MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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34年ぶりのラオス、そしてタイへ。歩き続けた12日間 33 - 托鉢ビジネス②(2025年3月16日/3日め)

MIYO

2025年3月16日 夜明け前のシサバンボン通りで、托鉢僧がやってくるのを待っているところです。後ろに見えているのは、黄金の祠。(ラオス・ルアンパバーン)


3月16日(日)- 3日め


夜明け前の托鉢を見て、

心洗われるような気持ちになりたい。

…と思って出かけた、托鉢見学。


予想外の展開となってしまいまた。😓


ほどなく、托鉢僧の行列がやってきました。

お坊さんの一団は、一列になって、ロープの内側の托鉢エリアを歩いてきました。

お坊さんが持っている容器の中に、イスに座って並んでいる人たちが、次々ともち米を入れていきます。

ショッピングカートのようなものを引いているお坊さんがいました。この中には、お菓子を入れることになっています。😓

ショッピングカートで托鉢…。😓

行列のいちばん最後を歩くのは、幼い見習い僧。38年前にビルマで見た時もそうでした。^^

こうして、托鉢僧の一団が通り過ぎて行ったのですが…、

ここでUターン。えっ?😮

今歩いていたエリアを、再び、逆方向から歩き始めました。

もう一度、同じ観光客の前を歩きます。こうして何度も、喜捨物を受け取ります。

同じエリアを、何度も行ったり来たりする、お坊さんの一団。

中国人観光客の皆さんは、申し合わせたように、もち米を手袋ごしにちぎって、スタンバイ。

観光客にとっては、食べ物を容器に入れるお楽しみが何回もある、ということなのか…。😓


もう、ロマンもへったくれもないな…。

と思っていた時、

さらに異様な光景を見てしまいました。


托鉢会場の片隅で、ビニール袋を広げて待っていた子どもたち。僧侶たちは、喜捨された物の中からお菓子だけを選んで、その袋に入れていました。


托鉢でお菓子をたくさんもらったとき、

僧侶たちは、貧しい子どもたちに

わけてあげることもある、

…と聞いていました。

この光景もそれなのかな、と思いましたが、

このときは、なにか違和感がありました。


托鉢エリアに、また別の一団がやってきました。

これはさらに別の一団です。托鉢エリアには、寺ごとのグループが次々とやってきます。


少し気持ちが落ち着いてきたので、

今度はしっかりと見届けることにしました。


するとやはり…。僧侶たちが歩く先の方で、さっきとは違う子どもたちが待っていました。


僧侶たちは、待っていた子どもたちの容器に、

今受け取ったばかりのお菓子を、

ざざーっと流し入れ、去っていきました。


次の瞬間、子どもたちの隣りにやってきたバイクの男性。3人の子どもたちが、男性のビニール袋に、お菓子を流し入れています。

お菓子をすべて受け取ると、その男性はすばやく立ち去ってしまいました。


一連の行動のすべてが手慣れていて、

ほんの10秒くらいのことだったと思います。

わずかな時間のできごとだったので、

注意して見ていないと、ほとんどわかりません。

他の人たちは、そもそも、

「托鉢ショー」ばかり見ているので、

このことには、MIYO以外の誰も、

気づかなかったと思います。


これはどういうことなのか。

「僧侶からわけてもらったお菓子を、

 子どもたちが業者に売っている」

ということなのでしょうか。

しかも、この一連の流れ作業は、もはや、

「托鉢ショー」の一部となっていて、

毎日、あたりまえに行われているようです。


おそらくこの男性は、このお菓子を、

子どもたちから安く買い取って、

転売するのでしょう。

そして転売されたお菓子は、

翌日の托鉢セットに

再利用されるのだと思います。


子どもたちは、できることなら、

お菓子を食べたいに決まっています。

けれど、大量のお菓子と交換に受け取った、

わずかばかりの現金が、

親を喜ばせることも知っています。


家計を助けるために、

やっていることなんだろうなあ…、

と思いました。


托鉢ビジネスは、子どもたちまで巻き込んで、

いったいどこまで広がっていくのか…。


なにか、言いようのないむなしさで、胸がいっぱいになりました…。


そしてさらに、事件が起こりました。


(つづく)

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