MIYO'S WEBSITE-全盲難聴のんたんの育児記録と卵巣ガンで思ったこと

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは23歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。

骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 59 - 勝手にバチカン(9日目)

2019年1月23日 南イタリア・アルベロベッロで。


1月26日


「1月25日」の日記で、私は、
「このツアーで行く最後の場所は、アマルフィ」
と書きました。
なので、このブログを読んでくださっているみなさんは、
「もうこれで、日記はおしまい」
と思われたことでしょう。


ところが、そうではなかったのです。
「このツアーで行く最後の場所」は、アマルフィですが、
そのあとに、「勝手に行った、バチカン」
というおまけがついてしまいました。(笑)


とはいえ、そのための十分な時間があるわけではありません。
人が多すぎて、うまく動けないような事態も考えられます。
へたをすると、36年前と同じように、
入り口をはいっただけで、ジ・エンドってこともありえるでしょう。
そこで、添乗員・Oさんに相談してみました。


「バチカンですか・・・。
 朝、すっごく早く行けば、大丈夫かなあ。」
と、Oさん。


決まりです。^^
「無理ですよ」
とは、言われなかったのですから、
それなら、トライしてみましょう。^^


こうして迎えた、イタリアでの最後の朝。
もう、ツアーでの団体行動はおしまいなので、
「朝の集合時間」もありません。
この日の朝は、各自、好きな時間に、
朝食をとっていいことになっていました。


ゆっくり休養したい人は、
レストランが閉まるぎりぎりの時間に、
行くことも可能です。
でも私たちは、さっさと朝食をすませ、
できるだけ早く出発することにしました。
ということで、この日は、5時半起床です。^^


身支度して、チェックアウトを済ませ、
前日の夜にパッキングを完了している荷物は、
ホテルの倉庫に預けました。


準備万端です。^^
ホテルのレストランが開くのは6時半だと言われていたので、
6時半きっかりに、レストランに行ってみました。
すると・・・。


今朝は自由行動だというのに、
レストランの入り口には、いつものように、
添乗員・Oさんが立っているではありませんか。


Oさんは、私たち参加者が食事に来るのを、
ひとりずつ、見守っているようでした。
すでに、連続9日間も勤務されているわけですが、
疲れた様子もありません。
そのプロぶりには、本当に、頭が下がります。


さらに。
レストランの中に入ってみると、
ツアー参加者のうち、なんと半数以上の方が、
すでに食事を始めておられました。(爆)
レストランが開く6時半よりも前に、
いらしていたわけです・・・。


しつこいようですが、このツアー、
50代から80代の30名です。
(私たちは、最年少に近いです。笑)
旅の最終日というのに、Oさん同様、疲れも見せず、
私たちと同じように、
「早く食べて、早く出かけよう」と考える、
このはりきりぶり。
みなさん、本当にすごいです。^^


この日は、パン、ケーキ、具だくさんのスープ。それに、なぜか豆類がたくさん置いてありました。


私たちも、負けてはいられません。^^
お皿にビュッフェの朝食を盛り、
席に着いてから、そのお皿に、
こっそりと、持参のハムを載せました。
これは、前夜の家族宴会で食べ切れなかった、
「ハムふた切れ」です。
その日のビュッフェには、ハムはなかったのですが、
そんなわけで、私たちだけ、
「ハム付きの朝食」になりました。


ところが。
同じテーブルで食事をされていた、岡山のS夫人。
私たちのお皿を見て、
「あっ ハムがある! 
 おとうさん、ハムを取ってこなくっちゃ!」

と、あわてて、立ち上がろうと(苦笑)。


あ、いえ、あの・・・。
こ、このハムは違うんです・・・。(汗)


と、あわてて、S夫人をひきとめる、MIYOでした。(爆)
朝から、S夫人と大笑い。^^


そして、お代わりまでして、たらふく朝ごはんを食べ、
朝7時。
いよいよ、出発です。


これまでの8日間、
ぽーっとしているだけで、
あちこち連れて行ってもらえたので、
頭の中は、すっかり「ツアーぼけ」しています。
でも、この朝は、
久しぶりにふたりきりででかけることになったので、
私も夫も、緊張していました。


「よし、行こう!」


という、夫の声で立ち上がり、
同じテーブルにいらしたみなさんにごあいさつして、
レストランをでました。


はりつめた気持ちのまま、数十メートル歩いたところで、
「MIYOさーーーん! MIYOさーーーーーん!」
と、呼ぶ声が聞こえました。
振り返ってみると、さきほどのS夫人が、
追いかけてくるではありませんか。


「なにごと?」
と立ち止まっていると、
息をきらせたS夫人が、
「忘れ物ですよ。」
と、私に差し出してくださったのは、
なんと、松葉杖!(爆笑)


私、「これから自分たちだけででかけるのだ」ということで、
頭がいっぱいだったみたいです。
で、松葉杖をレストランに残したままで、
出かけようとしてました。(苦笑)


「杖がなくても大丈夫なんですか?」
と、S夫人。
「平坦なところなら、だいぶ歩けるようになったので、
 うっかり忘れていました。
 でも、階段では、まだ痛いんですけどね。」
またまた、ふたりで大笑い。^^


旅行中、あちこちの観光スポットで、
「松葉杖の障害者」として、親切にしていただきました。
そうそう。S夫人のご主人も、
アルベロベッロで、夜の散歩の帰り道、
「前に来たことがあるから、土地勘があります。
 ホテルまで、階段を使わないで帰れる道があるんですよ。
 ご案内しましょう。」
と、ホテルまでおくってくださったのでした。^^


皆様に気を遣っていただいたのに、
最後の日になって、
杖を忘れて出かけようとするなんて・・・。
「おまえ、仮病だったのか?」
と言われそうです。
もう、恥ずかしいったら、ありません。


そう。
松葉杖を忘れて歩きだしてしまうくらいにまで、
足は快復していたのです。
イタリアに来て、9日め。
骨折していたはずの右ひざは、
強行軍のツアー行程を懸命に歩いているうちに、
いつのまにか、ほぼ、治っていました。(苦笑)


あ、ちなみに、ドクターからは、
「安静にね。
 膝のまげのばし、坂道や階段は、だめですよ。
とか、言われてはいたのですけどね・・・(爆笑)。


(つづく)


(おまけ)
1月20日 シチリア・モンレアーレの町並みです。その向うに広がるのが、ティレニア海。

大聖堂の中です。


カフェ。日曜日でしたが、朝からにぎわっていました。

カフェのショーケース

宅配フォカッチャ屋さん。

モンレアーレにいたネコ

全盲難聴・のんたん ボランティアさんとおでかけ(2019年3月23日)

2015年12月6日 S園の仲間と結成したバンド「ひまわり」で、コンガを担当。市が主催するイベントで、デビューしました。(全盲難聴・のんたん 20歳)


3月23日


3月は、二週続けて、土曜日が、長男のウクレレレッスンの日になりました。
この日、ボランティアにいらしてくださったのは、
ホリイさんとタケダさん。
ホリイさんは、先週に続いて、二週連続でおいでくださっています。
そして、タケダさんも、ホリイさんと同じく、
大ベテラン。
長男が小学生のころから、15年以上、お世話になっています。
もう、足を向けては寝られない(苦笑)、おふたりです。


今回も、前半・後半を、それぞれ、担当していただきました。
まず、朝10時、ホリイさんに、
S園まで長男を迎えにいらしていただきました。
11時半に、高田馬場で、タケダさんと待ち合わせ、
長男と3人で、ランチ。
ウクレレのレッスンを終えたあとは、
タケダさんが、S園まで、長男に同行してくださる、
というスケジュールです。


【ホリイさんからのメールです】
今日はまた急に寒くなって、パラパラと雨粒が落ちてきたりの空模様でした。
10時にS園に着いて、玄関で待っていると、間もなく、のんたんが先生とやって来ました。今日は大人しくて、あまりお話をしないなぁと思っていました。
いつものように、先生から、チケットの袋と薬や手帳が入った袋を渡されました。「お財布は入ってますか?」と尋ねるとリュックの中を確認してくださったのですが、見当たらなくてお部屋に探しに行ってくださいました。その間「トイレは?」とのんたんに尋ねると、履いていた靴を脱いで自分でトイレに行こうとしました。ちょうど先生がいらして、トイレに連れて行ってくださいました。お財布は、結局リュックに入っていました(笑)。
準備が出来て出発!今週は、スムーズに出発できました。歩き始めると「車、車」と言っているので、いつのことかな?と尋ねると「4月28日」との事なので、「きっとお父さんがお迎えに来てくれるのね」と答えておきました。
朝、豊田駅からS園まで歩いていた時に、雨が降り始めたのですが、S園を出発する時には止んでました。良かった^_^と思っていたら、途中からまた雨がパラパラと降ってきたので、のんたんと相合傘で駅まで歩いて行きました。
豊田駅から特快に乗れましたし、席を譲って頂けました。のんたんはリュックからボイスレコーダーを取り出して、補聴器を外して、耳にレコーダーを直接当てて聴き始めました。そういえば、先程リュックの中を見た時にヘッドホンが入っていなかったなぁと思いました。のんたんはそれが当たり前のようにじっと聴き入っていました。しばらくは前のめりの姿勢でしたが、リュックが邪魔になったのか突然リュックを外して、棚の上に乗せようと立ち上がりました。私が持っていようとしましたが、のんたんはどうしても乗せたかったらしくて、私が棚に乗せました。
しばらく大人しくボイスレコーダーを聴いていましたが、ボイスレコーダーを脇に置いて寝始めました!  

ボイスレコーダーが無くなると大変なので、のんたんに持っててと手渡すと、ポケットにしまいました。だんだん眠りが深くなって、新宿駅に着くまでずっと眠っていました。そう言えば、先程豊田駅まで歩きながら何度かアクビをしていたので、寝不足だったのかもしれません。
高田馬場駅で、タケダさんと会って「お昼ご飯は何にしますか?」と聞くといつものように「ハンバーグ」と答えてくれました。でも先週もハンバーグだったしと思っていると、タケダさんが「大戸屋に行ってみようか?」と新しいお店を提案してくださいました。ハンバーグもあるかもしれないと行ってみましたが、残念ながらハンバーグはありませんでした。「たまにはハンバーグ以外も良いよね」と言いながら、のんたんが食べやすそうなのを選んでみました。『親子丼セット』があったので、のんたんに「親子丼でも良いかな?」と尋ねると「親子丼」と答えてくれたので決定しました。ご飯は白米で量は少なめにして、20円引きでした。食事が来るまでに、のんたんは、また眠たくなって居眠りを始めました。席が角っこだったので、頭をもたせかけて上向きの姿勢ですっかり寝てしまいました。
お食事が来たので起こしたのですが、ちょっとやそっとでは起きません。仕方なく、時間もあるので寝ていてもらって、その間に私たちが食べちゃおうと食べ始めました。
しばらくしてのんたんをゆり起こして、「ご飯だよ〜!!」と声掛けをしましたが、やはりうんともすんとも反応がありません。タケダさんが、ちょっと大きめの声でのんたんをゆすって起こしてくださいました。
親子丼が丼ではなく細長いお重に入っていたので、お茶碗を借りて食べました。眠いせいなのか、なかなかはかどりません。それでも時間をかけて、のんたんはゆっくりゆっくり食べました。ほぼ完食です。


(のんたんを起こして親子丼を食べてもらおうとしましたが、眠気が優っているところです。)

少し残しましたが、サラダもお味噌汁も食べました。
お薬を飲んで、トイレも済ませて、ウクレレ教室へ行きました。
教室までの道をタケダさんと歩いていた時に、のんたんが突然歌を歌い始めました。「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い?赤い実を食べた」の歌を替え歌にして、「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い?黄色い実を食べた」(?)『黄色い実を食べた?』色が違うよと思ったのですが、のんたんが余りにも楽しそうに歌うので、タケダさんも一緒に歌って合わせていました。大声で歌いながらウクレレ教室へ行くと、歌が聞こえたのか先生が扉を開けてくださいました。のんたんはこの歌で、すっかり目が覚めたようでした(笑)
先生は、この歌をご存じなかったらしく、「何という歌かな?」と聞いたら、のんたんがウクレレでこの歌に合わせて弾き始めました🎶私がスマホで調べて先生に歌詞を見せると「北原白秋の詩なのね」と感心されて、歌も聴いてもらいました。
それからしばらくは、この「赤い鳥小鳥」を先生と一緒に歌いながらウクレレを弾いていました♬
いつになったらお終いになるのかとこちらが心配する位の間、合奏が続いていました。
ようやく先生が「今度は、ハイティーン・ブギにしようか?」とのんたんを促して、「発表会まであと6回しかないよ!」と練習を始めました。
のんたんは、流石の演奏で先生と歌いながら何度も練習しました。この頃には、すっかり目も覚めていました(^ ^)


(何枚かレッスンの写真を撮ったのですが、どれものんたんがあっちを向いていました(>_<))

2時になってウクレレが終わると、「今度は4月6日?」と先生に確認していました。「13日は?」と聞くと先生から「6日と13日もあるよ」との事。
のんたんは、嬉しそうに4月6日と繰り返していました。
ウクレレ教室から出ると、のんたんはタケダさんと腕を組んで繰り返し、『赤い鳥小鳥』の歌を歌って歩きました。でも、「黄色い実を食べた」と歌っていました♬
高田馬場駅で、のんたんとさようならをしました。
家に帰ってから予定表を見たら、4月6日も、私が介助の番でした(^o^)
またよろしくお願いします。


【タケダさんからのメールです】
先ほど、ノゾミくんを光の家に送って来ました。
今日は“赤い鳥小鳥”がお気に入りだったようでエンドレスで歌って帰りました(笑)


ランチのとき、いつもハンバーグをリクエストしてしまう長男に、
たまにはほかのメニューも、と、いっしょに考えてくださったこと、
とてもありがたく思います。
楽しい一日になってよかった。^^
ホリイさん、タケダさん、
どうもありがとうございました。

骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 58 - 旅の最後のパッキング(8日目)

2019年1月25日 南イタリア・アマルフィ大聖堂で。


1月25日


もうひとつ。
この日、書き忘れていたことがありました。


翌日はホテルをチェックアウトし、
空港に向かうことになっていました。
ですからこの日は、
寝る前に、すべての荷物をかばんにおさめ、
翌朝はすぐ出かけられるようにしておく必要がありました。


さすがに、旅の後半になると、
参加者のみなさんは、たくさんお買い物をしておられます。
買った物が、スーツケースに入りきらず、
大きなショッピングバッグをいくつか、
手で持ち運びながら旅行されている方も、
ちらほらいらっしゃいました。


お店で、
「これ、買いたいけど、
 もうスーツケースに入れるスペースがなくて」
と、悩んでおられた方も・・・。


そんな中、相変わらず、荷物は少ない、私たちです。(苦笑)
っていうか、ローマに着いたときよりも、
私たちの荷物は少ない・・・。^^


以前にも書きましたが、
私たちは、旅が進めば進むほど、
荷物が減っていくのです。
なぜなら、旅行ではいつも、
「処分したい服を持っていって、
 着終わったものから、どんどん捨てていく」
からなんです。


今回も、ずいぶん捨てましたよ~^^
シミのあるもの、穴のあいたもの、毛玉がいっぱいのもの・・・。
写真ではわかりにくいですが、
私と夫が着ているものは、自慢じゃないけど、
くたびれているものばかりなんです。(汗)


今回は、靴も捨てました。(爆笑)
穴のあいたスニーカーで、ずっと旅行を続け、
旅の6日め。
マテーラの雨でびしょびしょになったところで、
ようやく捨てました。
翌日からは、持参していた、あたらしい靴に。^^


中身を捨てながら旅行するので、
旅の終盤、我が家のかばんは、中がスカスカになっています。


メルキュールホテルにチェックインしたときの写真です。私たちがいつも旅行で持ち歩いているカバンが写っています。小さめの旅行カバン2個ですが、それも、中身がかなり減っているので、ちょっとへこんだ感じになっています。ちなみに、MIYOがうれしそうに持っているのは、この夜の宴会のおつまみ。笑


そんなわけで、スーパーで爆買いした、たくさんの品も、
あちこちで買ったお土産も、
なんの問題もなく、今回も、全部、かばんにおさまりました。^^


荷物を減らしながら旅行することについて、詳しいお話は、以前、ベトナム日記で書いた、「カバンの中身は、どんどん減っていく。」をご覧ください。


帰国前夜。
すべての荷物をカバンにおさめて、
ファスナーを締めて、パッキングは完了しました。


あ、そうそう。
このときに着ていたパジャマも、
もちろん、翌朝に、そっくり捨てていったことは、
言うまでもありません。^^


もったいなくないですよ。
だって、10年以上前に買った、古いパジャマ。
毛玉だらけで、襟部分や袖口はのびきって、
よれよれです。(汗)
「なんで今まで捨てなかったんだー!」
って言われそうなのを、実は、
この旅の間、夜はずっと着ておりました(苦笑)。


(つづく)


(おまけ)
掲載しきれなかった、ナポリの写真です。


1月19日 ポンペイで見たレモンの樹。

1月19日 ポンペイからナポリへ向かう途中の夕陽

ナポリ・Nuovo Castello

アーケード入り口

ナポリのアーケード

クリスマスツリーが、まだ残っていました。


骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 57 - どこへ行こうか?(8日目)


2019年1月24 南イタリア・アルベロベッロで。


1月25日


夕食を終えて、ホテルに向かいました。
このイタリア旅行で宿泊する、最後のホテルです。
向かったのは、メルキュール ホテル ウエスト
またまた、(私たちにとっては)高級ホテルです。^^



最後の二日間は、ずいぶんいいホテルになって、
wifiもさくさくとつながります。^^


お部屋も広くて、いい感じ。^^

結局、宿泊したすべてのホテルで、お部屋にバスタブが付いていました。


で、お風呂にはいってからは、いつものように、家族宴会。
これまた、イタリアでの最後の宴会です。


今日のおつまみは、アマルフィで買ってきたハム。
シチリアのピスタッチオナッツ。
タオルミーナのスーパーでで買いまくったワインも、
まだ一本半、残っています。
今夜中に、飲み干さなければなりません。笑


正面の、大きなボロニアソーセージハムが、この日、アマルフィで買ったものです。右側の2種類は、前日にポリニャーノ・ア・マーレで買ったハムの残りです。


ワインを飲みながら、翌日の予定を話し合いました。
実は、この日の夕食のときも、いちばんの関心事は、コレでした。
「明日、どうしますか?」
って、つい、みなさんに聞いちゃったMIYOです。


翌日は、ローマ空港から日本に帰国する予定です。
でも、フライトの時間は、14時55分。
ホテルを出発するのは、11時30分。
「それまでの時間は、フリー」だったのです。
午前中の、わずかな時間ではありますが、
ちょっとしたことなら、できそうです。


どこへ行こうか?
なにをしようか?


実は、私たち、なにも考えていませんでした。
最終日は、空港に行くだけ、と思いこんでいたので・・・。
ところが、前日になって、いきなりもらってしまった、
数時間のフリータイム。
それも、ローマで過ごせる数時間、なのです。^^
そこで、夕食のとき、
みなさんのプランをお尋ねしてみたわけです。


その答えは・・・。


「ほんの2,3時間だから、もうどこへも行かず、
 ホテルでのんびりします。」
「ホテルの近所を散歩して、
 スーパーがあるみたいだから、
 それくらいは、行こうかな・・・。」


なるほど。
中には、


「ホテルでタクシーを手配してもらって、
 往復で3時間のローマ市内観光に、4人ででかけます。
 4人だと、ひとり5000円くらいなので。」


という方も。


なるほど、なるほど。


「じゃあ、私たちも、
 ちょっとだけ、市内観光でもしてみようか。」

ということになりました。


ローマに来るのは、これで3回目。
それも、36年ぶりです。
トレビの泉やスペイン広場に行ったのは、
実に、40年近く前の話です。
なんとなく、「今さら感」がありますが、
まあ、散歩のつもりで、
もう一度、トレビの泉やスペイン広場にでも行ってみるかな、
と考えました。
・・・というか、それ以外の場所に行きたくても、
そのための十分な時間は、なさそうです。


ところが、その夜の家族宴会で、
夫がいきなり、言いだしたのです。


「バチカンに行ってみようかと思って。」


え。バチカン?
なるほど、それは思いつきませんでした。


「オレ、バチカンには、行ったことないんだよ。」
「あら、私はあるわよ。40年くらい前だけど。」


・・・とはいえ、それは、
行ったうちに入らないかもしれません。


私が初めてバチカンを訪れたのは、36年も前の話です。
それはもう、すごい人出でした。
入り口は、ラッシュアワーの満員電車状態。
人の流れはゆっくりとしていて、
その入り口を抜けて中に入るだけで、
なんと、30分以上かかってしまったのです。


残念ながら、ローマを出発する時間が迫っていました。
なので、しかたなく、
その先の観光をあきらめ、
帰途につきました。


つまり、私が知っているのは、
「バチカンの入り口」だけ。(爆)
「行ったことがない」のと同じようなものです。


「そっか~。バチカンとは、思いつかなかったなあ。
 いいよ。行ってみようよ。
 でもさ、時間、あるかな。
 きっと、すごい人出だよ。」


宿泊していたホテルは、町外れにあったので、
けっこう、移動に時間がかかります。
往復の時間を考慮したら、
バチカンを見学できるのは、せいぜい1時間くらいでしょう。
前に行ったときと同じような、すごい人出だったとしたら、
その1時間が確保できるかどうかもわかりません。


「行って帰るだけになっちゃうかもしれないね。」
「それならそれで、しかたないさ。
 とにかく、行ってみようよ。」


・・・というわけで、イタリア旅行の最終日は、
「ふたりだけでバチカン」ということに、
決定したのでした。


バチカン市国。(写真をお借りしました。)


(つづく)


ここまでに飲んだワイン: 16本
ここまでのおトク度:
(個人で同じ旅行をした場合のひとり分の費用を、ざっくりと試算してみました。
 価格は、私が直感で勝手に決めたもので、たいした根拠はありません。)
ホテル 7500円
ここまでの合計: 247500円
ちなみに、この10日間のツアー代金は、ひとり169800円でした。


(おまけ)
イタリア旅行中のネイルは、コレでした。
2019年1月。サロンは、日暮里・ラベンダーハウスです。


(さらにおまけ)
掲載しきれなかった、アルベロベッロの町並みです。


まだ薄暗い早朝に、ホテルを出発。

骨折でもイタリア。シチリアを歩く、9泊10日のおトク旅 56 - ローマで夕食(8日目)

2019年1月25日 ローマのレストラン La Carovana で。(白いショールは、7年前にエジプトで買ったものです。)


1月25日


アマルフィ観光を終えて、
午後2時、私たちを乗せたバスは、
ローマへと出発しました。
ローマまでの距離は、278キロ。
ここからは、ひたすら、北へ北へと走ります。



ポンペイのあたりを通りました。遠くに、雪をいただいたヴェスヴィオ山が見えます。

そして、ナポリまで戻りました。途中のガソリンスタンドで、トイレ休憩。売店では、ナポリと書いた帽子を売っていました。

さらに、北へと走ります。だんだん、陽が傾いてきました。

夕焼けがきれいです。


そして、日もとっぷりと暮れた、午後6時半。
ついに、スタート地点だったローマに、到着しました。
まずは、夕食です。


レストラン La Carovana。

入り口を入ったところに、たくさんの魚介類が並べてありました。船の中も、ショーケースになっています。

古い道具や機械が、あちこちに展示されています。

そして案内されたテーブル。結婚披露宴会場のようです。^^

スパゲティカルボナーラ

ローマ風サルティンボッカ (Saltimbocca)


サルティンボッカは、ローマを代表する料理です。
仔牛肉のスライスにセージや生ハムをのせたものを、
爪楊枝などでとめ、
オリーブオイル、バター、少量の塩コショウと一緒に、
フライパンで調理したものです。
スイス南部、イタリア、スペイン、ギリシャでは、
ポピュラーな料理です。


この料理の最も有名な調理法が、
この夜にいただいた、「ローマ風サルティンボッカ」です。
薄切りの仔牛肉に、プロシュート(または生ハム)、
そしてセージの葉を巻き上げたものを、
フライパンでソテーしてあります。


これが、イタリアでいただく、最後の夕食でした。
最後の最後まで、
「イタリアならでは」のメニューを、楽しませていただきました。
企画担当の方に、感謝です。


デザートはシャーベットだったのですが、
夫が写真を撮り忘れているので、
残念ですが、ご紹介できません・・・(苦笑)。


(つづく)


ここまでに飲んだワイン: 15本
ここまでのおトク度:
(個人で同じ旅行をした場合のひとり分の費用を、ざっくりと試算してみました。
 価格は、私が直感で勝手に決めたもので、たいした根拠はありません。)

アマルフィからローマまでの移動 4000円
夕食 2000円
ここまでの合計: 240000円
ちなみに、この10日間のツアー費用は、ひとり169800円でした。