1987年5月3日 シュエナンドー僧院で。(ビルマ・マンダレー)
1987年5月3日(土)- 3日め
ゼージョー・マーケットで見つけた、
飾り物屋さん。
全部、紙でできています。仙台の七夕かざりみたい。^^
紙細工のうちわ。
たぶん、仏様にお供えするのだと思います。
ミャンマー伝統の糸操り人形劇「ヨウッテー・ポエー」に登場する人形たちを売るお店。
こちらで、「ヨウッテー・ポエー」を見ることができます。
【 アジアの人形芝居コレクション 】VOL.3 ミャンマー 伝統糸あやつり ヨウッテー・ポエーAsian Puppetry Collection
市場の中にも、やっぱり、かわいいパゴダがありました。ビルマはほんとうに、パゴダの国です。
ココさんが貸してくれた日傘を持って、市場で買ったバナナを食べてます。でも夫が撮りたかったのは、MIYOではなくて、後ろにある花炎樹の木。笑
そして再び、ココさんのサイカーに乗って、
街の中を走りました。
手作りのお菓子を売る女性。
道路を走っているのは、自転車と…、
馬車です!😄 自動車が全く走っていない、のどかな道路をご覧ください。
私たちのサイカーの前を走る馬車の中から、女性が笑いかけてくれました。^^
そして、シュエナンドー僧院に到着しました。
別名、 黄金の王宮の僧院。
シュエナンドー僧院(Shwenandaw Monastery)です。夫、カメラに収めきれなくて、2枚に分けて撮っていました。それをMIYOがくっつけてみましたが…、
現在のシュエナンドー僧院です。屋根の一番上に装飾が追加されていますが、ほとんど同じ姿です。^^(画像をお借りしました)
上の写真の左側にある入り口の前で撮りました。ここで靴を脱いで中に入ります。
【シュエナンドー僧院】
マンダレーヒルの南東の麓にある、木造の僧院です。木彫りの装飾が際立つ、マンダレーを代表する建物です。もともとは王宮内にあり、ミンドン王が過ごした建物でした。その後、ミンドン王を継いだ、息子のティーボー王(在位1878〜1885年)が、この地に移築し、私的な瞑想の場として利用しました。ティーボー王が座ったとされる椅子が、現在も残されています。
この僧院は、コンバウン朝時代の歴史的な木造建築であると共に、見事な芸術作品としても知られています。建物の外壁や内側、屋根や入り口の周囲には、チーク材をふんだんに用いてあり、外壁、内部ともに、緻密で手の込んだ木彫りが施されています。
屋根や入り口の周囲に、木彫りの装飾がびっしりと施されていたはずなのですが、木彫りがはがれてなくなっている部分もあります。
現在の同じ場所です。すべてのマス目に木彫りが追加され、美しく修復されています。(画像をお借りしました)
シュエナンドー僧院のような、
昔ながらの木造建造物は、現在では、
ごく僅かしか残っていません。
この僧院も、
ミンドン王時代の木造建造物として、
唯一残っているものだそうです。
「こんにちは」と握手。入り口には、まだ幼いお坊さんがいました。
中に入ります。
内部です。かつては、全ての壁や柱に彫刻が彫ってあり、漆を塗った上に、金箔で装飾されていたそうです。
小さなお坊さんと。本当は、お坊さんに触れてはいけないそうなのですが、そんなこと全然知らなくてやっちゃってます。(スミマセン😅)
【幼い見習い僧】
ミャンマーの仏教徒の家では、多くの場合、子どもは幼い頃に出家し、仏門に入ります。出家すると、男子は剃髪され、見習い僧として数週間あるいは数ヶ月間、僧院に預けられ、その後、再び俗世に戻ります。本格的な出家というよりは、通過儀礼的な意味合いが強いものですが、中には、見習い僧としてそのまま残り、大人になるまで寺で修行する子どももいるそうです。
子どもたちの表情が、
どれもすばらしいんですよね…。
みんな、とてもいい顔をして、
笑ってくれるのです。
こうして写真を見ていても、
今にも語りかけてきそうです。
そんな、いきいきとした笑顔を、
ビルマでは、たくさん見せてもらいました。
次回は、アトゥマシー僧院を訪ねます。
(つづく)