MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 82 - 3人で4人分(2019年10月1日/31日め)

2019年9月8日 ハロン湾。写真に写っている3階建ての大型船は、ハロン湾上で宿泊しながら観光するための、豪華船です。


10月1日


朝ごはんです。
いつものように、市場で買ってきた、
作りたてのものです。


タムさんの朝ごはん。白い物は、さつまあげ。茶色は、お餅を油で揚げたもので、中に緑豆のマッシュがはいっています。海老の魚醤をつけていただきます。

MIYOの朝ごはん。とうもろこしのおこわに、豚肉のそぼろふりかけをかけていただきます。

中に、緑豆のマッシュがはいっていて、とてもおいしい。^^


お昼ごはんは、
インスタントラーメンで作った、焼きそば。
東南アジアでは、よくあるメニューです。


左端のタムさんのお皿と、手前のMIYOのお皿。量の違いに、ご注目ください。

MIYOの焼きそば。豚肉、揚げ豆腐、しいたけ、青菜など、具がたくさんはいっていておいしいのですが、あまりに多すぎます。

おかずの、さつまあげ、豚肉の煮物、きゅうり。


「これはあまりに多すぎて、食べられません。」
と、タムさんに言ったら、
「ハイさんのお皿に入れてください。」
と。


なので、MIYOのお皿の2割くらいを、
ハイさんのお皿に移しました。
ハイさんの焼きそば、ふたり分くらいになってしまったため、
結局、あたりまえですが、ハイさんも食べきれず、
ひとり分くらいの量を、残してしまいました。


「袋の麺を、何個使いましたか?」
とタムさんに訊くと、
「3個」
と。
3人分だから、3個使ったわけです。
今日は、思い切って言ってみました。


「私が家で焼きそばを作るとき、
 家族は3人でも、
 麺は2人分、つまり、2個しか使いません。
 それに、お肉とたくさんの野菜を入れると、
 量が増えるので、3人分になってしまうのです。
 家族3人で食べて、お腹いっぱいですよ。」
「タムさんは、3人用に、3個の麺を使いました。
 でも、お肉や野菜がいっぱい入っているので、
 量は4人分になっています。」


ここからが問題です。
タムさんは、「痩せたいから」と、
自分のお皿に、1/2人分しか、入れません。
残りの3.5人分を、ハイさんとMIYOのお皿に、
全部入れてしまうのです。


つまり、私もハイさんも、
1.75人分を食べさせられてしまいます。
とうてい食べられるはずがなく、
この日は、ほぼひとり分の焼きそばが、
残飯になってしまった、というわけです。


「タムさんは、痩せたいから、0.5人分ですね?
 私も、0.5人分でいいです。
 ハイさんはひとり分。
 だとしたら、ハイさんの一人分を入れても、
 焼きそばは、全部で二人分あればいいんです。
 3人いるから袋麺を3個使う、ではなくて、
 『3人でどれくらい食べるのか』を考えましょう。
 そうしたら、袋麺は2個でいいですよね?
 それに、具をたくさん入れれば、
 量は十分ですよ。」


たかだか焼きそばを減らしてもらうだけのために、
3個の焼きそばの絵を描きながら、
ここまで言わなくてはなりません(ぜえぜえ・・・)。


タムさん、ようやくわかってくれたのか、
「次から、麺は1個にします。」
と。


なんで1個?
・・・と思うのですが、
まあ、言うだけのことは言いました。
少なくとも、「作る量を少なくする」ということは、
わかってくれたことでしょう。


ところが。
それから2週間後。
食事にフォーが出たのですが、
やっぱり多い。


どんぶりが小さいので、少なめに見えたのですが、
それは見た目だけでした。
スープは表面に少し注いであるだけ。
その下には、大量のフォーが・・・。


どうもおかしいと思い、
「麺、何個使いました?」
と尋ねると、
「3個」


ちっともわかってないじゃないかーーーー!
と、心で叫びました(苦笑)。


例によって、3人分の麺を茹で、
自分は0.5人分。
残りの2.5人分を、
私とハイさんの器に入れちゃってるんですね。


「これをやめてください。」
と、何度も言ってきたのですが、
結局、2か月近くが過ぎ、
帰国が近くなった頃でも、
相変わらず、これでした(泣)。


いつもMIYOから「少なくしてください」と言われるので、
少しでも少なめに見せようとしたのでしょうか。
1,25人分のフォーは、がちがちに固めてあり、
それを小さめの器に入れて、
上からスープをかけて、少量にみせかけた。
・・・ということのようでした。


ぎちぎちに固まったフォーは、
お箸でほぐさないと食べられません。
スープも少ししかないので、なおさら食べにくい。
そのうちにお腹がいっぱいになってしまい、
結局、半分くらいを、残してしまいました。


こうまでして、たくさん食べさせようとするのは、
どうしてなのか?
その答えは、最後までわかりませんでした。


「なんでも『たくさん』にすれば、
 相手が喜ぶのがあたりまえ。」
という考えは、
もちろん、ありがたいのですが、
時として、それは、
とてもつらく思えてしまうことでもあります。


「多すぎる食事の量」は、
2ヶ月間でかなり改善してもらったのですが、
やはり、最後まで、悩ましい問題であり続けました。


晩ごはんです。そうは言っても、いつもおいしいお食事をいただきました。^^

豚肉と野菜の炒め物(人参、インゲン、玉ねぎ)、ベーコンとココナツの実の甘辛炒め、焼き魚(サンマ)、ごはん、スープ(豆腐、ワカメ)、韓国海苔。


(つづく)


(おまけ)


スーパーで見つけた、お助け食品。(2019年9月19日)


冷凍食品コーナー。半分以上のスペースを占めているのは、揚げ春巻でした。

左は、揚げ春巻(エビ入り)。右は、バインクォン。作りたてのおいしいのが市場で簡単に買えるのに、どうして冷凍をわざわざ買うのかな、と思います。市場まで行くのが面倒なのでしょうか。

エビの周りに、ポテトを巻き付けたもの。冷凍食品の充実ぶりに、ベトナムの人も、自分では作らなくなっているのだなあ、と思いました。

おこわ各種。ほんと、こんなの買うなら、市場の方がいいのにな、と思います。

鍋のもと。作っているのは、なんと、味の素です。ベトナムに着いた日の夕食でいただいた鍋料理は、これを使ったものでしたが、とてもおいしかったです。「タイ風なべ」みたいなネーミングだそうですが、れっきとした、ベトナム製です。

味の素が作っている、クックドゥのような製品。その名も、「味クイック」。笑

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