MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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をご覧ください。
ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 76 - 札幌市資料館④ おおば比呂司記念室(2021年11月11日/9日め)

(2023/01/07 16:00記)

2021年11月11日 旧札幌控訴院(現在の札幌市資料館)のエントランスで。(北海道札幌市)


長男の冬休みが終わり、再び、北海道日記に戻ります。
MIYOが訪れたのは11月11日でしたが、この3日後、11月14日にも、夫が訪れました。
以下の写真には、夫が後日撮ったものも含めています。


11月11日(木)


札幌市資料館での日記のつづきです。


旧札幌控訴院(現在の札幌市資料館)です。


「軟石の街に残る古城」
と言いたくなるくらい、趣のある建物の、
1階と2階を見てきました。


これまでの日記はこちらです。
コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 73 - 札幌市資料館① 軟石の街に残る古城(2021年11月11日/9日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

コロナでもウポポイ3。札幌2週間ホテル暮らし 75 - 札幌市資料館③ ギャラリーと研修室(2021年11月11日/9日め) - MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。


最後に見学したのが、1階にある、

おおば比呂司記念室です。



【おおば比呂司(1921年-1988年)

札幌市出身の漫画家・画家です。漫画集団に所属し、イラストレーションの手法を取り入れたユニークな一コマ漫画で知られました。また、商業デザインの分野でも数多くの作品を残し、テレビタレントとしても活動しました。


ここ札幌は、

幅広い分野で活躍したおおば比呂司が

生涯愛した故郷の街でした。


平成7年、札幌市資料館の中に、

「おおば比呂司記念室」が開館しました。

記念室では、イラストレーション、

絵画や絵本の挿絵にいたるまで、

彼の幅広い作品の数々を展示しており、

没後30年を迎えた今も、

多くの人が訪れています。


札幌市資料館の美しい壁や扉などが残るスペースが、そのまま、「おおば比呂司記念室」として利用されています。

シャンデリアや天井のメダリオンも美しいですね。^^

イラストレーターとしての作品の数々です。

生前、愛用していた品々。

アトリエも、当時のままに再現されていました。

全日本空輸(現在のANA)の時刻表や機内誌「翼の王国」のイラストも手がけました。飛行機好きの彼にとっては、楽しい仕事だったのではないでしょうか。

童話「サケの旅」の絵です。

「北の空を飛ぶ」(1983年)

「跳ね橋」(1983年)

「大航海」(1985年)


記念室には、

氏の作品が多数展示されていました。

中でも、私の心に残ったのは、

「セクッペと下駄」

という絵本です。

アイヌの少年を主人公とした、

未発表の作品でした。


「セクッペと下駄」。彼の遺作となりました。


氏ならではの、温かみのある画風で、

アイヌの少年「セクッペ」や、

彼を囲む人々が描かれていました。

北海道に生まれ育ったからこそ、

この世界に行きついたのだと思います。

遺作となったこの作品には、

氏のさまざまな思いや願いが

込められているように思いました。


MIYOのゆっくりとした歩みに合わせて、

長い時間をかけて案内してくださった、

ボランティアガイドのOさんには、

とても感謝しています。


ありがとうございました。

最後にOさんが、資料館の外に出て、写真を撮ってくださいました。

Oさんとお別れしたあと、もう一度、札幌市資料館を見上げました。

美しい、建物でした。


再び、大通り公園を歩いて、

ホテルへと戻ります。


(つづく)

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