MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
ベトナム日記は、
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ベトナム家族旅行:
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小学生だったころの子どもたちの育児日記は、こちらです。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 63 - 4は、キライね。(2019年9月23日/23日め)

2019年9月25日 ホアルーで、タムさんと。


9月23日


「MIYOのブログで出てくるのは、食べ物のことばかり。
 ほんとに仕事してるんですか?(爆)」
という、コメントをいただきました。
そこで今日は、少しだけお仕事のお話を。


MIYOが働いているのは、旅行会社です。
日本からやってくるお客様向けに、
日本語ガイド付きで、さまざまなツアーを催行しています。


これまでは、ツアーの価格を米ドル建てで設定していたのですが、
日本のお客様がほとんどなので、
今後は日本円で表示しましょう、ということになりました。
それについて、タムさんと打ち合わせたときの会話です。


ミ「**ツアーは、これまで68ドルでしたね。
  では、円建ての価格を、いくらにしたいですか?」
タ「えと、7446円。」
ミ「それでは、計算がめんどうです。
  いちいちお釣りを用意するのも、たいへんですよ。
  キリがいいところで決めましょうよ。
  『キリがいい』って、意味、わかりますか?」


ここでひとくさり、『キリがいい』ということばの解説をします。


タ「じゃ、7300円。」
ミ「えっ 146円も切り捨てちゃうの?
  それじゃソンしちゃうじゃない?
  そういうときは、せめて、7400円にしましょうよ。」


そこでタムさん、すごいことを言いました。


「4は、キライね。」


絶句。


ミ「あの…。それ、どういう意味ですか?」
タ「4は、死ぬ、という意味です。よくないです。」


1時間半かけて、為替について、
懸命に説明したあげくの言葉が、
これでした…。


ぶあっはっはっは。


私、そりゃあもう、笑いましたよ。
笑って、笑って、笑い転げて、
涙が出るほど笑って。


私があまりにも笑うので、
タムさんもおかしくなって、
ふたりで笑い続けました。


以下、タムさんの説明です。
「1は、生まれる。
 2は、育つ。
 3は、病気になる。
 そして4は、死ぬ。
 数字には意味があります。
 だから、ツアー価格に4は使いたくないです。」


なるほど。


ミ「ちなみに、5はどんな意味なの?」
タ「元にもどるね。だから、5は、1と同じ意味です。
  『生まれる』だから、いい意味です。」


「それなら、価格は7500円にしましょう。」


これが私です。爆


その後も、なんだかんだとやりとりがあったのですが、
2時間かけて、ようやく、7400円で納得してもらいました。


タ「ひとり7400円で、二人分なら、いくら?」
ミ「えっと、14800円ですね。」


「やっぱり、4があるね…。よくない。」


タムさん、頼むよ…。(泣)


いろんなところで、寄り道しながら、
それでもなんとか、お仕事をしてる、
私たちです。笑


この日の朝ごはんです。


おこわ(ソイ・セオ)、豚肉のでんぶふりかけ、韓国海苔、冷たいお茶。


お昼ごはんは、なんと、同僚のハイさんが作りました。
勤務時間中に、タムさんの代わりに料理する、ハイさん。
このへんの、仕事も何もいっしょくたのところには、
ちょっと戸惑います。


ベトナムハンバーグ、さつまあげ、ブロッコリー、ピーナッツ、赤米、きゅうり。

小魚のベトナム風佃煮。ハイさんの得意料理です。

焼き魚。


そして晩ごはんです。


焼き豚、豚肉と野菜の炒め物、ゆでキャベツ、さつまあげ、ごはん、ゆで卵、スープ(ほうれん草、肉だんご)、デザート(グァバ)。


(つづく)


(おまけ)
9月25日の、朝の東河門と、付近の風景です。


東河門

ノンラーと天秤棒は、ハノイの風景には欠かせません。^^

雑貨売りの女性。

おこわ売りの女性。

たくさんのトッピングをのせ、蓮の葉で包んだものを、ビニールに入れてくれます。

パンに具をはさんで売っています。ほんの少しでもスペースがあれば、商売をしないと気がすまない民族性なのか。笑

この女性は、料理中。豚肉でんぶふりかけを作っています。どうして台所でやらないのか?笑


ハノイの歩道は、いつも、
「歩いていない人々」でいっぱいです。

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