MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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トキメキのトルコ。走り続けた10日間 40 - カッパドキア:シェズ・ガーリップ工房 / 山口かほるさんの個展(2025年1月12日/4日め)

MIYO

(2025/03/31 17:00記)

2025年1月12日 シェズ・ガーリップ工房で、ガーリップ先生と。(トルコ・カッパドキア)


1月12日(日)- 4日め


カイマクール地下都市を出発したあと、

次にバスで向かったのは、

シェズ・ガーリップ工房

でした。


左:カイマクール地下都市近くのミナレット

右:シェズ・ガーリップ工房


シェズ・ガーリップ工房

世界的に有名な、アナトリア陶磁器の陶芸家、ガーリップ・キョルクチュ(Galip Kirukci)氏の工房で、彼が作るオリジナル商品が並ぶショールームを併設しています。

1973年にネヴシェヒル美術研究所、国立教育省のアンカラ職業教育学校を卒業したガーリップ氏は、陶芸家であると同時に、アバノスの伝統的な工芸品の1つである陶器を、観光を通して商品化することに成功した人物でした。これまでに、多くの見本市やフェスティバルで、トルコとカッパドキアを紹介し、バルカンの手工芸品をプロモートしており、現在の氏は、トルコの重要な観光名所であるカッパドキアとアバノスを代表する存在となっています。氏が造る花瓶や皿などは、インテリアとしても使える美しい陶磁器が多く、国内外で愛されています。


「ガーリップ先生はトルコでとても有名な方で、

 なかなか会うことができないのですが、

 今日は工房にいらっしゃるそうです。

 私もうれしいです。😍」

…と、ガイドのうみちゃんが言うのですが、

「ガーリップ先生」のことを全く知らなかったので、

私も夫も、

「ふうん…。🙄」

と思っただけでした。😅


バスを降り、工房に向かって歩きました。敷地内の随所に、かわいらしいディスプレイが置かれていました。

小鳥の巣箱もかわいらしい絵柄です。^^

そして、建物の中へ。

全員がイスに座ったところで、チャイやカッパドキアの郷土ワインなど、飲み物が配られ、デモンストレーションが始まりました。

このとき、ガーリップ先生が入ってきました。うみちゃん、すごくうれしそうです。^^

まずは日本語の上手なお弟子さんが、トルコの焼き物やその歴史について説明しながら、陶器を作る過程を見せてくれました。

足で蹴りながら、ろくろを軽快に回すと…、

みるみるうちに、美しい壺の形へと変わりました。

次に女性が見せてくれた、不思議な器。「みなさん、これがなんだかわかりますか?」

正解は、トルコのワインサーバーでした。こんなふうにして肩にかけて、ワインを注ぐのだそうです。

楽しいデモンストレーションのあとは、絵付けの工程を見学し、お弟子さんたちが造った陶器を見ました。

トルコ皿の絵柄はとても繊細なので、大きいものだと、1枚を描くのに半年以上もかかるそうです。


そしていよいよここから、

ショールームへと入ります。


しかし!


「ここから先は、写真撮影禁止」

とのことで、

写真を撮ることができませんでした。😅

でもネットで調べてみると、

Chez Galip Pottery のインスタがあり、

そこに多数の写真が掲載されています。


その中で、

「あ、これ、私たちも見たなぁ…。」

と思うものを少しだけお借りして、

このブログで掲載させていただきます。


繊細な絵柄の美しさに圧倒されました。


もうね。

やっとわかりましたよ。

エスキシェヒルのお土産物屋さんで

小さな器を買おうとしたとき、

ガイドさんから、

「お勧めしません。」

と言われた理由が…。

そのときの日記です。

トキメキのトルコ。走り続けた10日間 17 - エスキシェヒル:旧市街(オドゥンパザル)②(2025年1月11日/3日め)


彼女にしてみたら、

「そんなものをトルコのお土産にしないで。

 もっともっとすばらしいものがあるのだから。」

…という気持ちだったのでしょう。


いや、たしかにわかります。

この、神々しいまでに美しい作品の数々。

まいりました、としか言えません。


とっても魅力的なのですが、だからといって、

私たちにどうしろと言うのか…。🤣

数万円もする絵皿を買ってみたところで、

MIYO家の中のどこに置くのか…。


ムリです。🤣🤣


海外旅行先で、

高価で高品質のものを買えばそれでいい、

とは、一概に言えないと思うのです。

それを買って、自分たちの生活圏に戻ったとき、

そのアイテムがどんな存在になるのかも、

重要な視点です。


やはり、MIYO家に合っているのは、

6個セット1000円だった、アレです。

アレで十分です。😅


そうは思うものの、

「せっかくここまできて、

 すばらしい作品の数々を見せていただいたので、

 記念になにか、小さなものが買えないかな。」

とは思っていました。


たとえばこれは、ついさっき訪れた、カイマクール地下都市のお土産物屋さんにあった pot mat。つまり鍋敷きです。絵柄がすてきだなあ、と思っていました。


この工房にも、

同じような鍋敷きがないかなあ…と

探していたら、ありました!😊


これが、そのときに買ったものです。一枚が20ドルくらいだったと思います。


これはもちろん、ガーリップ先生の作品ではなく、

お弟子さんが造ったものです。

でも、これで十分。^^


ついさっき、お土産物屋さんで見たものよりも、

絵柄がずっとすてきだし、

大事な点は、これが手描きであることです。

手描きなので、絵柄がもりあがっているのです。

(お土産物屋さんのは印刷なので、表面がツルツルでした。)


本当は、左側の一枚だけを買おうと思っていました。

ところが…。


そこへ突然、ガーリップ先生がやってこられたのです。


私たち以外の全員が、

高価な作品が並ぶ部屋で買い物していたので、

このスペースには、私たちふたりだけでした。

あまり高いものは並んでいないのに、

そんな私たちのところに、

ガーリップ先生が来てくださったので、

もうびっくりしました。^^


先生は、にこにこ笑っていて、

「いいものを見つけたね。」

と…。

(いちばん安いものを売っているコーナーなんですけどね。汗)


「表面をさわってごらん。でこぼこしてるでしょう?」

「この凸凹があるから、上に鍋を置いても、すべらないんだよ。」


「なるほど~。」

と感心していたら、先生、

「ひとつでいいの?」

と…。🤣


で、ガーリップ先生に会えた記念だし、と思い、

右側の柄のも、買うことにしました。

2枚のうちどちらにしようかと迷っていたのですが、

結局、2枚ともお買い上げ。笑


「これだね? うんうん。これもすごくいい柄だよ。」

最後に、ガーリップ先生といっしょに撮らせていただきました。「アバノスのアインシュタイン」とも、呼ばれているそうですよ。^^

2枚の鍋敷きを持って、レジへ。とても丁寧に、しっかりと梱包してくださいました。


ちなみに、この工房では、

お弟子さんから会計のスタッフまで、

かなりの人々が日本語を話します。

そんなにも、日本人の観光客が多いのか?

と思っていましたが、正解は、

「毎年日本から20人ほど、

 この工房に陶芸留学に来るから。」

なのだそうです。

(日本人以外の留学生も含めると、

 年間50人くらいを受け入れているとか。)

みなさんは、日本人留学生から、

日本語を教えてもらったのだそうです。^^


私たちにしてはちょっと高い買い物になりましたが、

絵柄が気に入ったし、

「いいものが買えたね。」

と、夫と話しながら、工房を出ました。


ちなみに、この、ふたつめに買った、

黄色い鍋敷きですが…。

帰国して3日めに、夫がうっかり踏んでしまって、

あっさりと割れました…。😔😔


やはり、身の丈に合わない買い物は、

最小限にするべきだったようです。爆


無事だったもう一枚は、現在、MIYO家の台所で、

健気に活躍中です。

テーブルにこれを置くたびに、

トルコの思い出がよみがえり、気持ちが和みます。^^


(つづく)


(お知らせ)


山口かほるさんから、個展の案内状をいただきました。
コート・ギャラリー国立で、2024年4月3日から8日まで開催されます。(入場無料)

これまでにお葉書でいただいた、作品の数々です。


【山口 かほる】
1950年5月生まれ。
生後3ヶ月で脳性マヒと診断される。
10歳の時に兄嫁から絵を習い、口で描くことを始めた。
14歳で入所した施設では、4時に起き、両手が使えないので、時間をかけて朝食を自分で食べ、学校へ行った。やがて宗教に出会い、心の救いと友人を得、忍耐を学んだ。
絵画は、16年間研究所に通い、学習を重ねた。初めは口で描いたが、長年酷使した体のためにとの助言に沿い、現在は足で描いている。個展の開催多数。

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