MIYO'S WEBSITE - 全盲難聴のんたんの記録と卵巣ガン、そして旅日記。

超未熟児で生まれた後遺症で、全盲難聴(盲ろう)となったのんたん、双子の妹あみちゃんと共に楽しく生きる家族のお話です。
子どもたちは24歳になり、毎日元気に楽しく暮らしています。
卵巣ガンになって思ったことも、少しずつ書き始めました。
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定年でもベトナム。ハノイで始める、お仕事日記 49 - ベトナムのお昼ごはん「田ウナギの春雨スープ麺(Miến lươn:ミエン・ルオン)」(2019年9月18日/18日め)

2019年9月18日 田ウナギの春雨スープ麺(左)とお粥(右)。


9月18日


今日の朝ごはんは、牛肉のフォーです。
それに、お砂糖がいっぱいの、甘いベトナムコーヒー。


牛肉のフォーとアイスベトナムコーヒー、スティック野菜(きゅうり)。


前日、タムさんに、
「朝ごはんに炭水化物はやめましょう。」
と言ったばかりなのですが(笑)。
あま~いベトナムコーヒーも、
週に一回でいいのですが(苦笑)。


お店で食べるフォーは、おいしいし、
せっかくベトナムに来たのだから、
まあ、食べます。
でも、家で、インスタント袋麺で作ったフォーを
あまり食べたいとは思わないんですよね…。


そうは言っても、お世話になっている身。
拒否はできないので、食べます。
…おいしいです。(苦笑)


ということで、黙々とフォーを食べていると、
タムさんが話しかけてきました。


タ「MIYOさん、日本人は『うなぎ』を食べますか?」
み「はい。食べますよ。」
「では、今日のお昼は、うなぎを食べましょう。」


えっ
なんとなく、コワいです。


み「うなぎは食べられますが、
  ほんのひと口でいいです。
  たくさんは食べられないです。」


と言ってみましたが、
たぶん、タムさんは聞いていなかったと思います。笑


ということで、お昼ごはんは、うなぎです。
そう。ベトナムにも「うなぎ料理」があるんです。
正確には、「田ウナギ」です。


この写真をはじめに見ていたら、たぶん食べなかったと思います。泣(画像をお借りしました。)


この日、同僚のハイさんは、
友人の結婚式だとかで、お休みです。
なので、私とタムさんのふたりででかけました。
お店は、家から歩いて数分のところです。


田ウナギ料理のお店。

入り口のガラスケースの裏側が、厨房です。

こんな感じ。^^

お店の奥は、オーナーの家庭のダイニングです。これが、一般的なベトナム家屋の間取りです。私が住んでいる家も、入り口付近がオフィスで、奥がダイニング。まったく同じです。仕事と家庭がいっしょくたなんですね。お店に来た人たちにキッチンを見られるのも、平気みたいです。

メニューです。上から、田ウナギの春雨スープ麺、田ウナギのスープ、田ウナギのお粥。田ウナギしかありません(泣)。価格はどれも、30000ドン(約150円)。


「おかゆと春雨、どっちがいいですか?」
と聞かれ、なんとなく、
「春雨」
と答えたら、こんなのが来ちゃいました。(泣)


「田ウナギの春雨スープ麺(ミエンルオン)」と、タムさんの「田ウナギのおかゆ(ミエンチャオ)」。


ど、どっちもやばいかも…。
ここで少しご説明します。


【田ウナギの春雨スープ麺(Miến lươn:ミエン・ルオン)】
Luon(ルオン)とは、ベトナム語で田ウナギ(田鰻)のことです。
体長30㎝~40㎝ほどの淡水魚。
主に東南アジアから東アジアに分布し、水田などに棲む生き物です。
この田ウナギを、カリカリに揚げてトッピングしたのが、春雨スープ麺
モヤシと香味野菜、それにタマネギの揚げたモノが脇役。
Miến(ミエン)は、春雨麺のことです。
見た目よりあっさりしている麺料理なので、二日酔いの朝でも美味しくいただけます。
田ウナギは、ベトナムでも精のつく食べ物で、
チカラの源のようです。


…と、ネットにはあるのですが。
この日のミエン・ルオンを見てみると、
カリカリに揚げてなんかありません。


「ただ煮ただけの田ウナギ」が大盛の春雨スープ麺。スープの色が緑がかっていて、春雨がすごい色になっています。

トッピング野菜をのせると…、

こんなふうになります。どうやっても、おいしそうには見えないのですが(泣)。

しかたないので、リフティングなんかしてみました。春雨がうっすらと緑がかっていて、違和感が…。

近くで見たら、こうですよ。うあ~っ…。みなさん、これ、食べられますか?


これはウナギ、これはウナギ…。
と、自分に言い聞かせながら、
必死で食べました。


でも、日本のウナギと違うんです。
かば焼きのように、濃い味付けだとわからないのでしょうが、
なにしろスープ麺です。
ウナギの泥臭さを感じてしまいます。
そして、身がしまっているのか、
弾力があって、かみ切ることができず、
長い一切れを、まるごと口に入れることになります。


ぐちゃぐちゃしていて、骨っぽい。
そのうえ、スープが全然おいしくない。(泣)


罰ゲームのようでした。
なんとか食べようとしましたが、
限界でした。


トップの写真より、少しは減っています。努力はしたのです。(汗)


箸を置いて、茫然としているMIYO。
タムさんはと言うと、
お粥を快調に平らげています。
そして、ふと顔をあげて、
放心状態のMIYOに気がつきました。(苦笑)


「もう、ウナギの店には、来ない方がいいね?」


うなづく私。
ベトナムに来て、初めての完敗でした。(苦笑)


田ウナギのおかゆ。こんなの誰が考えたんだ、と思う。


考えてみたら、朝ごはんで、いきなり、
大盛の牛肉フォーを食べさせられたのです。
それがお腹にもたれて、
お昼になっても、空腹を感じませんでした。


にもかかわらず、お昼ごはんで、
大盛の春雨スープ麺なんて、
はじめから無理だった、と思います。


一日に二回も大盛の炭水化物なんて、
本当にやめてほしいと思います。
この食生活、どうやったら改善できるのか…。


そんなことを言ってるうちに、晩ごはんです。

骨付き豚肉のから揚げ、ヤシの実と豚肉の甘辛炒め。

冷凍のフライドポテトのような形をしていますが、これはヤシの実(ズア)です。

付け合わせのブロッコリーとスープ(大根、ブロッコリー、人参、豚肉、ねぎ)


晩ごはんは、おいしくいただきました。
ローさんは、今日もいません。
泊りがけのツアーのガイドにでかけているため、
今日は帰れないのです。


ふだんでも、帰りが遅いことが多いので、
いっしょに夕食をかこむことは、
ほとんどありません。


家族のために、懸命に働くローさん。
たいへんだなあ、と、いつも思います。


(つづく)

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