MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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快気祝いのタイ10日旅 24 ワット・スタット⑤ サオチンチャー、そしてメトロ・サムヨード駅へ(2024年7月6日/3日め)

2024年7月6日 ワット・スタットのサオチンチャーで。(タイ・バンコク)


7月6日(土)- 3日め


バンコクの第一級王室寺院である、
ワット・スタット。
布薩堂も礼拝堂も、どちらもとても美しく、
いかにもタイらしい、すばらしい寺院でした。



ひととおりの見学を終え、最後に、
礼拝堂の周囲に巡らされた中庭を歩きながら、
たくさんの写真を撮りました。


礼拝堂の周りをぐるぐる周りながら、何枚もの写真を撮ったのですが、撮っても撮っても、もっと撮りたくなってしまう。ワット・スタットは、そんな寺院でした。

去りがたい気持ちでしたが、いくら撮ってもキリがないので、そろそろ退出することにしました。

この門をくぐれば、外に出られます。

このとき、私たちの前をお坊様が通り過ぎ、そして、門から出て行かれました。


お坊様を見送ったのを汐に、
私たちも見学を終え、同じ門から外に出ました。


再び、ワット・スタットの正面入口に戻ってきました。この向かい側に、巨大ブランコがあります。

最後に、巨大なブランコを見て帰ります。^^ このブランコは、「サオチンチャー」または、「ジャイアント・スイング」と呼ばれています。


【サオチンチャー(ジャイアント・スイング)】
高さ約21m。かつてはここに、ブランコがぶら下がっていて、「トリーヤムパワーイ」と呼ばれる儀式が行われていました。トリーヤムパワーイとは、豊作を祈願するためのもので、このブランコにバラモン(僧侶)が乗り、ブランコを前後に揺らせました。この行為には、「新たに想像した世界を見に行く」という意味合いがあったようです。しかし、この儀式の際に、あまりにも多くの僧侶が落下して死亡する事故が続いたため、1932年に、儀式そのものが廃止されました。現在は、ブランコが取り付けられていた支柱のみが残されています。


儀式が行われていた頃の写真です。(画像をお借りしました)


巨大な支柱に取り付けられ、
前後に揺れているブランコ。
そのブランコの綱に、
懸命にしがみついている、4人の僧侶。


安全ベルトも命綱もないようです…。


こんな恐ろしい儀式を、
どうしてやらせ続けたのか。
そして、どうしてもっと早く、
やめさせてあげなかったのか…。


この儀式が廃止されてから、
100年近い年月が経過しています。
現在のサオチンチャーは、
巨大な支柱のみが残され、
ワット・スタットの代名詞のような、
有名な観光スポットとなっています。


なにも知らないで行ってしまった私たち。でも帰国してからその歴史を知ってみると、こんなノーテンキな写真を撮ったのが、ちょっと申し訳ないような気持ちになりました…。


これで、ワット・スタットの主要スポットである、
布薩堂、礼拝堂、サオチンチャーの見学を終了し、
次は、メトロのサムヨード駅へと急ぎました。


途中、歩いていた通りからも、ワットスタットの屋根が垣間見えました。これは礼拝堂です。

夫は名残惜しかったようです。歩きながらも、何枚も写真を撮っていました。😄

布薩堂のすぐそばも通り過ぎました。

15分くらい歩いて、サムヨード駅に到着。なにかかわいらしい駅舎です。^^


【サムヨード駅】
バンコク・メトロ(MRT)ブルーラインの駅で、2019年9月に開業しました。時期は未定ですが、パープルラインと接続する予定です。旧市街にあるため、近隣のワンブラファ地区の街並みに溶け込むよう、地上にある駅舎の外観は、中葡建築風のデザインになっています。


すごい勢いで開発を続けている、バンコク。
メトロの駅が、
来るたびに増えているように感じます。
でも、メトロって、地下を走りますよね。🙄
(↑あたりまえ。)


38年前、初めてタイに来たときは、
ガイドさんが、
「バンコクは、毎年、雨季に浸水します。
 だから、バンコクに地下鉄を作るのは
 不可能です。」
と話していました。
そのことはずっと、心に残っていました。


「あの時の話はどうなったの?
 今は、どうして地下鉄があるの?」
…と、不思議なのですが、
夫に訊いても、
「オレもわからん!」
としか言いません。🤣🤣


頻繁に浸水し、
「地下鉄を作るのが不可能な街」
だった、バンコク。
今ではその市内を、縦横無尽にメトロが走り、
便利に移動・観光ができるようになりました。
この近代的なメトロ網ができあがるまでに、
多くの人の、大変な苦労があったのだと
思わずにはいられません。


(つづく)

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