もが知っている、福招き人形。宝くじ売り場などに置いてあるそうです。
右:タイのマクドナルドでは、ピエロが必ず「ワイ」をしています。その隣りの女性は、本当は「ミスインターナショナル」の服装だったのに、職員の悪ふざけ?で、SM女王の衣装に変えられていました。こんなこと、日本ではありえませんね。😅

タイの衣装を着て撮影するスポットもあります(無料)。

タイ料理のコーナー。

お皿をここに置くと、テーブル上に料理の説明が表示されます。

タイの寺院のコーナー。

ひとつひとつのスポットで遊んでいたら、2時間があっという間でした。さすがに疲れて、ちょっとひと休み。

タイの歴史や古美術をしっかりと堪能したいなら、バンコク国立博物館がおススメ。ミュージアム サイアムから歩いて行けます。
このときの日記です。
高級ホテルに泊まる、タイ3泊6日のおトク旅⑥ - 国立博物館のガイドツアー(2018年7月12日/2日め)


でも、短時間で、
サクッとタイを楽しみたいなら、
ミュージアム サイアムもアリだと思います。
(なにしろ、60歳以上は無料。😄)


このあとは、
地下鉄(MRT)で移動することにしました。


ミュージアム サイアムの地下には、MRTのサナムチャイ駅があります。このあたりはラタナコーシン島と言うエリアで、タイの歴史的な地域です。


【ラタナコーシン島】
チャオプラヤー川の蛇行の東側の岸に位置する島で、王宮やバンコクの寺院などの歴史的に重要なスポットがあります。1782年、プッタヨートファ チュラローク王(ラーマ 1 世) は、新しいラタナコーシン王国の首都としてこの都市(トンブリー)を設立しました。当時、旧市街はチャオプラヤ川の西岸に広がり、東岸には、主に中国人とベトナム人の(強制)入植者が住んでいました。


ラタナコーシン島は、王宮やワットポーなどが集中している、重要な観光エリアです。

地下鉄の工事をしていたら、たくさんの遺物が出てきたそうです。サナムチャイ駅は、これらの出土品を展示したミニ博物館になっています。

200年以上前の陶器たち。


次回は、この日の晩ごはんです。


(つづく)