定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 81 - ハイさんの気遣い(2019年9月30日/30日め)
2019年9月30日 ブンチャー。ベトナム風の素麺(ブン)を、具といっしょにいただきます。ベトナムの人は、ブンが大好きで、週に2回くらいは、お昼ごはんがブンチャーだったような気がします。^^
9月30日
朝ごはんです。
市場で買ってきたバインゾー。
米の粉で作ったプリン状の食べ物です。
バインゾーとベトナムぜんざい、チェー、小さなお団子。
バナナの葉に包まれている、ふるふるとした塊。
ベトナム醤油をかけ、スプーンですくって食べます。中にはひき肉やきくらげがはいっていて、とてもおいしい。^^
ベトナムぜんざい、チェー。中には、ハスの実や寒天などが、たくさんはいっています。
もち米で作ったお団子。
お昼ごはんは、同僚のハイさんが、
市場でブンチャーを買ってきてくれました。
これが一人分です。
ブン。見た目は、素麺そっくりです。
付け合わせのおかず、一人分です。揚げ豆腐、さつまあげ、揚げ春巻き、チャーシュー。これはMIYOのものです。
こちらは、タムさんのおかず。
スターフルーツでしょうか? かじると酸っぱい味がします。
よく見ると、
MIYOのおかずとタムさんやハイさんのおかずとでは、
内容が違っていました。
MIYOの容器には、
豚の臓物で作った、黒いソーセージやレバーハムが、
入っていません。
代わりに、チャーシューと揚げ春巻きがはいっています。
これは、ハイさんの気遣いでした。^^
前回、MIYOが、臓物のソーセージをタムさんにあげ、
タムさんから、代わりに、と揚げ春巻きをもらったのを、
見ていたんですね。
ハイさん、それを覚えていました。
そしてこの日は、
MIYOの嫌いなものをはずして、
おかずを入れてくれていたのです。
同僚が、自分の好みをわかっていて、
なにも言わなくても、
苦手なものをはずして、買ってきてくれる…。
なんだかうれしいですね。^^
日本語ができないハイさんと、
ベトナム語ができないMIYOでは、
ふだん、身振り手振りでやりとりするしかありません。
それでも、少しずつ、お互いの気持ちが
わかるようになっているなあ、と感じたのが、
この、お昼ごはんのおかずでした。
ベトナムに住み始めて、30日めのことでした。
晩ごはんです。
ホウレンソウのガーリック炒め、鶏肉とハンバーグの甘辛ソース、揚げ豆腐のトマト和え、ごはん、スープ(冬瓜、ねぎ、ひき肉)。
今日もなんとか終わりました。
(つづく)