初秋の北海道へ。小樽からトムラウシまで、駆け抜けた6日間 5 - 風鈴の小径(2024年9月16日/1日め)
2024年9月16日 「風のガーデン」へと続く、風鈴の小径で。(北海道富良野市)
9月16日(月)
新富良野プリンスホテルで、
広大なピクニックガーデンを、
ひとりでとぼとぼと歩きました。
ようやく、「風のガーデン」に到着。空に広がるウロコ雲に、秋らしさを感じました。
マップによると、
本当はホテルの近くで入場料を払って、
ここまでカートで連れて行ってもらう、
…ということになっているみたいです。
つまりそれだけ遠いってことなんですけど。爆
MIYO家では、多動夫のおかげで、
どこに行ってもひたすら歩かされます。😂
この小川を渡った向こう側が、「風のガーデン」エリアになります。ここからは有料エリアですが、コーンが置いてあるだけで、簡単に入れてしまう状態。
有料エリアであるにもかかわらず、
かなり自由に入れてしまう状態…。
ここまで歩いてくる人がたくさんいるとは、
ホテル側も想定していないんでしょうね。爆
ガーデンの手前にコスモス畑があるのを見つけて、夫は写真を何枚も撮っていました。
東京では夏日が続いていましたが、北海道では、もう秋が始まっていました。
夫は、「風のガーデン」の内側に少しだけ入らせていただいて、ここまで歩いてきた道を撮っていました。中央に、セグウェイで走り抜けている人たちが見えます。そして左側に少しだけ見えている黄色い物は…
ハロウィーンのカボチャたち。🎃🎃🎃
かなり大きいです。直径は50㎝くらいかな…。笑
両手で抱えても、持ち上げられるかどうかわかりません…。😄
樹々の間から、はるかかなたの山々が垣間見えました。
「あれはたぶん、十勝岳連峰じゃないかな。」
と言う夫に、
「上の方が白くなってるけど、あれは雪なの?」
と訊くと、
「いや、雪はまだ早い。
あれは噴煙だと思う。」と…。
噴煙…?
スマホで拡大して見ると、ほんとだ。煙があがっていました。^^
「我々はずっと前に、
あの山を見に行ってますよ。」
と夫に言われ、
ああ、そうだった、と思い出しました。
3年前、長女と3人で歩いた中富良野。十勝岳展望台で、雄大な十勝岳連峰を背に写真を撮りました。
このときの日記です。
コロナでもウポポイ2。札幌を拠点に3人で歩いた、3泊4日の北海道 6 - 青い池と十勝岳展望台(2021年6月26日/2日め)
北海道に10回も訪れていると、
なにかの拍子に、
過去の北海道旅行のワンシーンが蘇ることが
多くなってきました。
そんなときには、
ブログを検索すると、
見たかった日の日記がすぐに出てくるので、
それを夫といっしょに、
なつかしく読み返したりします。
過去何年分ものアルバムを、
全部まとめてスマホにぎゅっと詰め込んで、
旅行しているような気分です。
2017年1月からブログを書き始めて、
もう8年めになりました。
毎日書くのはタイヘンだったけど、
今では、いつでも、どこにいても、
何千件もの過去日記を、スマホで検索しながら、
気軽に見られるようになりました。
コツコツと旅日記を書き続けてきてよかった、
と思う瞬間です。^^
旅をすればするほど、思い出が積み重なります。
折りにふれて過去の旅を思い出すことは、
現在の旅の楽しさを、2倍にも3倍にも、
増やしてくれているような気がします。^^
さて、帰ります。今まで歩いてきた方向を眺めました。ホテルは、この森の向こう側にあります。
また、とぼとぼと歩いて帰らねば。😂
かたや、いっぱい歩いて満足げな、多動夫。🤣
たわわに育った松ぼっくりや、小川の花を眺めながら、元来た道を歩き…、
「ル・ゴロワ」のある場所まで戻ってきました。^^
「あっ あれは…。」
サンルームの中で、
こちらに背を向けて座っておられる方が…。
大塚シェフです。
そしてその傍らには、シェフに向かって座る、
マダムの横顔も見えました。
ランチタイムが終わり、休憩しながら、
おふたりで語らっておられるようです。
初秋の午後の穏やかな時間を楽しむ、
シェフとマダムのひとときが、
ほんの少しだけ、垣間見えました。
「おふたりに会うために、
とうとうここまで来ちゃいましたよ…。」
と、心で語りかけて、そっとその場を離れました。
この道を抜ければ、ホテルはもう目の前。
ピクニックガーデンのかたすみに設けられている、「風のガーデン」の入口。ほんとうは、ここで入場料を払い、「風のガーデン」まではカートで送ってもらえるようになっているのですが、多動夫のせいで歩いていくはめになりました。😔
通路の天井にはたくさんの風鈴が飾られています。今はもう秋めいているけれど、真夏だったらとても涼やかに見えることでしょう。
「風のガーデン」らしい趣向です。^^
たくさんの風鈴を見上げていたら
ふと、ベトナムで訪れた、
小さな村の風景を思い出していました。
ハノイ近郊にあるシルクの村、ヴァンフック(Van Phuc)。何十軒ものシルクの店がひしめく通りでは、カラフルな傘の屋根が、見渡す限り続いていました。
このときの日記です。
定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 31 - シルクの村を歩く①(2019年9月12日/12日め)
もう5年も前のことになりました。
あのとき、いっしょに村を歩いた、
チョンさんとタムさんは、
元気でいるだろうか…。
ふたりの家で暮らし、
共に仕事をした2か月の日々。
いろんなことがあったけれど、
今はただ、なつかしく思い出すばかりです。
ハノイに、帰りたいなあ…。
(つづく)