MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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全盲難聴・のんたん - S園ふれあい夏祭り③(2023年7月29日)

2023年7月29日 S園ふれあい夏まつりで。太鼓を叩かせていただきました。(全盲難聴・のんたん 27歳)


7月29日(土)


S園の夏祭りに来ています。



盆おどりのあとは、長男が楽しみにしていた、
「豊田囃子」が始まりました。
豊田囃子は、日野市に伝わる囃子のひとつで、
日野市の無形文化財に指定されています。


お囃子に合わせて、獅子舞も登場します。

そのお囃子に合わせて、エアー太鼓をたたいていた長男のところに…、

「ウォ~」っと、獅子がやってきました。😄

子どもたちによるおかめやひょっとこの舞いもかわいらしく、楽しく終了。^^

最後の演奏は、やぐらの前に設営した会場での、佼成太鼓です。

佼成太鼓の演奏が大好きな長男。思わず、太鼓のそばに行こうとして、あわてて押さえるMIYO。笑

ロープの手前ぎりぎりのところに座り、真剣な表情で演奏を聴く長男です。

そして演奏に合わせて、自分もいっしょに、エアー太鼓を叩き続けていました。😄

佼成太鼓の皆さんの見事な演奏は、20分以上も続いたのですが…、

その演奏に合わせて、長男はずっと、太鼓を叩き続けていました。


私たちもとても驚いたのですが、
毎年の夏まつりで、
この20分間もの演奏を聴いているうちに、
長男がすべて覚えてしまっていたことに、
今年初めて気がつきました。😮


佼成太鼓の激しいリズムに合わせて、太鼓を叩き続けた長男は…、

演奏の〆もぴったりと合わせ、皆さんと同時に、叩き終わりました。まるで、いっしょに演奏しているかのようでした。すごいね、のんたん…。🙂

最後に、座長さんが挨拶をされ、これで終了、と思ったのですが…。

突然、座長さんから、「キミ、おいで。」と呼ばれ、太鼓をたたかせていただくことに。笑

太鼓をさわって、調べる長男。

そして元気に叩き始めました。

うれしそうな長男。会場の皆さんからも、たくさんの拍手をいただきました。


座長さんも、
佼成太鼓の演奏をしておられたのですが、
その演奏に合わせて、最前列に座って、
エアー太鼓を叩き続ける長男のことを、
気づいておられたようです。
いえ、もしかしたら、もっと前から、
毎年熱心に聴いている長男のことを
覚えてくださっていたのかも…。


「本当は、始めに呼ぼうかと思ったんだけど、
 びっくりするといけないからね。
 最後にお声をかけました。^^」
と…。


大好きな佼成太鼓を叩かせていただき、
長男はとてもうれしかったと思います。
すばらしい思い出をいただきました。


ありがとうございました…。

プログラムの最後は、みんなが楽しみにしていた、花火。

みんなが見上げる中、花火の音にじっと聞き入る長男。

約15分間の、S園の心のこもった花火大会です。^^

「はなび、ぱーんって言ったね。楽しかったですか?」

「はいっ!」


これで、今年の夏祭りも終わりました。


最後は、生活棟の前まで送って、お別れしました。


夏祭りが終われば、すぐに、
夏休みがやってきます。


「また、夏休みに帰っておいでね。
 カラオケに行こうね。」
と約束して、S園を後にしました。


今年も楽しい夏まつりでした。^^


【園だより】
4年ぶりに開催された夏祭りの記事です。
「地域の方々と触れ合う、貴重な時間となりました。」と書いてありました。


(おわり)

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