34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 33 - 托鉢ビジネス②(2025年3月16日/3日め)

2025年3月16日 夜明け前のシサバンボン通りで、托鉢僧がやってくるのを待っているところです。後ろに見えているのは、黄金の祠。(ラオス・ルアンパバーン)
3月16日(日)- 3日め
夜明け前の托鉢を見て、
心洗われるような気持ちになりたい。
…と思って出かけた、托鉢見学。
予想外の展開となってしまいまた。😓
ほどなく、托鉢僧の行列がやってきました。

お坊さんの一団は、一列になって、ロープの内側の托鉢エリアを歩いてきました。

お坊さんが持っている容器の中に、イスに座って並んでいる人たちが、次々ともち米を入れていきます。

ショッピングカートのようなものを引いているお坊さんがいました。この中には、お菓子を入れることになっています。😓
ショッピングカートで托鉢…。😓

行列のいちばん最後を歩くのは、幼い見習い僧。38年前にビルマで見た時もそうでした。^^


こうして、托鉢僧の一団が通り過ぎて行ったのですが…、

ここでUターン。えっ?😮

今歩いていたエリアを、再び、逆方向から歩き始めました。

もう一度、同じ観光客の前を歩きます。こうして何度も、喜捨物を受け取ります。

同じエリアを、何度も行ったり来たりする、お坊さんの一団。

中国人観光客の皆さんは、申し合わせたように、もち米を手袋ごしにちぎって、スタンバイ。

観光客にとっては、食べ物を容器に入れるお楽しみが何回もある、ということなのか…。😓

もう、ロマンもへったくれもないな…。
と思っていた時、
さらに異様な光景を見てしまいました。
托鉢会場の片隅で、ビニール袋を広げて待っていた子どもたち。僧侶たちは、喜捨された物の中からお菓子だけを選んで、その袋に入れていました。

托鉢でお菓子をたくさんもらったとき、
僧侶たちは、貧しい子どもたちに
わけてあげることもある、
…と聞いていました。
この光景もそれなのかな、と思いましたが、
このときは、なにか違和感がありました。
托鉢エリアに、また別の一団がやってきました。

これはさらに別の一団です。托鉢エリアには、寺ごとのグループが次々とやってきます。

少し気持ちが落ち着いてきたので、
今度はしっかりと見届けることにしました。
するとやはり…。僧侶たちが歩く先の方で、さっきとは違う子どもたちが待っていました。

僧侶たちは、待っていた子どもたちの容器に、
今受け取ったばかりのお菓子を、
ざざーっと流し入れ、去っていきました。
次の瞬間、子どもたちの隣りにやってきたバイクの男性。3人の子どもたちが、男性のビニール袋に、お菓子を流し入れています。

お菓子をすべて受け取ると、その男性はすばやく立ち去ってしまいました。

一連の行動のすべてが手慣れていて、
ほんの10秒くらいのことだったと思います。
わずかな時間のできごとだったので、
注意して見ていないと、ほとんどわかりません。
他の人たちは、そもそも、
「托鉢ショー」ばかり見ているので、
このことには、MIYO以外の誰も、
気づかなかったと思います。
これはどういうことなのか。
「僧侶からわけてもらったお菓子を、
子どもたちが業者に売っている」
ということなのでしょうか。
しかも、この一連の流れ作業は、もはや、
「托鉢ショー」の一部となっていて、
毎日、あたりまえに行われているようです。
おそらくこの男性は、このお菓子を、
子どもたちから安く買い取って、
転売するのでしょう。
そして転売されたお菓子は、
翌日の托鉢セットに
再利用されるのだと思います。
子どもたちは、できることなら、
お菓子を食べたいに決まっています。
けれど、大量のお菓子と交換に受け取った、
わずかばかりの現金が、
親を喜ばせることも知っています。
家計を助けるために、
やっていることなんだろうなあ…、
と思いました。
托鉢ビジネスは、子どもたちまで巻き込んで、
いったいどこまで広がっていくのか…。
なにか、言いようのないむなしさで、胸がいっぱいになりました…。

そしてさらに、事件が起こりました。
(つづく)