骨折でも信州2。小諸から千曲へ 2 - はりこし亭でお昼ごはん②(2024年11月14日/1日め)
2024年11月14日 はりこし亭で。(長野県小諸市)
11月14日(木)- 1日め
小諸市郊外にある、
「はりこし亭」に来ています。
これは、MIYOがなんとなく撮った、お店の正面。
でも夫が撮るとこうなります。屋根にウダツがあることに気づき、夫はちゃんとそれを撮っていました。😄
この、前方に向かってせり出している部分が「うだつ」です。その右には、二階部分の格子が続きます。長短一本ずつの組子が交互に取り付けられていて、美しい模様を見せています。これは江戸時代のもので、この地方の古民家でよく見られるものです。
ここから10キロほどのところにある海野(うんの)宿では…、
こちらでは、長短二本ずつの組子が交互に組み合わされていて、海野宿特有の模様を織りなしています。これもやはり江戸時代のもので、「海野格子」と呼ばれています。(画像をお借りしました)
海野宿にも、たくさんのうだつがあります。
どちらも、ほど近いところにあるので、
家の設えには、共通点も多かったのでしょう。
海野宿には、10年くらい前に、
夫と行ったことがあるようなのですが、
(↑と、夫は言ってます。)
MIYOはほとんど覚えていません。😅
やはり、ブログにきちんと書き残しておかないと、
どんどん忘れて行きます…。😔
うだつのある町並みでいちばん思い出深いのは、岐阜県美濃市です。この町を歩くのは本当に楽しかった。^^
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さて。「はりこし亭」に戻ります。こちらは玄関。たわわに実った柿の枝が飾られていました。
店内です。不便な森の中にあるお店なのですが、知る人ぞ知る、ということのようで、お客さんが次々に訪れていました。予約していてよかった。^^
予約していたことを告げると、手前の左側の席に案内していただきました。
確保してくださっていた、窓際のお席です。^^
縁側の向こうには、さきほどの吊るし柿が見えました。
私たちのテーブルは、
日当たりのいい窓際だったのですが、
あまりにも日差しが入るので、まぶしいくらい。
お店の方がそれに気づいて、
障子を半分ほど閉めてくださいました。
すると…、
障子に、吊るし柿の影が映っています。楽しい。^^
こんな何気ないことでも、
たいせつな思い出になります。
「のんびりと歩く旅」はいいなあ…。^^
テーブルセッティングです。おしぼりに「中棚荘」とあります。「はりこし亭」は、中棚荘の敷地内にある食事処です。
【中棚荘】
小諸城(現・懐古園)から千曲川へ続く森の中にたたずむ温泉宿で、創業は、1898年です。ゆかりのある島崎藤村の言葉「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」をテーマにしています。敷地内には、移ろう季節を感じれる庭園や木々に包まれるように、宿泊棟である平成館と大正館、そして登録有形文化財の食事処「はりこし亭」、土蔵ギャラリーの4つの木造建物があります。
「花かご膳」と言うのを注文してみました。季節の小鉢、蕎麦、デザートが付いています。(2750円)
お料理ができるまで、私も夫も、店内をウロウロと、見学させていただきました。笑
吹き抜けの2階部分は、養蚕に使用していたのでしょうか。梁があまりにも立派なことに感動しました。
次回は、この日のお料理を掲載します。
(つづく)