MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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新緑の箱根で、美味しいものを食べ歩いた3日間 16 - 恩賜箱根公園① 塔の鼻広場と湖畔展望館(2024年5月18日/3日め)

2024年5月18日 旧箱根離宮・恩賜箱根公園で、イギリスからやってきたご夫妻と。(神奈川県足柄下郡箱根町)


5月18日(金)- 3日め


旧閑院宮家別邸・「懐石料理 花壇」で、
楽しいひとときを過ごしたあとは、
芦ノ湖の南岸にある、
「塔ヶ島」という半島に向かいました。
ここは現在、恩賜箱根公園になっていますが、
明治時代に造営された、
「箱根離宮」の跡地でもあります。
「箱根離宮」の遺構が今もなお残されており、
美しい景色と共に、
当時の歴史を感じることができるそうです。


【恩賜箱根公園】
明治時代に造営された皇室の離宮である、「箱根離宮」の庭園をルーツに持つ、神奈川県立の都市公園です。1945年(昭和20年)に神奈川県に下賜され、一般公開されたのが、現在の「恩賜箱根公園」になりました。半島のように突き出た起伏のある地形を生かし、眺めが良く変化に富んだ散策路が造られています。国登録記念物(名勝地関係)に選定された文化財庭園であり、日本の歴史公園100選にも選定されています。秋の紅葉の他には春には桜やツツジ、夏には“ヒメシャラ林”のヒメシャラが見所です。(入場無料)


初日は、恩賜公園駐車場に車を停め、箱根関所資料館から箱根関所に向かって歩いたのですが、この日は、駐車場から反対方向へ。「塔ヶ島」の中央にある湖畔展望館まで行ってみます。まずは、駐車場から塔の鼻広場まで、芦ノ湖を眺めながら歩きました。

旅の初日はお天気が今ひとつでしたが、最終日はいいお天気。美しい芦ノ湖を左に見ながら、のんびりと歩きました。

塔の鼻広場に到着。ここから、富士山を見ることができます。

…なのですが、夫はやっぱり花ばかり撮っていました。😓

塔の鼻広場で、ロンドンから来たご夫婦と、しばしおしゃべり。


AnnとMick のおふたりは、
2週間の予定で来日し、ふたりで、
成田→木曽→金沢→京都→奈良…
と旅を続けたあと、
芦ノ湖にやってきたそうです。
この2日後に、帰国する予定だとか…。
「帰国するの、残念だわ~。」
とおっしゃっていました。


「長い間働き続けて、ようやく、
 こんな楽しい旅行ができるときが
 やってきましたよね…。」
と言うと、おふたりとも、感慨深い表情でした。


4人とも、思いは同じです。がんばって働き続けて、ここまで来ました。これからが、人生でいちばん楽しいとき。元気でいなくては。^^

おふたりとお別れし、次は、展望館のある中央広場に向かって、松林の中を歩きました。


しばし山道を登り続け、
塔ヶ島橋を渡って、ようやく、
恩賜箱根公園の湖畔展望館に到着。


湖畔展望館です。中央部、玄関まで続く通路に埋められているのは、かつてここに箱根離宮があった頃の礎石です。


【湖畔展望館】
恩賜箱根公園の中央にある、洋風建築の展望館です。明治時代、この地に築造された「箱根離宮」当時の西洋館をイメージして新築されたもので、展望館の前の芝生には、かつての離宮の礎石が、今も残されています。館内では、箱根離宮に関する資料が展示されています。また茶処「緑賜庵」で休憩することもできます。2階のバルコニーからは、かつて皇室の方々が眺めたであろう、芦ノ湖・富士山の景色が楽しめ、絶景スポットとなっています。


早速、中に入ってみました。

美しいステンドグラスで飾られた階段を上がり…、

2階部分に直行しました。

階段中央にあるシャンデリアの、美しいメダリオン(天井中心飾)。神奈川県、よくぞ取り付けてくれました。😄

これまでに掲載した、メダリオン関連の日記です。
天鏡閣。1908年(明治41年)の建築。福島県猪苗代町にある、旧有栖川宮家・高松宮家翁島別邸です。(国の重要文化財)

コロナでも福島2。磐梯山の麓、花の降る郷を歩く - ダイジェスト(2023年4月5日-8日め)

美しいメダリオンがいくつもありました…。

群馬会館。1930年(昭和5年)の建築。群馬県前橋市にある、群馬県内最古の公会堂です。(国の重要文化財)
コロナでも上州2。からっ風に吹かれて歩いた群馬 2泊3日の湯めぐり旅 2 - 群馬会館① / 小さくなって値上げのピザーラ(2023年1月16日/1日め)

豊平館。1880年(明治13年)の建築。札幌市にある、現存する木造ホテルとしては日本最古の建物です。(国の重要文化財)
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 20 - 豊平館① / プラチナチャレンジ、その後(2021年11月5日/3日め)

そして、一昨日掲載したばかりの、旧閑院宮家別邸。1930年(昭和5年)の建築。20世紀初頭のモダンなアールデコ様式になっています。四角いメダリオンを初めて見ました。
新緑の箱根で、美味しいものを食べ歩いた3日間 15 - 強羅花壇(旧閑院宮家別邸)でお昼ごはん③(2024年5月18日/3日め)


また脱線してスミマセン。😓
湖畔展望館にもどります…。


湖畔展望館・2階のバルコニーから。

芦ノ湖や箱根外輪山、富士山まで一望できます。

かつてここに箱根離宮があったことを、芝生中央の礎石だけが、ひっそりと物語っていました。


バルコニーから見えた、すばらしい景色。
明治、大正時代、ここに箱根離宮があった頃は、
皇室の人々だけに許されていた景色でした。
けれど今は、この地を誰もが訪れ、
楽しむことができる時代になりました。
それを思うと、
ひときわ、感慨深いものがありました。


(つづく)

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